【e2m22】She lives...AGAIN!
なんとか1週間以内にまとめました。
翌日、鹿島は登校していた。意気消沈は薄れる一方、そっけなくなっていた。話しかければ応答こそするものの、何かと理由をつけて会話を切り上げる。たった今、また俺はその憂き目にあい、廊下の真ん中で彼女の後ろ姿を見送った。平均的な身長、黒のポニーテール、そして制服姿の彼女は、すぐ他の生徒に紛れてしまった。
途方に暮れている俺の左右から、人がどんどん行き交う。さぞ通行の邪魔だったろう。
「どうしたものか……」
「あ、大宮君!」
後ろから、はつらつとした声が飛んできた。交流担当の松本先生だった。
「さっき分教室から電話があって――」
げっ……こっそり病院行ったのバレた……?
「どうしたの……? 〇〇くん(フクちゃん)のことなんだけど……」
ドクンと心臓が高鳴る。その名前は、俺を氷漬けにする魔法の詠唱で、全身が強張った。鳥肌が繁茂とし、冬でもないのに寒気が襲う。
「え……まさか……?」
「何その顔? あの子……容態安定したんだって」
胸の内が、永久凍土から百花繚乱に様変わりした。バカだな俺。今の先生の明るい声色と顔色から、そんな悲惨なニュースが出てくるものか。
「本当ですか! そりゃよかった! いやマジでっ! これで好転しますっ!」
「何のこと? 鹿島さん?」
思惑を精密射撃されて驚いたが、知っていて当然か。先生は、鹿島がへたへたと座り込んだ場にいたからな。
彼女によれば、看護師が“燃え尽き症候群”に陥ること自体、珍しくはないと言う。ただ、看護学生がそうなることは珍しい。
「ああいうのは時間をかけて、自分なりに気持ちを納得させないと、どうしようもないのよ」
「じゃあフクちゃんの容態が安定したからといって、問題解決とはいかない?」
「良い方向に転んでも、病気に対して無力だった自分は、なんら変わってないって感じ? 彼女は特に真面目だから。どこの看護学校・看護大学に推薦してもいい優秀な子なんだけど、その一本気の真面目さが、仇になっている感じね。ほら、仕事と割り切ってるチャラいのが、図太くて逆境に強いのよ」
俺は、先日鹿島が『メディック辞める』と発言したのを報告しなかった。自棄になって出た言葉とわかっているからだ。それに難病には無力とわかっていながらも、彼女は抗って勉学に勤めようと、移動教室に向かっていたじゃないか。
本来、まだ看護師でもない鹿島が深く関与する問題ではないし、そうすべきでもない。でも彼女の性格上、一度関わってしまったら、もう見過ごせないのだろう。自分はちっぽけな学生で、しかも最新医療でも手に負えない病気が相手だとしても。凡庸な装備で、インビンシブルボスに立ち向かっていくようなものだ。想いが強ければ強いほど、挫折も強い。その葛藤を埋めるように勉学に励む。
俺は嘆息を禁じ得ない。もっと気楽になれんのかね……。
「それに鹿島さん、今家庭が大変なんでしょう? 私は担任じゃないけど、ちょっと気がけておくから」
「お願いします。俺らもそうします」
「私ね、鹿島さんがあなた達悪党とつるむのは、とてもいいことだと思ってる。違った考えとか、思い立ったら即行動とか、不真面目さとか。あなた達といる鹿島さんって、いい表情をするそうね」
あの〜カレンはともかく、なんで俺までバッドアスの類に?
