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【e5m7】おーみやくん時限独占(6)
できましたが、あまりにも短いので次も出します。
愛情料理を作ると、先輩が意気揚々とスーパーから買ってきたのは、卵12個入りパックだけだった。
「だけ……???」
「( -`д-´) まいちゃんの“たまごわりりつ”は、3割2分。プロ野球せん手なみだよね」
「そーっすね(絶望)」
「٩(。ì_í。)و 今日もがんばるぞ! えい、えい、お――」
パックを片手に天高く振り上げたのが、実に先輩らしかった。勢い余って放り投げてしまったからな。グシャッと痛快な音ではあったが、全ての卵が粉砕してしまった。早くもやらかして……というか調理以前の問題だな、これは。
「( ;ᯅ;`)」
言葉も出ないほどのショックらしい。
「(◞ᾥ◟) たまごわりりつ、計算しなきゃ……」
「いやいやいや、その前に片付けましょうよ?」
床を掃除するため、今回はここで切らせてもらう。