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⑵『芸術の言葉について』

⑵『芸術の言葉について』



芸術の言葉ほど、数学から離れて、唯物的でない代わりに、美学と結びついて、唯心的であるものは、芸術以外の物事と比べて、余りにそれが強いものはない。我々は、そして、芸術の言葉から、何の数字も見出さず、何かの可能性を見出すのである。



小林秀雄の、『様々なる意匠』の中に、「小説は問題の証明ではない。証明の可能性である。」という文章がある。つまり、その可能性が、芸術の言葉には、託されているということなのだ。何度破壊されても、芸術の言葉は、形を変えて、時代に現出するのである。



現代的に見れば、顔文字や絵文字だって、象形文字の、変容した具現である。我々は、そうして、余り評価せずにいたものが、時代を切り開き、新しい時代の可能性を持っていることに、後々気付かされるのである。新人類は、馬鹿にすべきではない、恐らく、新人類の方が、我々を馬鹿にして、追い越していくだろう。

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