表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/106

後の幼馴染みだそうです

幼馴染み枠の登場です。


※5/30 リリィのセリフを大幅に改稿

「ジーク、ちょっと来てくれる?」


6歳になった俺は部屋でゴロゴロしながら辞書を呼んでいた。やはり言葉というものは早いうちに完璧にしておきたい。6歳にもなったというのに家から出ずに読書ばっかしている。ラノベばっか読んでた学生時代の休日を思い出すなぁ。ちなみにジークというのは俺の愛称だ。


読書を中断し、返事をしながら玄関へ顔を出してみると見知らぬ美女と美幼女が立っていた。なんとなく顔のパーツが似てるあたり親子だろう。美幼女は俺と同じくらいの歳に見える。


「あら、あなたがジークリードくん?こんにちは」


ややおっとりとした感じで、母性がハンパない。世に言うあらあらうふふ系というやつだろうか。抱擁されたい。


「こんにちは、お姉さん」


「あら、うふふ、まだ小さいのにお上手ね。お姉さんなんて言われるのいつぶりかしら〜」


いや、この容姿を目の前にしておばさん呼ばわりする奴がいたら眼科行きか粛清が決定する。というか俺が粛清する。できないけど。


…で、誰なんですこの人たちは?ソフィアに説明を求めるように視線を送る。


「ほら、うちの近くに一軒だけ家があるでしょ?そこに住んでいるリディアナ・エクリルさんよ」


あーあそこの。実は我が家は村のはずれの方に位置しており、周りに民家が少ないのだ。というかこのエクリルさんの家しかない。故に俺という名のボッチがいとも容易く爆誕してしまう訳だ。


前世でもボッチだったかって?察して差し上げて。


「…リリアーヌっていうの。ことしで6歳になるの。ジークリードくん…でいいの?」


俺が勝手にネガティヴゾーンに突入していると、リディアナさんの服を掴んでジッとこちらを見ていた(かわいい)女の子が喋りかけてきた。上目遣いでポショポショと控えめに囁くような喋り方をする。この歳にして童貞が喜ぶツボを押さえている…だと…!?リリアーヌ、恐ろしい子!


あ、俺も今は6歳だし童貞もクソもないか…


「ジークでいいよ。その…よろしく」


おぅふ…この壊滅的な会話力よ…相手は6歳だぞ?なんで物怖じしてんだよ、俺。


「わたしのこともリリィってよんでほしいの…よろしくね」


少し緊張が解けてきたのか、初めて笑みを見せる。守りたい、この笑顔。


「リリィも周りに同じくらいの子がいないからジークリードくん、たまにでいいからこの子の相手をしてあげてくれないかしら?」


「もちろん、毎日でもいいですよ」


こんな美人にお願いされたら、即答でOK出しちゃうに決まってんだよなぁ…


そもそも、こんなかわいい幼女の面倒を見るとか負担でもなんでもないだろ。あ、先に言っておくが俺はロリコンではない。


「あら?ジークそんな丁寧な喋り方できたの?えらいわね。早速リリアーヌちゃんと部屋で遊んできたら?」


おっと、敬語はまだ使ったことなかったか。まあ子どもが「ですます」を使うくらいはどこの世界でも別段おかしなことではないだろう。なんかこれ以上喋ってると変なボロが出そうだしソフィアの提案通り撤退しますかね。リリィにそっと手を差し伸べると、リリィもこれまたそっと手を握ってきた。かわいい。


「うふふ、もう仲良しね。ジークリードくんしっかりしているから安心して任せられるわね〜。リリィ、また迎えに来るから楽しんできなさいね」


リリィがこっくりと頷くと、リディアナさんがにっこりと笑いながら俺とソフィアによろしくとだけ言ってその場を後にする。いや、リディアナさんは終始にっこりしていたか。圧倒的女神である。


とりあえずリリィの手をひき部屋へエスコートする。初めてくる場所なので、興味津々なのか周りをキョロキョロしている。幼女は見ているだけで心が浄化される。素敵です。


で、部屋にリリィと二人っきりなわけだけど、ここで大きな問題に直面する。



さっき俺は「かわいい幼女の面倒を見るとか負担でもなんでもない」と言ったな?あれは嘘だ。



俺、子どもの面倒見たことねーし!!


何して遊んであげたらいいかわかんねーし!!



今はまだリリィは部屋の中キョロキョロしつつ、いろいろ物色してるから間が持っているとは言え、満足してキョロリング終了しちゃったら本当の地獄が始まるぞ…

人間、安請負をしてはいけませんね。


1人で大反省会をしていると、リリィが本棚をジッと見つめていた。


「リリィは本が好きなのか?」


「うん。でもまだじぶんでよめないから…」


笑顔で返事をしたが、すぐにショボーンとなってしまった。くっ…何故こう庇護欲が…ッ!!


「あー…なんだ、俺が読んでやろうか?」


「え?ジークは絵本がよめるの?すごいの…よんでほしいの!」


ショボーンから一転して、オッドアイをルビーとサファイアのようにキラキラさせながら一冊の絵本を持ってくる。本棚には結構な量の絵本があるが、ソフィアが読み聞かせてくれた奴以外は全スルーしているので未読の物が殆どだ。まあ俺も初見で楽しめるしちょうどいいか。



「シェズバルドの大冒険」



ん?シェズバルドってあの「シェズバルドの命丸」のシェズバルド?人名だったのか…さてはてどういった内容なのか。


「むかーしむかし、アクシアには代々大切にされてきた聖杯がありました」


「せいはい?」


「なんだろうな…すごーく大事なコップのような物…かな。まあようはコップだ。多分。続けるぞ。しかしある日、村の外からきた悪い3人の人間が来て、村の人たちを襲い、聖杯を盗んで行きました」


鬼でも化物でもなく、人間が悪役なのか…


「聖杯がなくなってしまい村のみんなは大騒ぎ。そんな中、シェズバルドという男が聖杯を取り戻すと言い立ち上がりました。シェズバルドは東の森に図書館を建て、漆黒の剣を持って旅に出ました……?」


は??なんの脈絡もなくさらっと図書館建設してるんですけど……違和感仕事しすぎ。


「しっこくのけん、ってなぁに?」


あ、そっちが気になるのね…


「真っ黒な剣のことだな」




「ねぇ……『けん』ってなぁに?」



幼馴染みの女の子って憧れますよね。ド◯クエⅤはビアンカ1択でした。


リディアナ:高身長でボンキュッボン。髪は長く、結って右肩の前に流してる感じです。


リリアーヌ:ロリ。ツインテ。前髪に父が錬成してくれたヘアピンのようなモノをつけている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