【e5m6】おーみやくん時限独占(5)
できました。次は本当に短いので我慢してください。
常田先輩が大宮家を占領すると、すっかり夕飯の時間になっていた。俺1人だったら、冷凍食品やコンビニ弁当などで済ませるのだが、流石に先輩がいると、ちょっと考えちゃうな。
「せんぱ〜い。ÜberSoldierで頼みますけど、何がいいです?」
「( -`д-´) おーみやくんっ」
「はい?」
「(๑•̀ㅂ•́)و 今日はまいとおーみやくんの、同せい記ねん日だよっ?」
「……ええ。だから?」
「(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ モ〜! だぁかぁらぁ、一生思い出にのこらないとダメェー!」
牛さんになって、出前を断固拒否する。つまり薄暗くて、静かで、キャンドル灯る高級レストランに連れて行けと? 金ねぇんだが……。
「(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ まいちゃんが、愛じょうこめて作るのー!」
「……」
「(。-`ω´-) そのお顔は何?」
いえ、アホの子やポンコツをやってる先輩が、自炊できるとは到底思えない。どうせ『砂糖と塩を間違えてるぞ』をやらかし、俺の体力が5下がり、根性が5上がる。仮にもし料理できたとしても、ネタとして面白くならない。
「( -`д-´) おさっしの通り、まいちゃんりょう理はできません」
「そんな堂々と言われても……」
「(◍︎˃̶ᗜ˂̶◍︎) けど、チャレンジすることが、大切なんだよ?」
それ、不味いものを食わされた俺の台詞ですよね? 早くも言い訳というか、予防線張ってません? ますます嫌な予感がしてきたんだが?
「ᕙ(' ᵕ ˂̵ ˵) てわけで、まいちゃんに、まかせなさい」
夏合宿の惨事が再現されなきゃいいけど……。
今回も読んでくれてありがとうございました。