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バンドなんて、無計画で組むもんじゃない

~文化祭1週間前~


加藤「おいお前ら!!これ出ようぜ!!」


「後夜祭 軽音バンドコンテスト」


高木「えー??ダル…」


志村「それな。練習しなきゃいけねえじゃん…」


高木「これ以上忙しくしたくねえよな??」


志村「マジでそれな。やってらんねえよ」


加藤「いいのか??女子にモテなくて」


志村「は??」


加藤「お前さ、バンドマンがどれだけ女にモテるかわかってんのか??」


志村「マジで!?」


加藤「俺の知ってるデータでは、バンド経験者の99%に彼女がいたことがあるらしい」(※そんなデータはありません)


志村「なん…だと…?」


加藤「さらに、バンドマンには非リアのザコザコ童〇なんて1人もいないらしいぞ!?」(※そんなデータもありません)


志村「やるやる!!俺はバンドマンになる!!」


高木「ま、頑張ってー」


加藤「いや、お前もやるんだけど」


志村「そうそう。なにを他人事感出してんだよ」


高木「はあ!?やらねえよめんどくせえ!!」


加藤「マジで頼む!!」


高木「めんどい」


志村「一緒にトップバンド目指そうぜ!?」


高木「目指さねーよ!!」


加藤「お前以外にも誘いたい奴は山程いるけど、とりあえず来てくれよ!!」


高木「いや勧誘下手くそか!!せめて嘘でも「お前しかいない」と言え!!」


加藤「ジョーダンだよジョーダン(笑) お前しかいねえから来てくれ」


志村「そうそう。お前しかいねえから」


高木「ハイハイ…めんどくせえ…」


加藤・志村「「よっしゃー!!」」


加藤(クックック。これで高木のイケメンパワーで女子が集まってくるぜ!!)


志村(俺と加藤じゃ役不足だからな。人を集めるためには高木の力が必要不可欠だ)




加藤「よし。じゃあ早速練習するぞ!!」


志村「ああ。時間もないしな」


高木「ところで、ここにいる全員素人よな?どうやって上達させるつもりなんだ??」


加藤「…………………」


志村「…………………」


高木「超無計画!!」


高木「おい!!誰か知り合いに軽音部の奴はいねえのか!?」


加藤「リア充となんて誰が知り合いになるか!!」


高木「お前の友達の基準ってそこなのか!?」


志村「てか軽音=リア充って決めつけんなよ!!」


加藤「断言する。軽音部はリア充の集まり」


志村「いーや!!非リア充の軽音部だって絶対いる!!」


高木「今その話どーでもいいだろ!?別に軽音じゃなくていいから、バンドできるやついねえのか!?」


北野「呼んだ!?!?」


加藤・高木・志村「「「は???」」」


北野「やれやれ。再び俺様の出番のようだな…」


加藤「いや。マジで呼んでない」


高木「失せろ」 


志村「死ね」


北野「辛辣すぎるだろ!!俺はお前達を助けようと思ってきたんだぞ!?」


加藤「お前に助けられるくらいなら死んだほうがマシ」


北野「どんだけだよ!?」


高木「まあまあ。100%嘘だろうし天地がひっくり返っても絶対ありえないけど、もし北野が、本当に信じられないけどマジで奇跡的に音楽に精通してるんだとしたら、教えてもらった方がいいんじゃないか??」


