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あばよ

作者: Libra

ここはどこだ

俺は銃を握っている


子供を抱きかかえながら

女が泣き叫んでいる


遠くでは

銃声がなり響いている


死体の山の中から

少年が立ち上がった

その手には銃がにぎられている


少年がこちらをむいた


俺は

銃をにぎり

ひきがねをひいた


少年は悲しげに

微笑みながら

死体の山をころげおちた


なぜ

少年は

微笑んでいたんだ


赤く染まっていく俺のシャツ


何も感じない


俺は撃たれたのか


俺は死ぬのか


なぜか

俺は微笑んだ


この苦しい世界とおさらばだ



あばよ

読んで頂きありがとうございます。


瓦礫の山をニュースで見た時に書いたものです。

こんな世界が『あばよ』になってほしいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても胸が苦しくなりました。 早く戦争のない世界になってほしいですね。
2023/03/22 19:02 退会済み
管理
[一言] とても強烈で、鮮烈です。 なぜ少年が微笑んだのか、解ってしまったのですね。解ってしまうほどに、本来悲しみや苦痛であるはずの死が、救いですらある、そんな世界。 一秒先の生死について、今なんの不…
[一言]  とても哀しい作品ですね。  戦争は本当に悲劇しか生まないです。  そんな残酷さが少ない言葉のなかで鮮烈に表現されていると思いました。  素晴らしい詩を有り難うございました。m(_ _)m
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