人はなぜイキるのか?? その1
~学校からの帰り道~
北野「なあ、ぶっちゃけさ…」
森田「何??どうしたの??」
北野「バラエティーのタレントとかって、仕事マジで楽じゃね??」
森田「はあ??何?急に…」
北野「いや、なんかさ、うらやましいと思えてさ…」
森田「何が??」
北野「いやーあいつらはさ、テレビでちょっとおもろいこと言うだけで金もらえるじゃん?」
森田「いや、それ普通にすごいことじゃん。芸人さんとかよくあんなすぐに面白いコメントが思いつくなって感心しちゃうよ」
北野「いやあの程度、俺でも普通にできるし(ドヤ顔)」
森田「また始まった…北野君の病気が…」
北野「カメラの前でべらべらしゃべるなんて、普通にめっちゃ楽じゃね??」
森田「あのさあ、共演者とか視聴者がみんな見てる前で、カンペもなしにしゃべるんだよ??簡単なわけがないじゃん」(※実際、多少はあるらしい)
北野「いやだから余裕余裕。そんなんで金もらえるとか、あー今すぐなりてえなー(ドヤ顔)」
北野「正直、最近人気のひろゆき?だっけ。あんなのマジ大したことないから。俺だったら一瞬で全員論破できるわ(ドヤ顔)」
森田「この人のこの自信は、ホントにどっから来るわけ!?」
杉本「その通りでござる!!北野君にかなう奴は、この世にいないでござる!!」
森田「ああ…コイツのせいか…(笑)」
北野「な!!そうだよな!!あーマジでいーなー!!俺もテレビとか出る機会ねーかなー!!そしたら俺の面白さ・カッコよさが全国に伝わるのに!!」
森田「ハイハイスゴイスゴイ」
リポーター「突撃地元インタビュー!!出身地の方々に聞いてみよう!!」
リポーター「さあ始まりました!!本日の「トツイン」!!さあ今回は、あの超有名漫画「ドラゴンボーズ」の原作者、禿山明さんの出身地に来ました!!」
リポーター「ここに住んでる方々は、ここがそんな禿山明さんの出身地であるとご存知なんでしょうか!?早速聞いてみましょう!!」
リポーター「すいませーーーーん!!我々、地方ローカル番組「トツイン」のスタッフです!!」
森田「うわ、ビックリした…「トツイン」??聞いたことないですね…」
リポーター「鹿児島県の屋久島だけでテレビ放送してる番組です」
森田「屋久島のみ!?ローカルすぎんだろ!!」
森田「…てゆうか、そんな番組がよく東京まで来ましたね!?」
リポーター「交通費だけで番組の予算がなくなりました…(笑)」
森田「めちゃくちゃ大変じゃん!!番組のコスパ悪!!」
リポーター「なので来週で、この番組打ち切られます(笑)」
森田「妥当な判断!!スタッフも嬉しそう!!」
リポーター「まあそれはさておき、今お時間よろしいですか??インタビューしてもよろしいですか??」
森田「はあ…まあ、時間はありますけど…(笑)」
リポーター「ではお願いします!!」
森田「じゃあ、こっちのテレビに出るのが夢だった人に答えてもらいましょう(笑) ずっとテレビに出る機会を探してたらしいので(笑)」
北野「はあ!?ちょ、おま」
リポーター「そうなんですね!!ではお願いします!!」
北野「あ、え、いや、あの、その…」
リポーター「ではさっそくお聞きしますね。あなたは「ドラゴンボーズ」の禿山明さんをご存知ですか??」
北野「え、あ、いや、エヘヘ。その、知ってるってゆーか、ウヘヘ。もはや常識ってゆーか、グヘヘ」
北野「あの、これって、実際に、あの、その、放送されるんすか??あの、その、肖像権的な??ちょっと困るってゆーか、あの、その…」
北野「あああああああああアアアアアアア!!うわああああああアアアアアアア!!おけけけけけけけけけけけけ!!」
森田「いやもう間違いなく、史上最大の放送事故!!」
森田「えっと…ごめんなさい。聞く相手を間違いました。こっちの人です」
杉本「…………………」
リポーター「えっと…こちらの方は、泡を吹いて倒れられていますが…(笑)」
森田「ホントにこのダブルバカ、マジで役に立たんな!!」
森田「…………………」