北野「どんだけ疑ってんの!?本当だわ!!俺は昔ギターやってたから、ギターならできるんだよ!!」


加藤「嘘クセー…」


志村「超下手そう…」


北野「なんだコイツら!?見た目で判断すんな!!」


加藤「まあ、背に腹は代えられん。教えてくれ」


北野「しょーがねーな。じゃあ俺様のことは、北野大先生と呼びたまえ!!」


加藤「よろしく。北野カス先生」


高木「ありがとう。北野ゴミ先生」


志村「頼むわ。北野ゴミカスクズ人間の最底辺超オワコン死んだ方がマシはよ死ねランキング堂々の第1位バカアホハゲゴミカスゴm」

北野「いつ「先生」にたどり着くんだよ!!」


加藤「ツッコむとこそこ!?」


北野「というわけでまずは曲決めからだ。何を歌うつもりなんだ??」


加藤「カッコイイ曲」


高木「モテる曲」


志村「イケメンな曲」


北野「全然絞れねえ!!じゃあ好きなアーティストは!?」


加藤「ヒ◯ダンとか、ワ◯オクとか?」


高木「バンドなら俺もその辺かな」


志村「普通の歌手なら、ヨ◯ソビとか?」


北野「まったく…ミーハーな奴らだ…」


加藤・高木・志村「「「ああん!?!?」」」


北野「俺みたいに、まだ名も知られてないバンドとか、洋楽とか聞けよなまったく…」


志村「出た出た。人より違うことしてイキる奴」


高木「それをめっちゃアピってくるのが最高にダサい。」


北野「まあともかく、その中でやりたい曲を選んでくれ」


加藤「それなら、ワ◯オクの「完全感覚Dreamer」とか??」


北野「難易度高!!初めてでやる曲じゃねえ!!」


加藤「いやいやできるっしょ」


志村「それな。俺達ならいけるべ」


北野「どっから来るんだその自信!!」


加藤「じゃあどーすんだよ?」


北野「今からじゃ練習する時間もそんなないし、もっと簡単な曲をやるしかない」


加藤「例えば??」


北野「「君が代」だ」


加藤・高木・志村「「「舐めてんのかテメエ!!」」」


加藤「そんなのもはやバンドじゃねえ!!」


志村「独唱じゃねーか!!」


北野「だからもはやバンドは諦めて、アカペラ集団になるしかない…」


加藤「ふざけんな!!コイツクビ!!」


北野「これがダメなら、「千の風になって」とか「さくら」とかだな」


加藤・志村「「ほぼ同じじゃねーか!!」」


北野「わかったわかった。そこまで言うなら「君が代」のロックバージョンはどうだ??」


加藤「「君が代」のロックバージョン??」


北野「そうだ。こんな感じ。きいいいいいいみいいいいいが!!よ!!よ!!よよよよよよおおおおおおおーーーーHey!!!」


高木「なんだコレ!?クソダッサ!!」


加藤・志村「「スッゲー!!超カッコイイ!!」」


高木「どこが!?」


加藤「いーじゃんいーじゃん!!ロックアレンジ!!」


志村「考えるのも楽しそうだしな!!」


北野「気に入ってもらえたなら良かった」


高木「じゃあ、楽器の弾き方も教えてくれ」


加藤「そうだな。そっちの方が重要だ」


志村「お前自慢のギターをみせてくれ!!」


北野「任せておけ(ドヤ顔)」


加藤「すげえ!!なんか頼もしい!!」


高木「初めて北野を尊敬できるかもしれんな…」


志村「今までいいところ皆無だったからな…」


北野「ならテキトーに1曲ひくぜ??耳の穴かっぽじってよく聞きな!!」


