1話 コスプレ男と出会った。
表現や言葉がおかしい部分があると思います。
不定期更新ですが、精一杯書いていくので宜しくお願いします。
何か、小説の機能をうまく使えてないので読みづらいです。
すみません。
面倒だ……。この話の主人公、17歳の少女の口癖。
胸あたりまで伸びた長い黒髪、身体は痩せ過ぎていてガリガリで、日光を浴びないため恐ろしいほど肌が白い。
何もかもにやる気が出ず、リアルにまったく興味がない。
家で、ひたすらゲームをする日々を過ごす、引きこもりである。
毎日、明け方までゲームをして昼過ぎに起き何も食べずゲームをする。
唯一食べるのは母親が作る夕飯のみ。
早く死ねればな。なんて思って泣き崩れた日々。
本気で誰も助けてくれない。周囲は冷たい視線。つまらない人生を終わりにしよう。
遂に、少女は実行に移す。
家からそう離れていない高い崖の前に立ち、深く深呼吸をして口を開いた。
「さようなら、僕の人生」
もしも、生まれ変われるとしたら次は弱みを見せない。絶対に。
──生まれ変わるかすらもわからないのに、そんな事を考えながら前のめりで飛び降り目を閉じた。
……バシャァッンと、大きな音がして水飛沫が飛んだ。太陽に照らされキラキラと雫が輝く。
そんな中、ミイナは考えていた。
コンクリートに叩きつけられて死ぬはずが、水に落ちたな……何故?
……まぁいい、僕は泳げない。溺れて死ぬだけだ。計画が狂ったが好都合だ。
息が出来ない。苦しい。まぁ、いい。このまま……死ねる……。
ミイナは死を受け入れ目を閉じた。意識が遠のく中、自分の体を抱え込まれるような感覚がした。
目を開けると誰かが自分を抱いたまま上へ上へと上がっていく。
そして水面から顔を出してしまった。
ミイナはゲホゲホと激しくむせながら、抱えていた人物を睨んだ。
その人物は、それに気にすることもなく焦った様子で声を張り上げた。
「おい、大丈夫か!?」
不本意ながら僕は助けられてしまった。
まるでギャルゲーの主人公のような、イケメンではないが清潔感がある軽装の黒い鎧を着たコスプレ男に。