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大宮伸一は桜カレンにフラグされた。  作者: 海堂ユンイッヒ
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【e4m16】抽出

やっと馬鹿イベント完了です。

 その後も小競り合いが起こったが、節約の定番作戦であるメレーと逃亡を使わざる得なかった。同じ位置に長く留まると、あっという間にシャコが群がってくるので、逃げながら孤立した敵を乱打する。

 それは1つの戦法だろうが、やはり苦しい。カレンが最後の1匹をグロリアスフラグで潰した後、肩で息をしながら帰ってきた。

「あーなんとか倒したわ〜」

「宮どのの前、こうも(しら)みて隙をすかして打擲(ちょうちゃく)するは、女房の沽券(こけん)に関わりまする。御大将、(しょう)らいずくにかある? 抜けまで正しゅう道であろな?」

 軽やかなバニホで回避していた小早川氏は、全く息を切らしていなかった。肌身離さず持っているスキャナーを見る。

「マップ端に、現在地出現」

 大分進んだじゃないか。ここでさ、御都合主義で先輩の通信が来るんだよな?

『(雑音)聞こえますか? 応答願います……』

 ほらね。ノイズの中に、お嬢様ボイスが乗ってきた。皆パッと明るくなった。

「聞こえます」

『先ほど、第9斜坑口より炎と爆音を確認。地表にも被害が出ています。そちらの安否はいかがでしょう?』

「全員生きてます……一応」

『こちらは一部の監視・制御が不可能になりましたが、火災・部分停電・粉塵雲を検知しています。連鎖爆破の危険性が高く、鉱山そのものが崩落するかもしれません。指定した小型巻上げ機に急行してください』

 盛り上がってまいりました! と言いたいところだが、これは度を越してやばいぞ。弾薬もスタミナも言葉も絶え絶えに、ボッチラボッチラ歩いていた俺らだが、尻を叩かれたようにピッチを上げる。

先輩(しぇんぱい)、次んサプライはどこ⁉︎」

「いらねぇよ! もう逃げるだけっしょ⁉︎」

『第2南昇5号下層払SDの中程に、最後の気送管があります』

「今一度物なお尋ね申す。題目これ、“櫻カレン:エピソード5でサブヒロイン降格”にあらずや。とう/\送れ!」

「いらねーって! 誰がメインヒロインの座を譲るもんか!」

「統計上、ある程度の集団に話の通じない人は存在する。だから民主主義は多数決。 知性に欠ける人を導くのは多数派」

「だっ! かっ! らっ! いらねぇええ!!!」

 話が通じず知性に欠ける人が、残響音付きの大音声で罵り叫んだ。

『桜さんの意思を尊重します』

 先輩もさ、わざわざ内紛させるような事しないでよ……。

「頑固者よ。そもじがちと下風に甘んじて、あやつに雌伏せば――」

「馬鹿野郎! アタシ降格すればアイツがのさばって、やりたい放題だぞ⁉︎ デカ乳ぶら下げて『(まいのモノマネ)おーみやくん❤︎ おーみやくん❤︎』超ウゼーぞ⁉︎」

「ほっ! こは不覚。櫻どのに道理あり。のう?」

「そやね。やっぱいらん」

「弾……」

「ソーリーサミー。多数決の民主主義やけん」

 なんなんだこいつら……。自ら縛りプレーしやがって。その時、不穏な地響きが起こった。ふざけあっていたヒロインらは、一斉に御し難い面魂になった。辻さんがモーショントラッカーを見て叫ぶ。

「寄せてますぞ!」

「つってもどーすんの⁉︎」

 間髪入れず、大量のシャコが地面や岩盤・天盤を埋め尽くし、こちらへ猛突進してきた。カレンは、綿毛のように軽くなったミニガンを掲げた。それを制したのは小早川氏。

「待って。攻撃ない」

 その通りだった。なぜならシャコは、尻尾を逆立てていなかったからだ。俺らに目もくれず横切って、慌ただしく先の暗闇に消えていく。あっという間の出来事だった。全員が頭に?のアイコンを浮かべていた。

「なん? 逃げるごつ消えていったやん」

「虫の知らせかの?」

 再び地面が揺れた。かなり強い。もう、足を取られるほどの揺れだった!

