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勉強ができる友達を1人は作っておけ

碇矢先生「よし。前にやった期末テストを返却するぞー。赤点の奴は追試な」


加藤「神様。お願いします」


志村「どうかどうか。30点お願いします」


碇矢先生「加藤。29点」


加藤「はあああああああ!?!?」


志村「あはははははは!!加藤ざまあ(笑)」


加藤「絶っ対に採点ミスがあるはずだ!!探し出してやる!!」


志村「無い無い(笑) お前は追試確定だ(笑)」


碇矢先生「志村。お前は9点だ。やる気あるのか??」


志村「え!?!?どうすればこんな点数になんの!?」


碇矢先生「俺が聞きたいわ!!」


加藤「お前、その点数でよく俺を煽れたな!?」


碇矢先生「まったく、お前達はまた追試か…何度も何度も懲りない奴らだ…」


志村「うわー。まーた追試かよ…」


加藤「なんで俺勉強してるのに、いっつもコイツと追試受ける羽目になってんだ…」


志村「簡単だよ。お前がアホだからだ(笑)」


加藤「なんだとゴルア!!」


志村「まったく可哀想な奴め。やーいアーホアーホ!!」


加藤「全部ブーメランだからな!?」


碇矢先生「いいか。今回の追試でも赤点取ったら、強制留年だからな」


加藤・志村「「ダニィ!?」」


志村「ちょ、ちょっと厳しすぎませんか…?」


加藤「そーですよ!!やってもできない人だっているんですよ!?」


志村「そうそう。コイツみたいに(笑)」


加藤「はあ!?俺は今回まっったく勉強してなかっただけだし!!すればできるし!!」


加藤「……あ」


碇矢先生「ほうほう。そうなのか。まっったく勉強してなかったんだな」


加藤「い、いや違うんです!!今のはコイツに言わされたというか…」


碇矢先生「方針は変えん。少なくとも勉強してきたという爪跡は残せ。」




志村「どーすんだよ!!このバカ野郎!!」


加藤「うるせえぞ!!テメエが俺をやり玉に挙げるからだろうが!!」


志村「人のせいにすんな!!」


加藤「テメエこそ!!」


出木杉「あ、あのさ!」


加藤・志村「「ん??」」


出木杉「も、もし良かったら、僕が勉強教えようか??」


加藤・志村「「え?」」


出木杉「いやだから、もし良かったら、僕が教えてあげよっか??」


加藤・志村「「え?」」


出木杉「いやだから、もし良かったら…って何回言わせんだよ!!」


加藤「いやだって…」


志村「どうしたの急に…」


出木杉「あのさあ、こう見えても僕、優等生だからね??勉強を教えるくらいわけないよ」


加藤「いやまあ名前「出木杉」だし、それはなんとなくわかるけど」


志村「ぶっちゃけお前、出番なさ過ぎて存在忘れてたわw」


加藤「それな!(笑)」


出木杉「ひ、ひでえ!!もうテメエらなんか知るか!!」


加藤「とかいって、出番が消え去ったんだよな(笑)」


志村「そうそう。懐かしいな。気づいたらこのクソ物語も、もう34話か」


加藤「それもこれも読者の皆様方のおかげでございます。」


志村「ありがとうございます。」


出木杉「だから何の話!?」


加藤「まあ、そろそろコイツにも出番を与えてやるか」


志村「そうだな。モブキャラにもたまにはな」


出木杉「誰がモブだ!!」


加藤「あ、そうだ。ついでだし高木も呼ぼうぜ」


出木杉「遊びに行くんじゃねえんだぞ!?」


加藤「でさあ、どういう風の吹き回しよ」


志村「そうそう。お前から俺らを家に招待するなんて」


出木杉「いや、まあ、最近君たちが、勉強できてるのか心配で…」


加藤「え?なんて?」


出木杉「か、かかか勘違いにしないでよね!お前らがあまりにも勉強できなさ過ぎて、可哀想だと思っただけだからね!!」


加藤「うわ、男のツンデレはガチキッツいわー…」


志村「ごめんやっぱ行きたくなくなった…ゲロ吐きそう」


出木杉「なんだよお前ら!!もう勉強教えてあげないぞ!?」


加藤「いや、頼んでないんだけど…」


志村「さよおなら。」


出木杉「へえ。いいのかな?そんなこと言って。君達だけで勉強できるのかな??」


加藤「………………」


志村「………………」


