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クズどもの授業風景

~休憩時間~


加藤「はあ…また国語の子守唄授業が始まるよ…」


高木「マジで昼過ぎにこの授業やるのやめてほしんだよな…眠気が半端ない…」


志村「俺、ついに姿勢を正しながら寝れるようになったぜ?(笑)」


高木「最高じゃん。それなら碇矢のアホにバレずに寝れるな」


志村「いやでもさ、アイツ当ててくるじゃん。問題を」


高木「あれマジで厄介だよな」


志村「わかるわけねーだろ。碇矢の話聞いてねえんだから」


高木「まあそれは聞けよという話だが(笑)」


志村「聞けるわけねーだろうが!!眠いんだから」


高木「まあそれはそう(笑)」


加藤「やべ、来たぞ」


碇矢先生「よし。それじゃあ国語の授業を始めるぞ」


「起立、礼」


碇矢先生「よし。じゃあ今日はこの文章について授業をする。(じん) 王牙(おうが)先生の「モン〇ンはなぜ超面白いのか??」だ」


加藤「なにその文章!?」


碇矢先生「なんだ加藤。俺のチョイスに何か文句があるのか??」


加藤「い、いえそういうわけでは…でもなんなんすかこの文章は…?」


碇矢先生「筆者がモン〇ンをやって、何が面白いと感じたか。という文章だ」


加藤「やっぱゴミ文章じゃねえか!!感想文!?」


碇矢先生「そんなことないぞ?「私は結局100時間かけても最初のモンスターを倒せなかった…」ってとこ、かなり面白いぞ?」


加藤「最初の敵でめっちゃつまづいてるじゃねえか!!それで楽しいのか!?」


碇矢先生「「あまりに倒せないので、ムカつきすぎて何度も何度もゲーム機をぶち壊そうと考えた」だそうだ」


加藤「全然楽しめてねえじゃん!!」


高木「てか100時間経つ前にやめろや!!」


碇矢先生「それから「オンラインで見知らぬ人とやることができてとても素晴らしい」と書かれている所もとても興味深い」


加藤「今はどのゲームも基本そうなんだよ!!モン〇ン関係ねえ!!」


碇矢先生「「友達がいない私のような陰キャには非常にありがたいシステムだ」らしい」


加藤「可哀想!!筆者可哀想!!」


碇矢先生「「だがオンライン協力中に、力尽きすぎて見知らぬ人に罵声を浴びせられたことがしょっちゅうあった…」と書かれている」


加藤「筆者、このゲーム本当に楽しんでる!?」


碇矢先生「さあ、ここで問1だ。筆者はこの時、何のモンスターと戦っていたでしょう?これは中々いい問題だな。」


加藤「知らねーよ!!」


碇矢先生「おい、志村。わかるか??」


志村「ZZZZ……はっ!?!?え…??」


碇矢先生「どの選択肢だと思う?」


志村「は、はい…?えーと…」


加藤(あのバカ、また寝てたな…(笑))


碇矢先生「まさかお前、また寝てたんじゃないだろうな…??」


志村「いや、そ、そそそそんなわけないじゃないですかー!!」


志村(やっべー…今どの問題やってるかわかんねえ…)


加藤(しょーがねーな。あのバカ…(笑))


志村(加藤か高木、助けてくれ!!)目でアピール


加藤(おい、こっち見んなよ!!)


高木(ZZZZZZZ……)


志村(問題の番号を教えてくれ!!)目でアピール


加藤(はあ??答えを教えろってことか??えーーと、まあ文章の流れ的に答えは3だよな??3番目ってアピールしてやろう。ほれ3本の指を上げてやる。これで伝わるだろ)


志村(よし、問3だな!!任せろ!!)


碇矢先生「おい、まだなのか??志村。いつまで考えてる」


志村「い、いやー!!この問題、マジで難しいです!!待ってください!!」


碇矢先生(えーーーと、問3。あなたならクエストに失敗した場合、どのような行動をとりますか?キターーーーーー!!クソ簡単!!)


志村「はい!!ゲーム機本体を粉々に破壊して、窓から捨てます!!」


碇矢先生「は…??」


加藤「は…?」


志村「え…?」


碇矢先生「……………………」


加藤「……………………」


高木「ZZZZZZZ……」


碇矢先生「何を言っているんだ??問1は選択肢問題だぞ??」


志村「え!?問1だったの!?」


碇矢先生「やはり、人の話を聞かず、爆睡していたようだな。減点1」


志村「そんな!?」


碇矢先生「じゃあ次、加藤。わかるか??」


加藤「え~~と…3番の「アオ〇シラ」だと思います。先程先生が読み上げた文章に、最初の敵に大苦戦した、と書かれていたので…」


碇矢先生「正解だ。理由も込みで素晴らしい。よくできたな」


加藤「い、いやーーどーもどーも(笑)」


チラ


志村(〇す〇す〇す。加藤絶対〇す)


加藤(なんか、すっげえ殺意を感じる…)


