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「この能力の名前は、、、特に決まってねぇんだ。」
「え、でも呼ぶのに不便じゃ無いですか??」
「不便だけどよ。考えてみろよ近年いきなり身につき始めた能力だぞ。日本だけじゃなく世界中に現れてる。そんなものに名前なんか付けられるかって話だ。」
言われてみればそうだ。考えれば日本で呼び方を統一するだけでも大変そうだ。
「まぁいくつか呼ばれてる名前はある。例えば、ギフトや加護、そしてダールなどだ。おっと話がそれすぎたな。お前うちで働け。あたしらはそういう能力を持った奴らの集まりなんだ。」
「でも僕役に立つかどうか、、、」
「あたしらの仕事内容的にぴったりな能力なんだよ。」
「ちなみに仕事内容と言うと?」
「簡単に言うと雑用だ。日本の誰もやりたがらないな。」
「少し理解できないのですが、、、」
「はっきり言うと暗殺、スパイ、運びなどだ!」
「それでは僕はこの辺で失礼します。」
「待て待て!!お前の能力はあたしらに必要なんだ!考えてもみろ。今まで苦労して侵入してた場所とかに簡単に入れるようになるんだぞ!」
「そんなこと言われましても僕がその能力を持ってる確証なんてありませんし。」
「まぁ言われてみればそうだな。よし!ちょっと待ってろ!」
気まずい。とても気まずい。シルと呼ばれてる男と2人きりになってしまった。
「おいお前。」
「は、はい。何でしょう、、、」
「悪かったなこんなことに巻き込んじまってよ。」
「い、いえこちらこそすみませんでした。えーっとシルさん?」
「シルファだ。シルファでいい。」
「分かりました。シルファさん。」
「さんはいらねぇっつーのめんどくさい奴だな。」
「は、はぁ」
「よー待たせたなちょいとこいつを開けてみてくれ。」
ひとつの小さな箱を渡された。
「これは?」
「いいから開けてみろ。」
「はい、、、はい??あれ、、、」
「おーすげぇ手際じゃねぇか。」
気付かぬ間に手元の箱が空いてしまっていた。
「いや、僕は何も、、、」
「なーに言ってんだあんなにパパっと開けてたのによ。」
「そしてこれは?小さな、、、バッチ?」
「おうよ!うちの組織ハヤブサへようこそ!」
「いやいや!!まだ入るなんて言ってn」
「そのバッチを手にしたのに今更なぁシル。」
「そうっすよねぇ姉貴あんだけ簡単にあれを開けちまう様なやつ入れない訳にはいかねぇっす!」
「うんうんさぁこれで2対1だが?」
「これ入るって言うまで帰してくれませんよね、、、わかりましたわかりましたよ入りますから早く帰してください。」
「それはよかった!それじゃあ宜しくなトビ!」
「よろしくお願いします。えーっと」
「そういやまだ名乗ってなかったな!あたしの名前はホーラ!つっても偽名だがな!と言うかここにいるやつら全員偽名だがな!」
「それは何となくわかってましたけど、、、それじゃあホーラさんよろしくお願いします。」
こうして変な巡り合わせが重なりハヤブサと言う組織に入ることになってしまった。これからどうなる事やら。
さーてここでいきなりですが昨日の能力の補足に入ります!
少しわかりにくいかなと思ったところがあったのでついつい。
能力を手に入れる方法は全部で4つでしたね。
1つ目 産まれながらにして持っている。
2つ目 生死をさまよい手に入れる。
3つ目 親密な人が目の前で死ぬ。
4つ目 能力持ちの人間が目の前で死に更にその死んだ人物が能力を渡したいと思った相手1人に能力が身につく。
そしてその説明のひとつ!いくつも能力が手に入る場合、についての補足です!
1つ目の産まれながらにして持っていた場合はその他の3つの出来事に遭遇した回数分能力を手にするチャンスを得られます!チャンスと言っても二つ目の場合、三つ目の場合に関しては運なんですけどね!
能力を2つ目、3つ目で得た場合。この場合これ以降2つ目と3つ目で能力を手にすることは絶対にありません。2つ目で得ても3つ目で手に入ることは無くなりますし3つ目で得ても2つ目の場面に遭遇しても能力は得られません。どちらか1回のみで得ると言うことになります。
例外としてその後4つ目の場合に遭遇した時のみ能力が手に入ります!
こんな感じですかね分かりにくくてすみません。
とても拙い文章ですがまた来ていただけるとても嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。