出木杉「前回は新垣さんへの愛のパワー(?)でなんとか勉強できてたけど、今回は君たちだけだ!しかも高木君は天才型だから、教える面ではまったく役に立たない!」


加藤・志村「「た、確かに!!」」


~回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


加藤「なあ高木。勉強教えてくれ」


高木「なにこれ?わからん」


加藤「は??お前この前のテストでできてたじゃん」


高木「あーあれは、あの日あの時あの場所だったから覚えてただけ」


加藤「東京ラブストーリーか!!」


志村「古いわ!誰が知ってんだ!?」


加藤「じゃあこの問題は!?」


高木「えーダル。勉強やめて、もう遊ぼうぜー?」


志村「ふざけんなテメエ!!いつもそんなこと言って、テメエはいい点とって、俺らだけ赤点取る羽目になってるじゃねえか!!」


高木「それはお前らがアホすぎるだけだって(笑)」


加藤・志村「「ぶっ殺す!!」」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


加藤「…………………」


志村「…………………」


出木杉「でしょ??だから僕に聞いた方がいいよ(笑)」


加藤「まあ確かに、テストの話くらいしか出木杉の出番ないもんなあ…」


志村「そうだな。たまにはコイツに出番をやるか…」


出木杉「本当に素直じゃねえな!!」


高木「おっすー!出木杉の家で遊ぶと聞いて来たぜ」


加藤「本当に呼んだのか!!」


志村「いやだって、人数多い方が楽しいじゃん(笑)」


出木杉「だから、遊びに行くんじゃねえんだよ!!」




加藤・高木・志村「「「おじゃましまーす」」」


出木杉「どうぞどうぞ」


加藤「あ!!ワンピース全巻あるじゃん!!早速読もうぜ!!」


高木「それな!!俺あの辺の話もう忘れてんだよね!」


出木杉「ちょっと!!なに早速遊ぼうとしてんだよ!!」


志村「お前こそ、普段から優等生ぶってるくせに、なに漫画なんて買ってんだよ」


出木杉「別にいいだろ!!優等生が漫画買ってても!!」


志村「うわ、自分で優等生とか言っちゃったよ…引くわ…」


出木杉「あーもう、うるさい!!さっさと勉強するぞ!!」


加藤・志村「「えーーー??」」


出木杉「えーじゃない!!」


高木「お前ら、せいぜい頑張れー(笑)」


加藤「あいつマジ腹立つ…」


志村「ぶち殺してえ…」


出木杉「よし。じゃあ早速数学から始めていこう」


高木「出木杉―。喉乾いたー」


加藤「俺もー」


志村「なら俺もー」


出木杉「はあ…お茶でいい!?」


加藤「俺、三ツ矢サイダーがいい」


高木「俺コーラ」


志村「俺オレンジジュース」


出木杉「贅沢か!!自分で買ってこいや!!」


出木杉「まあ、全部あるけど…」


加藤・高木・志村「「「あるんかい!!」」」




加藤「うめえーーー!!」


高木「あー快適」


志村「ちょっと暑くね??冷房つけようぜ」


出木杉「お前ら、ホンットに自由だな!!自分の家じゃねえんだぞ!?」


加藤「ほへ~~~」


高木「涼し~~~」


志村「幸せ~~~」


出木杉「人の話を聞けえええええええ!!」


加藤「オイオイ。落ち着けよ」


志村「そうそう。血圧上がるぞ??」


出木杉「誰のせいだと思ってんだ!?」


加藤「今度はお腹減ったな」


高木「なんか食いたくね??」


志村「お菓子食べたい」


出木杉「……やらんからな??いいから勉強するぞ!」


加藤「お腹減って、やる気起きない」


高木「俺も」


志村「腹が減っては戦はできぬ」


出木杉「…あのさ、普通は君達が、我が家にお菓子とかの差し入れするのが常識だと思うんだけど??」


加藤「俺達に常識は通用しない!!」


出木杉「それ、自分で自分を異常人って言ってるだけだからな??」


加藤「ほい。これ。カントリーマアム」


高木「はい。これ。アルフォート」


志村「はい。これ。酢昆布」


出木杉「なんだ。みんなちゃんと持ってきてたんだな!!まったくツンデレなんだから…」


出木杉「…ってこれ、そこの机に置いてあった僕の家のお菓子じゃないか!!何を自分が買ったみたいな感じで渡してきてんだよ!!」


加藤「チッ。ばれたか」


高木「勘のいいガキは嫌いだよ」