「第2波⁉︎」

「否。動きはありませぬっ! こは……こは地震(なゐ)にあらずや⁉︎」

 マジか! 忘れた頃に襲ってくるっていうが、こんな時はねぇだろ? 揺れは収まるどころか、さらに激しくなった。周りの岩盤はあちこちひびが入り、天盤の落石が激しい。湧き水が噴出している所もある。

『震度4弱の地震が発生しました。震源地は地下15㎞です。すでに断層が発生して、非常に危険です。再度警告ですが、今すぐ脱出地点に――』

「オメーの通信終わらねーから、走れねーんだよっ!!!」

 カレンが2本指を耳に当てながら喚き返す。このネタわからないなら、装備オブ戦争や災難:開戦を遊んでみよう。ともかく、強制マラソンになった。施設の生き残った装置から、けたたましいサイレンが鳴り、真っ赤なランプが点滅する。

「第2南昇5号下層払SD、到達。あと少し。がんばれ」

 小早川氏から、そんな言葉が出てくるなんて驚きだ。まあ、冷静沈着な声色ではあったが。ここは切羽に近いのか、巨大な掘進用機械がいくつか遺棄されていた。地面には小さな裂け目があちこちできて、粉塵と破片がパラパラ崩落する。

「ハッ。逃げるだけとか楽勝じゃん! 盛り上がりに欠けるっての!」

 危険中毒御前が余裕ぶっこいて、上気に吐き捨てる。

「んなこと言ってると――おいほらぁ!」

 その盛り上がりとやらが、岩盤ぶち破って乱入してきたではないか! ボス戦です、本当にありがとうございました!

 大型トレーラー並みの大きさで、シャコというかサソリとかムカデに近い形状で、クリスタルの甲殻が山張っており、逆立った尻尾は枝分かれし妖しく輝いていた。俺らに向かって、甲高く咆哮するお決まりの演出をする。

「息ん臭かー」

「節足類に、声帯?」

「盛 り 上 が っ て ま い り ま し た !」

「あのね、状況わかってるのか?」

「光ってる尻尾が弱点っしょ⁉︎ きっとそーよ……多分……だといいな」

 おーおー残弾貴重なミニガンを、惜しみなくぶっ放しやがる! 巨大シャコはあざ笑うかのように、尻尾を振りながら突進し――

「すわっ!」

 俺らに向けて、その禍々しい尾を突き刺す。衝撃波が円状に広がり、全員吹っ飛んでしまった……俺以外ね。

「ダメージ入ったん⁉︎ シンイチィ、“オプション→Game”で敵のHP表示オンにしてん⁉︎」

「ねーよんなもん」

 しっかし図体でかいくせに、やけに俊敏だな。カレンに恨みを持っているのか、執拗に奴を追い回してやがる。その他のヒロインは、攻撃のチャンスというわけだが、肝心の弱点がわからず様子見だった。

「なんでアタシばっか狙うんよ、他にいるじゃん! アイツ狙えアイツ!!!」

 と辻さんを指差す。巨大シャコは、一瞬彼女を向いたが……やっぱカレン、お前と遊ぶ方がいいってよ。

「ファーwww」

「こは愉快。悪()き者が叩かれておりまする」

 巨大な鈍器からひーこら逃げ惑うカレンをカカと笑う辻さん。どっちの味方だよ。

 小早川氏がライトニングボルターで、一撃お見舞いした。ボスは一瞬怯み、クリスタルの甲殻が発光した。

励起(れいき)……?」

 そして甲殻の一部が、()長したり、崩壊したりする。光に包まれるボスは、エネルギーを得たのか咆哮する。

「放射線、100,000cpmオーバー検出。後で、シャワー浴びなきゃ……」

「浴びるのはウォッカやろ!」

 その雄叫びで呼び出しを食らったのか、穴から、兵隊シャコ、電気シャコ、虎模様シャコなどがわんさか出てきた。お決まりの展開だな。ヒロインたちにとっては、泣きっ面に蜂だけど。

「ええい! やむをえじ」

 辻さんがスマホを取り出して、急遽MC-Rサブマシンガンに課金し始めた。戦闘中やんのかよwww 残り少ない弾の威力を上げるという苦肉の策だろう。

「タングステンカーバイド弾が、オスミウム弾・イリジウム弾に置換。劣化ウラン弾より硬い。けど、高すぎて米軍すら賄えない」

 逃げ回る小早川氏が、丁寧に解説する。ゲコゲコと相変わらずマヌケな発射音だが、雑魚を1〜2発で沈めている。ただな、ボス本体を仕留めない限り、また出てくるんじゃね?