~休憩時間~


志村「おい!!ふざけんなテメエ!!俺を騙しやがって!!」


加藤「騙してねえよ!!ちゃんと正解を教えたじゃねえか!!」


志村「俺は何問目かを聞いたんだ!!答えじゃねえ!!」


加藤「そんなもんアイコンタクトでわかるかクソボケ!!」


志村「高木ならわかるよな!?」


高木「いや、現場見てないから知らん(笑)」


加藤「目をパチパチしただけだぞ!?普通は答えを求めてると思うだろうが!!」


志村「俺は最初から寝てるから、そもそもどの問題かわかんねえんだよ!!」


加藤「知らねーわ!!てか全部テメエのせいだろうが!!」


高木「それはド正論だな(笑)」


志村「お前も爆睡してただろうが!!」


高木「俺は当てられてねーもん(笑)」


志村「大体よお、俺が加藤みたいなアホに問題の答えを聞くわけねえだろ(笑)」


加藤「ああん!?!?」


志村「問題の番号さえ教えてくれれば解けたのになー。まったく加藤は…」


加藤「なんだコイツ!?マジでもう絶対に何も教えてやんねえ!!」


志村「いいし。俺はこれから高木に聞くから!!」


高木「は…??なんで俺が志村のために起きてなきゃいけねーんだよ(笑)」


志村「お前は授業中に寝るんじゃねえ!!」


高木「テメエが言うな!!」


~生物の授業中~


志村「ZZZZZZZZ……」


鎌切先生「じゃあ志村君。この問題解いてみて」


志村「はっ!?は、はい!!」


チラ


加藤「ニヤニヤ」中指


高木「ZZZZZZZZ……」


志村「…………………」


志村「えっと、どの問題でしたっけ…?(笑)」


鎌切先生「君はまた人の話を聞いてなかったのか?減点1!」




志村「おい!!もし次また当てられたら、頼む教えてくれ!!」


加藤「は??それがさっきボロカス言った人に物を頼む態度か??(笑)」


志村「お願いします。どうか教えてください。」


加藤「100円」


志村「ああん!?」


加藤「嫌ならいいんだよ。教えないから(笑)」


志村「グヌヌ…」


加藤「じゃあ、この話はなかったことにs」

志村「よしわかった!!1円払う!!」


加藤「バカじゃねーの??100円。」


志村「1円!!」


加藤「100円」


志村「わかった。間を取って2円!!」


加藤「間取れてない。100円」


志村「3円!!」


加藤「いやもっと値段を上げろや!!交渉ド下手くそか!!」


志村「1円!!」


加藤「しかも下げてきやがった!?舐めてんのかコイツ!?」


志村「すまん。1円でも多く払いたくなくて…」


加藤「しょーがねーな…じゃあもう無料でいいよ」


志村「マジか!?やっぱりお前は親友だぜ!!」


加藤(クックック…バカが。そんな世の中甘いわけねえだろうが。さっき俺をバカにしてきたことを死ぬほど後悔させてやるぜ…(笑))


~国語の授業中~


志村「ZZZZZZZZ……」


碇矢先生「じゃあそうだな…志村。問3の答えを教えてくれ」


志村「はっ!?はい!!」


碇矢先生「…………………」


志村「…………………」


チラ


加藤(問1)


志村(ナイス!!)


志村「えーと…メロスの好物は、二郎ラーメンの油マシマシである!!」


碇矢先生「一体何の話をしてるんだ??減点1」


志村「ええ!?」


~次の日~


碇矢先生「志村。この問題はどう思う??」


志村「ZZZZZZ…は!?は、はい!!」


チラ


加藤(問3)


志村「えーと…筆者はポケモンGOに集中しすぎて、ホームから線路に落ちた経験がある!!」


碇矢先生「問4は選択問題だっつーの。減点1な」


志村「はあ!?」


加藤「ニヤニヤ」


志村「イライライライラ」


~授業後~


加藤「志村、お前本当におもしれな(笑)」


志村「おい加藤テメエ…俺にわざと噓を教えやがったな…??」


加藤「あ、バレた??(笑)」


志村「マジでぶっ〇す!!」


加藤「金も払わずに、人を便利屋扱いするとか、調子よすぎだわ(笑)」


高木「それは確かに(笑)」


志村「てゆーかなんで俺ばっか当てられて、お前らは全然指名されないんだよ!!」


高木「寝てるからじゃね?(笑)」


志村「寝てるお前が言うな!!」


高木「じゃあ日頃の行いだわ(笑)」


志村「よし。お前も〇すわ。」


志村(しかしこのままじゃ、授業中寝ることができない。一体どうすれば…)(※そもそも授業中に寝てはいけません)


志村(よし!!この作戦で行こう!!)


~国語の授業中~


志村「ZZZZZZZZ……」


碇矢先生「よし、志村。次の問題の答えを教えてくれ」


志村「…………………」


碇矢先生「志村?聞いてるのか??」


志村「先生!!」


碇矢先生「??なんだ?」


志村「どうして、いつも俺ばかり当てるのですか!?」


碇矢先生「それは、お前がいつも寝てるからだ」


志村「俺以外の生徒もいっぱい寝てますよ!?」


碇矢先生「ほうほう。誰だ??」


志村「高木くんです!!あのクズはいつも寝てます!!」


碇矢先生「寝てるお前がクズとか言うな。」


志村「ともかく、アイツもいつも寝てます!!だからアイツも当ててください!!」


碇矢先生「いや、全然起きてるぞ??」


志村「え…??」チラ


高木「ドヤア…」


志村「何で今日は起きてんだテメエ!!いつも寝てるくせに!!」


高木「お前がやりそうな事なんてお見通しだよ。バーカ(笑)」


志村「今日は起きてますが、このゴミはいつも寝てます!!成敗してください!!」


高木「いーえデマです!!俺はいつもちゃんとしっかり授業を受けてます!!」


碇矢先生「まあ、実際高木もしょっちゅう寝てるからな。よし2人とも、廊下に立ってな(笑)」


高木・志村「「えええええええええええええ!?!?」」


志村「なんで俺まで!?」


高木「それはこっちのセリフだ!!」


碇矢先生「そりゃ、授業中寝てたんだから立たされて当然だろ(笑)」


志村「鬼!!悪魔!!」


高木「サディスト教師!!」


碇矢先生「…追加で課題出すぞ??」


高木・志村「「行ってきます!!」」


加藤「みんなは、ちゃんと学校の授業受けようね!!」


~完~

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