「ま、これからは私というより君の出番かしら? じゃ授業行くから」
と軽いノリ、且つ意味深な台詞を残して去って行った。
休み時間、俺は機をうかがって鹿島に声かけた。
「よう」
「……」
もうね、俺を空気として扱うこの態度よ。
「すまんね、昨日押しかけて」
「私、大丈夫って言ったけど?」
彼女らしくない、どこか棘があるような語調にイラっとした。(レイジメーター↑↑)
「フクちゃん、安定したってよ」
「……そう」
頬杖を突いて、どこ吹く風だ。その姿がまた一段とうっぷんを募らせる。(レイジメーター↑↑↑)
「なあ、早速お見舞いにでもいk――」
「次の授業始まっちゃうよ? 席に着かない?」
人の言葉を遮り、見え透いた“もう立ち直りました”態はダメだった。(レイジメーター↑↑↑↑↑)
「もういいわ! お前みたいな、やさぐれメディック知らねぇ!」
唐突に怒り出すと、流石の鹿島も驚きを隠せなかった。
「フクちゃんの危篤で落ち込むのはわかる。家族の世話も大変なのは知ってる。最も良識と忍耐があるヒロインとて、人並みに不平不満は持つだろう。だから俺らが心配してんだろーが! お前は大丈夫の一点張り。見ろ自分の家を! あれのどこが大丈夫なんだ⁉︎ 時間が経てばと思ってたが、いい加減にしろ! いつまで泥沼の底で不貞腐れてやがる!」
「うるさいなぁ……」
「そーですか。“うるさい”ですか。すんませんねぇ。もうこちとら、“病気しか見ない”メディックは御免だね。フクちゃんだって嫌だろ!」
「!」
「お?w なにその顔?ww 違うの?www そーじゃん。今フクちゃんが一番しんどいのに、お前ときたら放ったらかして、無力の自分ばかり気に病んでよ。もしかして悲劇のヒロインに酔ってるの? さしずめ『落ち込んでる私チョーかわいそう』ってか? あ?」
「シンイチィ!」
「黙れ! 初戦敗退NOOBは、算数ドリルでもやってろ!」【フラグ確定】
別の方から飛んできた怒声に、反射的に反撃するが、すぐに鹿島に向き直す。
「メディックは病気じゃねぇ! 患者を! フクちゃんを見ろ! ああ、病気は治せねぇ。治せないけどなぁ、辛いとき一緒に寄り添って、嬉しいとき一緒に喜んで、近くで遠くでサポートするんだろ? お前に何かあったら俺がそうしてやる。だけどフクちゃんが今苦しんでいるんだぞ! じゃ誰がやるんだよ⁉︎ メディックのお前だろ⁉︎」
そう。たとえ無力な俺らでも、情緒を安定させたり、生きる意欲を向上させることで、治療効果を高めたり健康回復の改善等を促すことはできるのだ。
「……」
「何か言えよ。あ? マジでメディックを放棄したので、我関せずか? それってヒロインの放棄でもあるんだぞ? そうなんか? 残念だよ、俺はお前ほど理知的なヒロインを知らんからな。長いようで短い間おつかれ。誰か別の人を募集するわ。『大宮伸一は桜カレンにフラグされた』のメインヒロイン兼メディック、引き継ぎ希望の方はアコードで連絡を!!!」
「真面目シーンが興ざめwww」
カレンが腹抱えて笑ったので助かった。俺はシリアスが苦手だからな。
「ともかく、俺とカレンは今日病院行くぞ! お見舞いと頭下げにな。けど鹿島、お前は来んな!」
「……」
鹿島は俯いて小刻みに震えていた。怒っているのか? 絶望しているのか?