 セカンダリ武器と接近攻撃で、なんとか凌いでいるが、側から見ていて全滅の前触れだった。その時、太い管を見つけた。

「カレン、補給しろ!」

「嫌ですぅ……おっとぉ危ねぇ!」

 メグもチビチビ雑魚を焼いていた。しかし、集中しすぎると返って危険だ。なぜなら、雑魚に注意を向ければ、より脅威の敵がおざなりになって――

「!!!」

 巨大な尾がなぎ、ローダーを粉砕しながら暗所へ吹っ飛ばした。メグがダウンしたかどうかわからない。ただもうローダーは大破だろう……。

 電気シャコが、ボスの周りに集まって自爆した。奴の装甲とも言えるクリスタルが、また変化している。発光も激しくなり、周囲に放電すらしている。ボルターの射撃もそうだったが、これって電気エネルギーの注入のような。となれば放出するわけで……。

「辻さんっ! 逃げろっ!」

「しゃつ……!」

 彼女もボスを見て、そのヤバさにハッとした。グラップリングガンに替え、先端を壁に発射、まさに跳び立とうとした瞬間、奴から凶悪な電流が放たれ――

「女房、落ちたりィ!」

 虚しく落下。ダウンだ……。グラップリングガンは、所有者を伴うことなくすっ跳んで行った。

「もしかして……」

「え?」

「あれが……ハバディウム!」

 喜びに沸いた声だった。マジかよ! “ハバディウム分子からなる鉱物に通電すると、その基本的な構造配列が変わり、正電荷を持ったイオンを結合したり、切り離したりする”とか書いてたな。そして凄まじい放射線を放った。まさか、ボスの甲殻が求めているサンプルなんて、考えもしなかったよ……。

 バール片手に、巨大シャコに突っ込んでいく小早川氏。

「おい!」

 採掘でもする気か⁉︎ どう考えても正気の振る舞いではなかった! ハバディウムが、“脳神経から末梢神経まで損傷”させていたに違いない。そうじゃないなら、化学に魅せられた女子の狂気だ!

 飛び乗った。バールを深く入れる。巨大シャコはそれに気づき、発光をする。きっと今、想像もつかないほどの放射線量が出ているだろう。ハズマットアーマーでその曝露が防げるか?

 ボスは身体をくねらせ、小早川氏をふるい落とした。そして、尻尾でバッティングするかのごとくぶっ飛ばすと――

「ヒロイン、ダウン」

 打撃と落下ダメージで、あっけなく倒れた。元々ヘルス少なかったからなぁ。

 あとは、猪武者だけだった。

 『もうお前逃げろ』と喉元まで出そうになった。だが、俺ならともかく、フレンド3人を見捨てるか? それに興奮状態のあいつは、“死ぬまで突っ込む原始的な敵AI”並みに頭悪いだろ。だとすればもう補給しかない!

「補給しろって!」

「うっさい!!!」

「ここで補給するか否かで、このイベントが楽しい体験になるか、人生のお終いになるかの分岐点だぞ⁉︎」

 巨体がのたうちながら、カレン目掛けて突っ込んでくる! なんとか(かわ)す。

「クッソォ〜!!!」

 時々文字で読んでる読者諸氏に、奴の多種多様な喚きを聞かせてやりたい。今のは地の底から猛る叫びだ。それ以外例えようがなかった。

「ピンクゥ! メインヒロインなんぞ渡してやるから、さっさと――」

『投下完了してます』

 早っ!!! もうね、先輩そう踏んでたでしょ?

 カレンは気送管に直行、スライディングで物資を取り、慣れた手つきでリロード完了!

「うっしゃぁ!」

 もしゲーマーが『FPSで死にそうになったらどうする?』と問われたら、ほとんどは『カバーに隠れて回復する』と答えるだろう。しかし、桜カレンは異なる。こいつは物陰からチマチマ撃つより、スプリントの方が被弾しないと信じている。つまり、危なくなったら“正面から突っ込む”のだ!

 奴の眼中には、あの1匹。ミニガンで路上の雑魚をなぎ、一直線に突っ込んでいく。殴られようが気にしない。全身にドーパミンが(ほとばし)って、痛みすら感じないのだろう。

 奴のアーマーはボロボロ、バイザーは割れ、鼻血を晒し、鬼の形相をしている。脳内にはバトルミュージックが流れて、およそハードロックかメタルだろう。

「ミニガンとロケランで地球上の問題は全部解決すんのよ!!!」

 実に馬鹿げた台詞だ。だが、今はそれに頼るしかない。てか、よかったなカレン。お前の好きな単純な力比べだよ。ボス戦の中にはさ、ややこしい過程を経ないといけないとか、周囲のモンスターを倒さないとダメージを与えられないとかあるからよ。

 光る尾が弱点とか、そういうのでもなかった。弾丸やロケットは、すべからく攻殻を吹き飛ばし、肉に食い込んでいく。巨大シャコも必死に尾を振り下ろす。カレンは、“敵の攻撃を避けながら、自分の攻撃を当てる”というFPSの定石を忠実に守っていた。

