今日1日の発表会だよ~!
読んで頂きありがとうございます。
アクセス数にビックリしています。
この話しは、視点が代わります。
読みにくいてんも多々あると思いますが、編集の仕方も良く分からないものでごめんなさい。
いつの間に海岸沿いに出ていた。
丁度夕陽が海に沈む間際で空一面オレンジシャ‐ベット色に染まり俺は、息を飲んだ。
いつか、奈都に見せてあげたい。
携帯をカメラモ‐ドに切り替えて写真におさめた。
軽く両腕を突き上げ上体を伸ばしてメットを被り車体を転がした。奈都の待つ我が家に
俺、やっぱり奈都に毒されてるかもな。
鈍感でバカな奈都だけどやはり手放せそうにないや・・・
ごめんね。
奈都・・・
バイクをガレージに止めて玄関に手をかけると、ドアが開き奈都が飛びついて来た。
「和君、おかえり~。何処まで行ってきたの?今日は、遠くまで行ったの?」
矢継ぎ早に喋る奈都に俺は、にやけてしまう。
奈都を受け止める腕に力が入る。
「な~つ。腹ペコだよ。中に入れてくれ。」
奈都の髪を撫でるとキラキラした瞳で見つめてきた。
「あっ、ゴメン!今日は、和君の好きなビーフシチューだよ。
御飯食べたら発表会だよ(^O^)」
夕食を食べ終わって、和君と二階の和君の部屋に上がった。
SDチップをパソコンに入れてまず私が写した写真を鑑賞した。
「奈都の写真は、ぬいぐるみばっかりだな。後、母さんとケ‐キ食べに言ったんだ。」
和君は、マウスをクリックしながら穏やかな顔で画面を見ている。
「和君、一番最後の写真が本日のベストショットだよ。」
最後の写真をクリックする和君。
その瞬間目を見開く和君。
「撮られたのわからなかったよ。」
和君が嬉しそうに愛車のR君を触っているところ。
「和君が嬉しいと私も嬉しいんだよ~!」
和君は、何も言わずに私の髪を撫でた。
「次、俺の写真な。」
和君の写真は、朝の私の寝顔、あくびをした私、いつ撮られたのかわからない程私で溢れていた。
「和君ってスト‐カ?」
私は呆れて和君を見上げた。
「うるせ~!俺のベストショットだ。」
海に夕陽が沈む間際、辺り一面オレンジシャベット色に染まった空
「綺麗ダネ。」
「何時か一緒に行こうな。」
和君は、私を抱き寄せて囁いた。
和君の低くもなく高くもない声が心地いい。
「私、和君の声大好きだよ。」
和君に身を任せて囁いた。
「声だけ?身体は、もっと凄いよ。奈都」
私の耳たぶをかぷっと甘噛みする。
かばっと和君から起き上がり噛まれた耳を抑えた。
「きゃず君、幼なじみは、こんな事しません。」
私は、ふるふると頭を振りながら距離をとった。
「和君、なんでこんな事するの?可笑しいよ!」
和君は口角をにっと上げると私の方に腕を伸ばした。
「あァ、可笑しいよ!狂っている・・奈都の鈍感さが羨ましいよ。」
私の指先を掴み重ね合わせる。
「奈都?今日から本当に一人で寝れるのか?」
和君は、真剣な顔をして私を覗きみる。
「はい。頑張って見ます(^v^)シャルルもぷりんも居ますから。
和君お願いが有るのですが、いいですか?」
和君は、んっ?と顔を見上げた。
「和君の匂いをシャルルに付けて欲しいです。」
「俺の?このウサギを抱きしめろってか?」
私は、ブンブンと頭を降って和君の腕を揺らした。
「和君の愛用している香水を付けて欲しいです。」
「俺の?」
和君はマリン系の香水を愛用してます。
和君は、アトマイザ‐を持って来るとシャルルの目立たない場所にシュッとかける。
和君からシャルルを貰うと抱きしめた。
「和君の匂いです。でも何時もの 匂いと若干違います。何故ですか?」
「香水っていうのは、付けたひとの身体の匂いと体温と混じりあってその人オリジナルのものになるんだ。同じ香水でも違うと感じるのは、当たり前なの。」
和君はツンとオデコをつついた。
「な~つ!お風呂にはいりなさい。」
彩ママが呼でいる。
「は~い !」
私が答えて自分の部屋に戻ろうとすると、
「な~つ!久しぶりに一緒に入る?身体の隅々まで洗ってあげるよ。」
和君は、私の肩に顎を乗せて指先で首から鎖骨まで撫で上げる。
「だっ大丈夫です。一人ではいります!」
和君の腕から逃げて自分の部屋に戻ったの。
和君(/--)/エロエロ大魔王降臨です!
「和~!ちょっと降りて来てちょうだい。」
ばばあが下で騒いでいる。
俺は、ゆっくりと起き上がり下に降りた。
「和?紅茶でもいかが?」
わざとらしくにっこり笑う母さん。
俺もにっこり笑って頷いた。
「なぁー。奈都に余計な事言っただろ?」
俺と母親は、吐き気がするほど気性が似てるから顔では、笑っていても緊張がみなぎる。
「あら?何の事かしら?」
わざとらしくにっこりしながら首を傾げるばばあ。
歳を考えろって言うんだ。
俺は、こめかみがひくつくのをかんじながら紅茶を飲んだ。
「和、聞いてちょうだい。」
急に真面目な顔になる母親。
俺は、ソ‐サにカップを置いてソファに深く座った。
「奈都の両親なんだけど会社がアメリカで起動に乗り始めたから移住するようなの。」
俺は、ソファから身体を起こして身を乗り出した。
「えっ?」
次の言葉が出て来なかった。
奈都の両親がどれ程奈都を愛しているか分かっているから。
「何時、行くの?」
俺は、呟くように聞いた。
(奈都が俺の元から何時居なくなる?)
母さんは、フッと息をつくと俺を見上げた。
「夏休みが、始まったらすぐにね。あちらのスクールは、9月から始まるから少しゆっくり親子で休暇を取るんだって。」
「そう。」
「奈都は、まだしらないの。」
母さんの声が俺をおいかけた。
「分かった。」
俺は、呟くと二階に上がった。
そのまま、ベットに横になり目を閉じた。
奈都がどれ程両親と一緒に暮らしたいか知ってる。
俺から、旅立つのか・・
「暑い~。」
奈都が無防備な姿で部屋に入ってきた。