「あ、ちょっちょっ!」
カレンが声を上げた時は遅かった。鹿島はスプリントで教室から出て行った。
「ねぇ……本当にいいの? 梢ちん抜きで」
駅から出て、病院に行く道中カレンが訊いた。
「もー知らんよ」
「アンタさぁ、悲劇のヒロイン云々は言い過ぎじゃない? そりゃーアタシだって、いつまでウジウジしてんのっては思うけど」
言い過ぎたのは認める。もう少し穏やかに諌めるつもりが、ついカッとなってしまった。カレンがモノ言いたげに上目遣いに見てくる。
「ねぇ、ちょい聞くけどさぁ。フクちゃんの前で、どんな顔すればいいの? ほら、アタシ空気読まないから、人前でも変なこと言いそう」
コイツ、空気読まないのは自覚しているのか……。
「普通に再会を喜べばいいんじゃね?」
かく言う俺も、礼を失しない自信はない。こんな時こそ、鹿島は上手に対応してくれるんだよなぁ。
「その普通が難しいんですわ。まあアンタに任せる」
今日、やっとぐずついた天気は終わり、久しぶりにカラッと晴れていた。時折頰を撫でるそよ風が心地よい。カレンの表情が思いの外真剣で笑える。何を言うべきで、そうでないかを考えているのだ。脳という器官を動かすいい機会だなこりゃ。緩やかな坂道を、言葉なしで登っていく。久しぶりに彼に会える喜びと、病気の進行をどう捉えたらいいのかとで、いろんな考えがぐるぐる交差して複雑な気分だ。
病院の正面玄関に着くと、くすんだ青色のタクシーが車寄せに駐車した。気にも留めずにいると――
「ちょっ!」
カレン特有の、必要以上に強い力でポンポンと叩かれる。彼女の視線を追っていくと……?
「……」
鹿島が降車していた。
先程まで散々俺を空気のように扱い、目も合わせなかった彼女。今はまなじりにうっすら露を含んで俺を見据え、花びらの唇をむずと結んで、物言いたげな憂い顔をしていた。
「あの……」
言葉が詰まった。このヒロインは、中学からのフレンドなので、言わんとすることは手に取るようにわかる。微妙な距離で、微妙な表情をする学生らに、周囲は訝しげな表情を隠さない。鹿島は、ハンマーを振るような勢いで頭を垂れた。
「ごめんなさいっ! 私も一緒に行きたいですっ!」
「……」
俺は表情1つ変えなかったが、カレンにはそれが気に食わなかったらしい。
「ちょっと、何か言いなさいよ」
と肘で突いてきた。正直、先の口論で友情にまで亀裂が入ったので、今後どうしようと悩んでいた。そのため、こう言われると内心手を叩いて喜んだ。まあ、それをエモートするわけにはいかないが。カレンをちらり見ると、長いまつ毛をパチパチさせながら、俺が何と返すのか固唾を飲んでいた。
「ご勝手に」
鹿島を横目で見直して、淡々と返した。
フクちゃんがいる病棟のナースステーションに申し出て、彼の個室に向かう。通常は4人部屋だが、こういった事態になると、周囲をいたずらに動揺させないため、特別に移される。ノックすると、お母さんが返事をして扉を開けた。
点滴やら何やらのチューブが、それこそパソコン配線のように、あちこち彼に接続してあった。中でも、乾いた血のこびりつくガーゼに這う蛇腹が目立った。キーンという駆動音と共に、人工呼吸器が彼の呼吸に合わせて空気を出し入れしている。片手には、ナースコールのスイッチを持たせてあった。
フクちゃんは上半身を晒して、若干虚ろだった。しかし、寝ながらにして俺らを見つけると、正気を取り戻したようにニコリとした。顔は汗でテカついていた。
鹿島は、ほんの一瞬だけだが、複雑な表情を見せた。笑ってやれよ、と隣で思った。
「久しぶりー」
意思が通じたのか、とびきりの笑顔で声かけた。そして間髪を容れずに――
