10話 るんを召喚してみた。
久しぶりに更新。すみません。
地味に忙しくなって、なかなか更新できなかったとです^^;
「ん……」
目が覚めて周囲を確認する。
木材の天井、太陽の光が差し込む窓。以前見た風景。あぁ、冒険者ギルドの部屋か。
恐らく僕が倒れた後、グラッドが部屋まで運んだろう。
僕の手には、ペンダントが握られていた。
「……あれは、夢じゃなく本当に契約だったのか……」
夢だったら、僕は、なんて中2病な夢を見てしまったんだと落ち込んでいる所だったが。
「……呼んでみるか。『光よ。我が命に従い、我の元へ来い』」
そういうと、目の前に魔方陣が現れて輝いた。光の中から、陰が現れる。
と、同時に飛びついてきた。勢いに負けて倒れる。
ゴンッと鈍い音。後頭部が痛い。
「ミイナー! ミイナが呼んでくれたー! わーい!」
満面の笑みで、とても喜んでいる。
召喚されたことが、そんなに嬉しいのだろうか。
「……急に飛びつくのは止めてくれ。これじゃいつかは死ぬぞ」
「う、ごめんなしゃい……。もうしないよ」
コンコン。とノック音がした。
「ミイナ? 大きな音がしたけど、大丈夫か? 入るぞ?」
グラッドが部屋に入ってきた。僕の上に乗っかっている、るんを見て
「……お楽しみ中失礼したな」
といい、その場を去ろうとする。
「おい、待て。そういうのじゃない!」
「そういうのってー?」
「るんは、知らなくて良いことだ」
「なんだ。違うのか。で、その子はどうした?」
るんは、えっへんと威張って
「るんは、ミイナの光のシモベだよ!」
「光のシモベは、こんな子供じゃなかったはずだ」
「そうなのか?」
と、僕が聞き返すと
「ああ、そうだ。光のシモベはユニコーンだ。人の姿なんて聞いたことがない」
「本来の姿になれるもん!」
また、るんが光り輝いたと思ったら今度はユニコーン?になっていた。
なぜ、?が付くというと小さいからだ。
子犬くらいのサイズ。角の先は丸くなっていて使い物になりそうもない。
えっへん、と威張っているが全然ユニコーンの威厳も何も無い。
「「…………」」
「……あれ? なんで2人とも黙ってるの?」
「……いや。ユニコーンって、こんな感じ、だったっけって思ってな……」
グラッドは苦笑いをして頭をポリポリ掻いた。
「……そうだな。もっと、威厳がある姿だと思っていたんだがな……」
「……威厳あるもん! まだ成長段階だもん! 2人のいじわるー! うえ~~ん!!」
るんは泣き出した。
「泣くな。ますます威厳が無くなる。」
「ミイナ、その言い方はないだろ。俺が悪かった。ごめんな?」
「ひっ……ぐずっ……うん……」
るんは直ぐに泣き止んだ。
……にしても……。こんなシモベで、大丈夫なのだろうか。
不安になってきた。他の召喚獣は、いつ契約してくれるのだろうか……。
まだかかりそうなら、もっと、役に立つ攻撃魔法とかを覚えなくてはな。




