目次 次へ 1/16 Sometime “ザザ~、ザザ~” 波がうち寄せては返していく 青空を背にそびえ立つのは、頂上が雲に隠れた高い火山 そこから感じられるのは、ただただとても恐ろしい気配 そんな禍々しい場所に、到底似合うとは思えない一人の少女 少女はフラリ、と海に向かって一歩踏み出した そして、少しためらうように、未練でもあるかのように後ろを振り返える しかし、前を向いて、少し唇を動かして そのまま海へと飛び込んでいった 跡に残ったのは波の波紋………