第2幕:旅立ち
ふくろうさんのいう話では緑長ヘビは北の海に住んでいるとの事でした。
そしてその海目指して行く3匹。
ちゅう太:みんな歩くの早いー。
ぜーぜー言いながら喋るちゅう太。
ニャン吉:お前が遅いだけだろ。
と言われるちゅう太。
ちゅう太:おいらは体が小さいんだ。遅くて当たり前だろ。
ポン太:まあまあ2人共。ちゅう太、おいらの頭の上に乗っかれよ。
ちゅう太:え?そりゃありがたいけど…。悪いよ。
ポン太:いいって。そのほうが早く歩ける事もあるし。
ちゅう太:わかった。ありがとう。
と頭の上に乗っかったちゅう太。そしてさっきのペースより早く歩き始めるのでした。
ニャン吉:お前だけずっこいな。
と不機嫌気味なニャン吉をよそに歩いていくポン太なのでした。
海までどのくらい遠いんだろう。
ポン太:ああ。ふくろう先生に聞いておけばよかったな。
などと話していると平らな獣道から山道に変わりました。
「怪我しないよう注意すれよ。」とニャン吉が声をかける。
「わかった。」と2匹。
少し行った所で立ち止まる。
「こりゃ、う回していった方がいいな。」と山の上のほうを見ながら言うニャン吉。
「遠くなるぞ。」とポン太。
ニャン吉:岩だらけの道で怪我をするよりましだ。
ポン太:そうだな。そうするか。
そうして3匹は山沿いの森の中を進む事にしました。
進む事数時間後、一本の川にぶつかりました。
ニャン吉:お?川だ。
ポン太:そういえばのどが渇いてたな。休憩しよう。
ちゅう太:さんせーい!
3匹水を飲んだ後、昼寝する事にしました。
時はちょうど昼頃、晴れていた日だったので、木陰で3匹寝ました。