リポーター「どうしましょうか…?(笑)」
森田「はい。もう僕が答えます」
リポーター「ありがとうございます!!」
森田「えっと、そうですね…「ドラゴンボール」って言うのは聞いたことあるんですけど、「ドラゴンボーズ」??って言うのはちょっと知りませんね…」
リポーター「ドラゴン、ボー…ル??ちょっと聞いたことないですねえ…」
森田「マジで!?世界的に有名ですよ!?」
リポーター「では知らないということでよろしいですか??」
森田「あ、もうそれでいいです(笑)」
リポーター「そうですか!!ありがとうございましたーー!!」
森田「…………ハア…」
森田「で、今回はどう言い訳すんの??(笑)」
北野「いやー、やっぱり聞いたことないローカル番組じゃあやる気出ねえよなあー!!」
森田「はあ??」
北野「やっぱりさ、もっと全国で放送されてる超有名な番組とかじゃないと、しゃべる気が全然起きねえわ!!」
森田「いやしゃべる気起きないとか、もはやそういうレベルではなかったと思うけど…(笑)」
北野「やっぱりさ、あの程度の聞いたことない番組じゃあ、なんてゆうか、この俺様がしゃべるに値しないというかさー(笑)」
森田「よくあんな醜態をさらして、そんな態度できるな…もし全国放送だったら、確実にネットのおもちゃと化してたぞ??(笑)」
杉本「その通りでござる!!あんなゴミ番組、北野君がコメントする価値無いでござる!!」
北野「そうそう。やっぱりもうちょい有名な番組とかじゃないと、俺のモチベは上がんねんだよなあ…(ドヤ顔)」
森田「なんでそんな上からモノを言えんの!?あんなにダサかったのに…(笑)」
北野「まあ、とりあえずさっきので俺が芸能人は余裕っていうのが十分わかったと思う」
森田「いや、どこが!?!?え?何?君は別の世界線にでもいたわけ??あの発言で、どこがどう余裕ってわかったんだ!?」
杉本「いやーとてもよく伝わったでござる。ホントに流石としか言いようがない、一流のコメントでござった!!」
森田「いや、お前は気絶してただろうが!!」
北野「いやーホントにな。ああいう風にしゃべるだけでお金を稼いでる人達、ホントにいいよなあ…」
森田「お前はできるようになってからほざきやがれ!!」
北野「例えばさ、「通訳」の人とかさ、日本語を英語にするだけで、金稼いでんだぜ??」
森田「だけって…それめちゃくちゃ大変な事じゃん…」
北野「いやいや。俺だって普通に英語とかかなり得意よ??大体の英語なら全然余裕でしゃべれる自信がある(ドヤ顔)」
森田「あれ??北野君、この前の中間テストの英語、確か22点じゃなかったっけ??(笑)」
北野「それはお前の記憶違いだよ。俺は8割を切ったことが無い(ドヤ顔)」
森田「いや、1回も取ったことが無いの間違いじゃあ…(笑)」
杉本「流石北野君でござる!!カッコイイでござる!!」
北野「だろ??(ドヤ顔)」
森田「もう突っ込むのめんどくせえ…ハイハイスゴイスゴイ」
北野「あーあー!!お前らに、ネイティブもビビるほどの俺の英語力を披露する機会が無いのマジで残念だわーー!!」
森田「ハイハイスゴイスゴイ」
北野「あーなんかその辺で、外国人話しかけてこねえかなあー!!そしたらお前達に、俺のスゴさを見せつけられるのになー!!(ドヤ顔)」
森田「ホントに話しかけてきてほしいな。またあの醜態をさらして欲しい(笑)」
北野「あのなあ、世の中そんなうまくできてねえんだよ。マジで俺のスゴさをお前らに見せてあげたいところだけど、俺達に都合よく話しかけてくる奴なんて1日に何人もいるわk」
??「Excuse me…(すいません)」
北野・森田「「いや、ホントに外国人が話しかけてきた!!」」
~続く~
区切れが良いため、今回の話は短めにしました。
その2は通常通りの長さにするつもりです。
また現在、文化祭編の執筆を行っています。
非常に長い話となり(3部構成)、かなり時間を要していますが、来週には投稿できそうです。お楽しみに!!
また、第2部は文化祭編で一区切りつける予定です!