 文字通り射すくめられたシャコは、叫びをあげてドッと倒れた。発光も放電もすっかり弱まっている。

 カレンは、弦から放たれた矢……いやランチャーから放たれたロケットと評すべきか、ボスの正面に向かって突進。仕上げとして、QTEを決めれば、撃破となる。

「ちょwww “FBG9Kを持っていません”とか出るんですけどぉ!!!」

「は⁉︎ あんのかよ、んなもん!」

「あのロッカーの中じゃね⁉︎」

 なるほど。保安監督室でカレンが開けたがっていた、あの厳重なロッカーの中にあったに違いない。

 それが気の緩みだった。活力を戻した巨大シャコは、尾のフルスイングをカレンにぶちかました。ノックで打たれたボールのようにすっ飛んで落下。絶叫する暇もなかった……。

「ゲホッ……ゲホッ……」

 ダウンは避けられたが、もう風前の灯だった。ボスは追撃せんと詰め寄る。膝をつくカレンに尾の狙いを定めて――もうダメかと諦めかけた時だった。

 地面が揺れ始め、また地震かと驚いていると、暗闇からもう1匹の怪獣が現れた。

「コンティニュアス・マイナー!」

 保安規則を読んでいたので知っていた。巨大な無機質が、巨大な有機質目掛けて追突! それでも無限軌道は動きを止めない。アームに装着された、鋭い棘付きの幅広ドラム切削部が、甲殻に振り下ろされ、ガリガリとクリスタルと肉を引き裂いていく! 

 メグのローダーのパワーと歴然の差だった。操縦者は当然彼女。レバーで、切削部を深く肉に食い込ませていく。激痛に耐えられない巨大シャコは、再び体の放電や発光が小さくなってしまった。

「Get them RECOVERD!」

 メグが倒れたヒロインをピン刺し。カレンは辻さんを、俺は小早川氏を蘇生に向かう。そして彼女は後方のシャトルカーにピョンと飛び移ると、本体から分離させ、そのまま後方に逃げ出そうとした。辻さんが早くも飛び乗った。

「ハバディウム……」

「まだかようなことを」

 後ろ髪引かれる小早川氏を、無理に引っ張る辻さん。尻を持ち上げる俺。

「お前観てたんか? あ、手を貸して……」

「カメラサイクルで観戦者モードこそあれ」

 全員乗車、エンジンが唸る。雑魚をロードフラグしながら、一目散に脱出地点へ飛ばしまくる。遠くからボスが猛追していた。尾を切断され、クリスタルの甲殻は粉砕され、痛々しいほど肉が露出し、青色の血が噴出していた。

 最終目的地の立坑に到着すると、丁度小型巻上げ機が降りてきた。が――

「誰だよ、“有意義な時間”過ごしたのはwwww」

 扉が開くと、大量の青バレルと1本の緑のそれが、積み込まれていた。有無を言わさず、撤去作業が始まる。その間、あの手負いの巨大シャコはどんどんと迫っている。

 カレンが対峙したが、また弾薬が切れてしまった。思わずミニガンを奴にぶん投げた。巻上げ機をチラ見する。

「クッソ、間に合わねぇ!」

 ボスが巻上げ機に突っ込んだら、それこそアウトだ。壊れなくても、ここで暴れたらヒロインらは一網打尽である。

 カレンは、インベントリーにある全ての物を投げ始めた。スマホ、携帯ゲーム機、リップ、制汗剤、なんでもござれ。ただ、そんなの意味あるか?

「あった……⁉︎」

 彼女が投げた、とある金属片に反応した。あれは……小早川氏が作ったのと、自分で大量の自作した偽金だった!

 鉱山安全規則に、“金属など光り物を集める習性”と書いてあった通り、ボスからハートマークが出て、いわゆるチャーム状態になった。あちこちに散らばった偽金を口先で集めて回っている。

「ALL CLEAR!」 

「はや舟に乗れ。日も暮れぬ」

 巻上げ機準備完了。俺を含めた全員が乗り込んだが――動かない。

「え⁉︎ なんで?」

「ピンク!」

「これ定員4名、そこに書いてある」

 その時、偽金のチャームが切れた。ウォオオオと咆哮する巨大シャコが、俺たちに振り返る。身体をクネらせて、もう手を伸ばせば届きそうな距離に迫った。

「大宮」

「え?」

「ごめん」

 ドンッとライトニングボルターのセカンダリー(殴る)攻撃で突き飛ばされ、俺はフラつきながら地面につんのめってしまった。

 そして、無情に上がっていく巻上げ機を、ボスと一緒に呆然と見つめていた。

次からは、いつものエピソードヒロインと大宮の話になるんですが、いかんせん文字数を食い過ぎました。さしあたりダイエットしてから、続きを書きます。しかし方向性だけ考えていて、手付かず状態なので、また時間を下さい。今回も読んでくれてありがとうございました。

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