加藤「フォーーーーー!!」


高木「マジで言うことだけはカッケエな」


志村「ああ。バンドマンっぽいぜ」


北野「ギイイイイイ!!あれ?」


加藤・高木・志村「「「???」」」


北野「ギャギャギャギャ!!キーーーーン!!」


北野「あれ?おかしいな。なんだこの音は…あれ??」


加藤「……………………」


高木「……………………」


志村「……………………」


北野「ギャギャギイイイイイキーーーーン」


加藤「……………………」


高木「……………………」


志村「……………………」


北野「ガチッガチッ!!ブチッ!!」


北野「あ、弦が切れちゃった…てへぺろ(笑)」


加藤・高木・志村「「「全然弾けねえじゃねえか!!!」」」


ドカバキボカスカ


北野「いてえ!!」


加藤「なーにが「俺様の出番」だよ!!お前の出番なんて一生ねーよ!!」


高木「「耳の穴かっぽじって聞け」じゃねーよ!!カッコばっかつけやがって!!」


志村「テメエから学ぶことなんて何ひとつねえ!!さっさと帰りやがれボケが!!」


北野「ま、15年くらいブランクがあるからな。多少弾けないのはしょーがない」


加藤「はあ!?15年のブランク!?」


高木「お前、何歳の時やってたの!?」


北野「赤ちゃんの時」


加藤「記憶まったくねえだろうが!!」


高木「やってないに等しいわ!!」


志村「経験者感を出してんじゃねえ!!」


北野「いや、昔はマジで弾けたんよ!!」


加藤「赤ちゃんの時に、弾けたもクソもあるか!!」


高木「マジで時間返せ!!」


志村「とりあえず、テメエは生きてここから出れると思うなよ…??」


加藤「当たり前だ。挽き肉にして東京湾に沈めて深海魚の餌にする」


北野「ええ!?ちょ、ま、ギャアアアア!!」




加藤「ハア…どーすっか…」


高木「どーしようもねえだろ。北野があのザマだったんだから…」


志村「まあハナからあのボケには期待してなかったけどな(笑)」


加藤「いやー、女子達にカッコイイ所見せたかったけどなー…」


志村「モテモテ計画も終わりかぁ…」


加藤「せめて簡単な曲でもやれたらなあ…」


加藤「……………………」


高木「……………………」


志村「……………………」 


加藤・志村「「ロック版「君が代」やろうぜ!!」」


高木「いや、絶対やらねーよ??(笑)」


加藤「なんでだよ!?クソカッコよかったじゃねえか!!」


高木「どこがだよ!?鬼ダサだっただろ!?」


志村「センスねえなコイツ」


加藤「それな。カッコよさが何もわかってない」


高木「あ、そう。じゃあもう解散しよ(笑)」


加藤「おいふざけんな!!そしたら俺達が共にセッションした時間は何だったんだよ!!」


高木「まだ1分もやってねえけど!?てかセッションとかカッコつけんな!!」


加藤「頼む頼む頼む頼む!!!!」


志村「お願いお願いお願いお願い!!」


高木「お前ら、本当にこれでモテると思ってんの…?(笑)」


加藤「これの他に、「千の風になって」と「さくら」のロック版も入れるから大丈夫!!」


高木「どこがだよ!!全然変わんねえだろうが!!」


志村「頼む!!お前がいないと女子が集まってこない!!」


加藤「そうだよ!!俺達のモテモテ計画が破綻する!!」


高木「それが狙いか!!絶対帰るわ!!」


バタン!!