「最終日に来れなくて、本当にごめんなさいっ!」
「マジでごめん! このとおり!」
3人して深々頭を下げた。
「――――」
フクちゃんは声なく笑った。口をモゴモゴ動かすが、よくわからない。
「えっと……」
鹿島が読唇術を試みたが、俺とは違って判読できない。彼が口をあまり開かないからだろう。意思疎通が図れない程、辛いものはない。フクちゃんは何度も繰り返した挙句、ちょっと眉根を寄せた。
「もっとゆっくり言いなさい」
割って入ったのはお母さん。流石生みの親なのだろう。
「急に眠たくなったと思ったら、死ぬ寸前だったですって」
と通訳。彼は前歯を見せてニンマリ。
「は……はははっ」
カレンが笑えない冗談を無理やり笑った。俺もどう反応していいのかわかんねぇ。健康体が、仰々しく『死ぬかと思ったw』とふざけるのと、重みが違う。本当に死の淵から蘇ったのだから。
「あの……これをっ! 私が作りました」
鹿島がカバンからハンドクラフトのぬいぐるみを出した。丸顔のスポーツ刈りで、ニヤリとしている小僧さん。彼は一目で自分だとわかった。お母さんと目配せする。
「まあわざわざ……よかったね。病院は殺風景だから……」
人形と本人を見比べる。その顔はとても柔和だ。感染予防のため、生花などの生ものの持ち込みを禁止しているからな。フクちゃんに、他の児童生徒さんの分も渡してくれるよう頼んだ。今彼らはリハビリで不在らしい。
お母さん曰く、フクちゃんが良からぬ事態に陥っているのを悟って、あの2人も動揺したらしい。知的な遅れを持つ彼らでも、将来自分もこうなると恐れ慄いているのだ。
「意識が戻ってから退屈してて……。よかったねお友だちが来てくれて」
お母さんは、心底そう感じていた。フクちゃんも硬直した手を無理やりピースにする。
「タブレットを見せてるけど、ずっと持っているのがきつくて……」
固定アームが必要だな。パンフレットを探して、後日持ってくるか。ネットはできる思ったが、医療機器の誤作動となり得るので、病院では無線LANを禁止にしている。LANコンセントはあるが、そもそもアームと固定台がないと危険だ。機器を肢体の上に落としたら大ごとだから。
俺が1人で思索に耽っていると、話題は切り替わっていた。
「本当に学校が好きだったから、当分何やろうかなと話して」
なるほど。健常者は学校を、それこそ勉学の監獄と忌み嫌っているが、外出もままならない入院中の子どもにとっては、唯一の活動の場なのか。
「授業はどうするの?」
さすが鹿島。お母さんではなく、フクちゃん本人に問いかけた。
「訪問教育に切り替えるよう申請してます。もう分教室に登校は難しそうだから」
なるほど、ベッドから医療機器まで全部を輸送する必要があるからな。お母さんが代弁者……というか積極的に話しているので、フクちゃんは何も言わなかった。しかし、俺らの顔ぶれを見て、いたく満足げにウンウンと頷いていた。
ほんと、どこまで強いんだこの人……。普通だったらさ、将来の病状に絶望して肉親にさえ会いたくはないはず。いわんや、こんなチューブだらけの姿、人に晒せるか? 俺だったら耐えられない。彼の穏やかな表情は、悟りを開いたと言った感じで、そう思うと仏様のように見えてきた。
「――――」
「これから指一本動かさないで生活できる。進学も就職もナシ。超ラッキー」
彼なりの冗談だろう。お母さんは通訳して笑った。俺らは何も言えない。そこへ、看護師が処置のため入ってきた。長くかかるので、今日の面会はここでお開きになった。鹿島は名残惜しそうだが、いつでも来ることができるんだぞ?
