プロローグ
多少変じゃないと思う部分も多々あるかも知れませんがご了承ください。
そう遠くない未来、日本はアメリカや中国に負けない独立した経済大国となっていた。人は、暑いときは涼しく、寒いときは温かいという快適な服を身につけ、小学生からご老人まで誰もが超高性能の携帯を持ち歩き、車も手をかざすだけでドアが開き、目的地を設定すれば、すぐその場所に着くというものになっていた。貿易や文化交流も盛んに行われ、今までの反日などがウソのように消え去り、誰もが笑える時代になっているはずだったのだが・・・・。
そうした日本にある大企業が力を持っていた。その企業の本社は改名された県名「ネオトウキョウ」と言う大都会にあり、その企業があるビルの高さは、約二千階建てで下から見ればビルの頂がかすんで見えるほどだった。その企業に全世界に五百近い支社を持っており、世界でもっともでかい企業といっても過言ではないだろう。その上、その会社が取り扱う製品はパソコン、テレビの精密機械から食品、旅行まで幅広い分野で羽を広げて、かつ丁寧で綺麗でおいしく、楽しくまさに最高の企業だと思われたがその製品が出回り始めたころ異変が起こった。小学生から50代の人までで目をカッと見開いたまま倒れているという事件が起こった。しかも脳、心臓、血管などがすべて時が止まったように停止しているのである。もちろん国民は企業が何か知っているのではないか、早く企業をどうにかするように言ったが証拠が無いため何もできないの一点張りだった。中には強行突破でビルに入ろうとするものもいたが警察に容赦なくそのものは射殺された。だから誰もが指をくわえてみる事しかできなかった。
そういう世界に生まれた単なる普通の高校生、赤城正輝。彼が後に反乱軍のリーダーになりこの日本を一変させることなどこの時誰も予想していなかった・・・。