加藤「まったく…これが音楽の方向性の違いってやつか…」


志村「そうだな…こんな風に多くのバンドが解散していったんだ…」


加藤「しかしどうする?流石に2人はキツくないか?」


志村「誰か他にいないかなあ…」


北野「フッフッフ。ここで再び俺の出番のようだな…」


加藤「あれ?おい志村。まだ息があるぞコイツ」


志村「ミスった。ついつい加減して殺し損ねた」


北野「ちょっと待ってくれ!!聞けばお前ら、俺の提案したロック版「君が代」をやるらしいじゃねえか!!」


加藤「うん。そーだけど」


志村「それが??」


北野「俺のアイデアだぞ!?メンバーに俺がいないのはおかしいだろうが!!」


加藤「お前のアイデアは俺のアイデア」


北野「ビジネスジャイアン!?」


加藤「まあ、どーせ人手もいないし、こんなゴミでもいないよりはマシだろ」


北野「ひでえ言いわれよう!!」


志村「そうだな。音楽の知識も微妙にあるし」


北野「よっしゃー!!流石は大親友だぜ!!」


志村「この世で最大の不名誉!!」


加藤「とりあえず、練習しますか!!」


志村「それな。モテまくりバンド目指すぞ!!」


北野「打ち上げはカラオケ行こうぜ!!」


加藤・志村「「1人で行け」」


~後夜祭当日~


加藤「おい。こんなことあんのか…?」


志村「俺も見たことねえよ…」


北野「観客が、誰もいねえ…」


加藤「…………………」


志村「…………………」


北野「…………………」


加藤「いや、お前ら声かけたんだよな?色んな奴に」


志村「ああ。俺は男子テニス部の奴らには声かけた」


北野「俺も杉本と森田には声かけた」


加藤「女子に声かけろや!!」


志村「そういうお前はかけたのか??(笑)」


加藤「いやまったく。そもそもそんなしゃべれないし(笑)」


志村「よくそれで俺達を責められたな!?」


加藤「まあそれは置いといて…なんで誰もいねえんだよ!!」


志村「俺達の演奏なんて、誰も期待してねえってか!?」


加藤「俺達だってなあ、俺達なりに本気で全力で(1週間)練習してたんだよ!!」


北野「そーだそーだ!!そんな俺達をバカにして見に来ないなんて、信じられねえ!!」


高木「バーカ。ちゃんと来てるよ(笑)」


加藤・志村・北野「「「え???」」」


高木「ちゃんと見に来てるよ。新垣とかも連れて」


加藤「あ、あ、あ、あああ新垣しゃん!!??」


志村「な、な、な、ななななんでここにいるんでしゅか!?」


新垣「加藤君と志村君が必死に練習してたって聞いて、見に行こうと思ったの!!」


北野「え!?俺は!?」


新垣「えっと…ごめんなさい、どちら様でしたっけ…?(笑)」


北野「え……??(絶望)」


高木「新垣。コイツ一応クラスメイトだぞ(笑)」


新垣「え…??嘘!?ごめんなさい…」


加藤「まあ、コイツは気づかなくてもしゃーない(笑)」


志村「そうそう。覚えておくだけ損。知り合いになったらもっと損。友達なら死んだ方がマシ」


北野「なんてこと言うんだ大親友!!」


加藤「なら大親友は?(笑)」


志村「…………………」


花畑「やっほー!!アンタ達にはまあ、ほんの少しだけ世話になったから来てあげたわよ」


古手川「まったく…変な演奏したらただじゃおかないんだからね!?(訳:頑張ってね)」


加藤「…………………」


志村「…………………」


花畑・古手川「「いや、なんか言えや!!」」


加藤「いや、まあ、うん」


志村「どうも」


花畑「なにその反応!?完璧美少女であるアタシが来たんだから、もっと感動しなさいよ!!」


加藤「お前はキャバクラでの悲惨な現実を見て、まだそんなことほざいてんのか!?」


志村「メンタルスゲーなコイツ!!」


古手川「ちょっと!!あの時アンタ達を助けてあげたのに、なんなのよこの扱いのひどさは!!」


加藤「冗談だよ冗談。マジでありがとな」


志村「ホントにありがとう。あの恩は一生忘れない」


古手川「いや、ちょ、そ、そんな、きゅ、急に真顔でやめてよ//// ちょ、もー!照れる////」


加藤・志村((チョロ……))