志村「酢昆布とかマジでセンスねえ」


出木杉「なんでこんな文句言われてんの!?マジで追い出すぞ!?」


加藤「ごめんごめんて(笑) よしお前ら、お菓子買ってくるか」


高木「そうだな」


志村「そうしよう」


出木杉「…………………」


出木杉「あれ??今日何をしようとしたんだっけ??」


~3時間後~


加藤「ただいま」


出木杉「おっそいよ!!今何時だと思ってんだ!!」


加藤「お母さん!?」


加藤「イヤーすまんすまん。なんか近くにゲーセンあったからついつい寄っちゃってさ(笑)」


出木杉「で、お菓子は!?」


加藤「………あ」


志村「忘れた……」


出木杉「何をしに行ったんだお前らはア!!」


加藤「ごめんごめん。また買いに行ってくるわ」


出木杉「やめろ!!とゆうか、加藤と志村は残っていい加減勉強しろ!!」


高木「じゃあ、俺が適当に買ってくるわ」


加藤「じゃあ俺、ポテチとじゃがりことカントリーマアムとタケノコの里と」


志村「俺はポテチとじゃがりことアルフォートとキノコの山とアルフォートと」


高木「言っとくけど、自腹だからな??」


加藤・志村「「ポテチだけでお願いします……」」


高木「出木杉は酢昆布でいいべ?」


出木杉「良くないよ!?」


高木「なんで?お前酢昆布好きじゃねえの?そこにあんじゃん」


出木杉「これはお父さんのお菓子だわ!」


高木「りょーかい。じゃあ適当に買ってくるわ」


出木杉「ふう。やっと勉強できるのか…」


加藤「ふむふむ。この漫画おもしれえな」


志村「こっちの漫画もおもろいぞ」


出木杉「何を平然と漫画読んでんだ!!」


加藤「あ、スマブラあるじゃん!!やろーぜ!」


志村「やるな!!勉強しろ!!」


加藤「いーじゃねえか。休憩しよーぜ」


出木杉「休憩以前に、勉強をまだしてねえだろうが!!」


〜10時間後〜


加藤「あーマジで疲れた…」


出木杉「10時間は勉強したからね。お疲れ様」


加藤「しっかし、よく俺らなんかに勉強教えてくれるよな」


志村「それな。マジでありがとな」


出木杉「まあ…友達だしね…」


加藤「で、出木杉い…」


志村「なんていい奴なんだ…」


加藤「今まで、自慢ばっかしてくるゴミクズ野郎かと思ってた…」


出木杉「そんなこと思ってたの!?僕、自慢なんてしたことあったっけ!?」


出木杉「まあでもこれで、明日のテストは大丈夫だと思うよ。要所要所は抑えたし、確認もしたから覚えてるはずだし」


加藤「確かに、正直赤点取る気しねえわ!!」


志村「流石、学年12位の実力者だぜ!!」


出木杉「なんか、改めて聞くと微妙な肩書だな…(笑)」


~テスト中~


加藤(なんだこれ!?問題クソ簡単やん!!)


志村(半端ねえ!!俺、天才に生まれ変わったのか!?)


~テスト終了~


加藤「ヤッベエえええええええ!!これは余裕!!余裕で8割行くぜ!!」


志村「俺も俺も!!問題簡単すぎた!!マジで天才に生まれ変わったわ!!」


高木「良かったな、お前ら。出木杉の家に行っといて」


加藤「ああ。マジでお前のおかげで助かったわ!!ありがと!!」


志村「ホントにありがとな!!」


出木杉「い、いや~~、そんな褒められても、嬉しくねえぞ!コノヤロー!」


加藤「チョッパーか!!」


志村「いやでも、マジでありがとう!!」


出木杉「今度はさ、スマブラとかもやりにおいでよ!!」


加藤・志村「「あ、それは結構です」」


出木杉「なんでだよ!!遊びに来いよ!!」


~2日後~


碇矢先生「じゃあ、追試を返すぞー」


志村「よっしゃー!!82点!!俺は天才だあアアアアアアア!!」


高木「スゲエじゃん。マジで出木杉すげえなあ」


志村「これから毎回アイツに聞くわ!!マジで神!!ちなみにお前は?」


加藤「…………………」


志村「おい加藤!!お前どうだったんだよ!?」


高木「お前も8割だったのか??」


加藤「…………………」


高木「え……?51点……??」


志村「…よ、良かったじゃん…留年回避できて…(苦笑)」


加藤「なんでだあああああアアアアアアア!!」


〜完〜

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