部屋を去る時、またフクちゃんの口が動いた。
『ま た ね』
お母さんを経由せずに理解できた。たった3文字だが、そんな言葉がうれしかった。俺も、カレンも、もちろん鹿島も。
「よかったな、安定してて」
「だから言ったっしょ? エピソード的に、鬱エンドになるわけないじゃん」
身も蓋もないことを言うな。俺らの雰囲気は明るくなり、揚々と帰っていた。ここへ来る足取りと明らかに違った。
「あの……」
病棟のロビーに来ると、鹿島が思い切った調子で切り出した。
「あ?」
「私、大宮くんの言った通りだった。自分の無力さばかり考えて……全然フクちゃんのこと考えてなくて……」
一拍おいて彼女は続ける。
「術後をどう受け止めるべきかとか、情緒不安定にさせてしまったらとか、万が一亡くなったらとか、とにかく嫌なことばっかり気がかりで、気持ちが悪い方へ悪い方へ錐揉みしていって……」
「もーいいじゃん! 大丈夫そうだし、怒ってもなかったし」
カレンが慰めるように、バンバン背中を叩く。
「ううん。改めて自分の未熟さを思い知ったよ。だから……私……ここでヒロイン辞めます」
声が震えていた。涙がまぶたを破る寸前だった。
「迷惑かけてごめんなさい。それじゃさようなr――」
「バーカ。こんな末端ラノベに応募なんかあるわけねーだろ。ありゃハッタリだ。お前以外あり得んわ」
それを聞いて、カレンの顔色は照明装置のようにパァッと明るくなった。
「そーよ! 梢ちん以外、誰が勤まるっての!」
感極まって鹿島の顔がくしゃくしゃになった。ポロポロと真珠の涙もこぼし始める。ヒロイン辞退は、すなわち縁切りだ。鹿島は、当然そんなことをやりたくないと思っていたし、俺らもそうされるとマジで困る。もし彼女が固執するなら、俺らは全力で阻止したはずだ。
「あ゙り゙がどゔ……本゛当゛に゙あ゙り゙がどゔ……」
「ちょっとなに泣いてんのwww」
カレンは慌てて鹿島を抱いた。病院スタッフが変な顔を見せているが、気にするもんか。
「泣くな泣くな。さあ次はお母さんのお見舞いだろ? 俺らも行こうぜ? いいだろ? 弟も誘って行こう」
「ゔん゙」
涙と鼻水でめちゃくちゃの鹿島は、純粋で、愛おしくもあった。こうして俺らは、メディックを失わずに済んだわけだ。
!実績解除!【鹿島立ち】
:条件:鹿島梢を立ち治らせた。
「ロビーは感動の色に染まって、俺らは再度友情を確かめたのであった……こんな筆の擱きかたでいいか?」
1人こう締めくくると、カレンは訝しげに何かを思い出す。
「そういえば、シンイチ君……」
鹿島を離し、代わりに俺の襟をぐいと掴む。
「アンタさあ、さっき“初戦敗退NOOB”とバカにしましたね?」
エンディングなのでカレンも微笑んでいた。字面はそうだが、面には青筋立ってこめかみがピクピクしている。それよ! 先ほど鹿島に“悲劇のヒロイン”と言い過ぎた。しかし、カレンへの失言はフラグだ。
「もう終わって! エピソード終わっ――ちょおおおお!」
カレンは拳を握り、振りかぶろうとする。
「……」
しかし、さすがに場所が場所だ。騒ぎを起こす俺らを、誰も彼も見ていた。周囲を見渡したカレンは、掴んでいた手を離す。俺はフローリングに座り込んだ。
「チッ……次のエピソードに続く!」
!実績解除!【レジェンダリーサバイバー】
:条件:桜カレンからのフラグを10ミッション回避した。
エピソード2も終了です。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。とにかく鹿島は描きにくいヒロインでした。本来ならメディックスキルを強調した医療ドラマ風にすべきなんでしょうが、学園・ゲームものの作風からかけ離れ、私の知識不足も相まってボツ。その代わり鹿島の優しさをメインに据えました。しかし、ご覧の通り、彼女は辛い事きつい事を我慢し、学校を巻き込んだ騒動を引き起こすわけがないので、心情の移り変わりが不透明で、こじんまりとしたエピソードになりました。コンバットソフトボールの主観視点時が心理描写のチャンスだったわけですが、ここはネタのオンパレードでそれどころじゃなかった。今回はフクちゃんというサブキャラを中心にした話でしたが、将来は大宮とカレンとの3者関係を書ければと考えています。
次のエピソードのヒロインはメグになりますが、これに関して白紙状態です。いくつか案は浮かびましたが、書ける自信がないのでボツ。本来はサブヒロインだったので、キャラ立ちさせてもいない上、若干カレンと被っている部分もあります。なので、新エピソードは少しお待ちください。その間、エピソード2の注を完成させ、また見直しも行います。