浜田「オッス。俺らも来たぜー」


加藤「おー!浜田!それにテニス部のみんな!!」


浜田「しかしお前らがバンドやるとはな。マジウケる(笑)」


加藤・志村「「なにがやねん!!」」


浜田「だってどうせ、モテるためだろ?(笑)」


加藤「…………………」


志村「…………………」


加藤「い、いや??そ、そそそそんなわけないじゃん」


志村「そ、それな。お、おおお俺らをなんだと思ってんの?」


浜田「変態童貞集団」


加藤・志村「「あんだとゴルア!!」」


森田「北野君!!」


北野「おお!!杉本と森田!!」


北野「そーかそーかお前ら…どうしてもこの俺様の、天才的神的最強演奏が聞きたかったのか…(笑)」


森田「いや、君に呼ばれたんだけど!?「絶対見に来てね」って!!」


杉本「頑張るでござる!!北野君!!」


北野「まあ任せとけ。正直ミスる気はまったくしない。練習中も演奏が簡単すぎて、目をつぶってでもできるレベルだったから、マジ余裕だ余裕」


森田「うわ、これヤバそうなやつだ…絶対やらかす(笑)」


加藤「では皆さん、本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます!!」


志村「これより、俺達「モテモテ★天使騎士隊(エンジェルナイツ)」が演奏を始めます!!」


高木・浜田・古手川「「「名前クソダッセエ!!!」」」


志村「みんな、盛り上がって行こうぜーい!!」


「「「「イエーーーイ!!!」」」」


志村「せーーーーんの風になって!!イエイイエイ!!せーーーーんの風になって!!フォーフォー!!」


志村「さーくらあああああああ!!さくらあああああああ!!今咲き誇…レエエエエエエエ!!(デスボイス)」


志村「君がああああ!!よ!!君がああああ!!YO!!君がよおおおおおおおおお!!Hey!!」


高木「いや選曲のチョイス!!」


古手川「てかもはや何の歌!?これ!!」


志村「チヨにいいいいい!!」


加藤「フォー!!」


志村「ヤチヨにいいいいい!!」


加藤「イエー!!」


志村「あれ…?次の歌詞なんだっけ??」


高木「「君が代」の歌詞くらい、完コピしとけや!!」


ブチッ!!


北野「あ、ギターの弦が切れた…」


高木「結局あれから成長してねえじゃん!!」


ビュン!!


加藤「あ、バチ吹っ飛んだ…」


高木「お前もダメダメなんかい!!」 


志村「さじゃれえええええ!!いしにょおおおおお!!」


古手川「滑舌悪!!」


ガンガンガンガンバキバキバキ


ギャギャギャギャギイイイイイ


加藤「あ、間違えた」


北野「あ、俺も」


高木「いやもう、間違えたとか言うレベルじゃねえ!!」


古手川「てか、どうやったらこんな音出んの!?」


志村「こけ!!こけ!!こけ!!コケコッコーーー!!のののののむっすーまっでエエエ!!」


加藤・志村・北野「「「Hey!!!」」」


古手川「マジで国歌に謝れ!!」


加藤「…………………」


志村「…………………」


北野「…………………」


加藤「おいテメエ!!どんだけ歌詞間違えてんだよ!!」


志村「はあ!?テメエこそカスみたいな演奏しやがって!!」


北野「おいおい落ち着けよお前ら。みんな良かったじゃねえかよ…大成功だぜ!!」


高木・浜田・古手川「「「それはない」」」


加藤「てかお前が一番ひでえ!!ほとんど何もしてねえようなもんじゃねえか!!」


志村「そーだよ早々にギターの弦切りやがって!!頑丈にしとけってあれほど言っただろ!?」


高木「そういう問題!?」


加藤「いやーどーだった?みんな!!俺達のバンドは!!」


高木「演奏も歌も超下手!!」


古手川「客来なくて良かったな!!」


「引っ込めー」


「帰れー」


「失せろー」


「解散しろー」


「死ねー」


加藤「ああん!?」


北野「ま、ほとんど全ての時間作曲してたから、ほとんど練習する時間なかったんよね(笑)」 


高木「そんな状態で、よくステージに出てこれたな!?」


古手川「私だったら、恥ずかしくて出場辞退するわ…」


加藤「いやー、君が代とかのロックバージョンをシンクするのにバイブスブチ上がりすぎて、セッションタイム取れんかったわーマイドンマイドン」


志村「俺らトリオは、アコースティックとアンサンブルにこだわった、パーフェクトバンドマンだからさ、レベルがロウなパフォーマンスはできねえのよ」


高木「それっぽい言葉を羅列して、バンドマンぶってんじゃねえぞ!?」


浜田「テメエらなんざ、バンドマンの風上にも置けんわ!!」


古手川「てかお前らのレベルはロウ(低い)だからな!?」


加藤「おいおい。パンピーがなんか言ってるぜブラザー」


志村「言わせておけブラザー。俺らトリオは誰にもキャントストップだぜ!!」


高木「そのしゃべり方やめろ!!」


浜田「なんかウゼエ!!」


加藤「ブラザー、もう話せる英語が尽きたぜブラザー」


古手川「話せる英語が尽きた!!(笑)」


志村「ブラザー、ミートゥーだぜブラザー」


加藤「ブラザー、とりまバックしてセッションだブラザー」


志村「ブラザー、オケブラザー」


加藤「ブラザー、ナイスブラザー」


志村「ブラザー、ラブブラザー」


古手川「ブラザーブラザーうるせえ!!」


~完~

第2部は、この文化祭編の終了とともに一度締めさせていただきます。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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