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前世について

前世の私は高校生でとても大人しい性格でしたが、あまりいい人生とは言えませんでした。

両親はお互いにいがみ合い、学費ぐらいなら世間の目を気にしたのか払ってくれていましたが、

「働かざる者食うべからずだ。」

と言って、食費は自腹な上、生活費も払えと強制してくる始末でした。

お金を稼ぐ為に学校以外の時間はバイトで時間を埋めていました。


「何なんですかその親は。本当に親なんですか。こんなにも健気なお嬢様にそんな仕打ちをして、それでは現在と何の違いもないではありませんか。」

「ありがとうマリア。でも大丈夫よ。今はあなたがいるもの。前世の時より寂しくないわ。」


現在の親、シャードゥ公爵と夫人ですね。この親も現在私の事を気にもかけず、むしろ距離を置かれています。公爵である父は仕事が忙しく、滅多に家に帰って来ることがありません。

母である公爵夫人は私の妹である、ミリネア・シャードゥを溺愛していて私に対しては何も興味を示さず、別荘であるここに私を移してミリネアを可愛がっている。…という話らしい。

ミリネアは私の一つ下でとても可愛いらしい。らしいというのは私が物心つく頃にはもうこの別荘に移動していた為、ほとんど家族の話を聞く機会が無いのです。


いけない、マリアに前世について説明しないと。

私は少しでも人生を楽しみたくて貯めたお金でゲーム機と一つのソフトを買いました。この世界でもある「大空の王子と太陽の巫女」というゲームでした。主人公であるヒロインが王子様やその友人と仲良くなって幸せになる。そんなお話。最終的には一番好感度の高い人と結婚するはずなのですが私はそれを見た記憶がありません。クリアする前に死んでしまったのでしょうか。


「どうかしましたかお嬢様。」

「え?あぁ、ごめんなさい話の途中だったわね。ちょっと考え込んでしまって。」

「いいんですよお嬢様。わたしもなかなかゲームなどの知らない単語で理解が追い付いていませんので、ゆっくり思い出してください。」


マリアは私に微笑みを向けて待ってくれていました。

マリアもこんな所で働いていなければもう結婚できてるんじゃないかと思うほど優しいです。

私にとって彼女は本当の母親です。血が繋がっていなくても小さな頃から私を見守ってくれたのは彼女ですから。


前世前世、あと何か思い出したことは…学校のことですね。学校でも私は心休まる事がありませんでした。授業中は何もありませんでしたが、休み時間中は必ず嫌がらせを受けました。

悪口やわざと聞こえる様な陰口は日常茶飯事、時には物を隠されたり、机の上に花が置かれていたり落書きされていたり、時には脅されて金を出すこともありました。あまり持ち歩きませんでしたが。最終的にはそれがエスカレートして…


「エスカレートして?」

「お嬢様?」

文字数のブレ幅が激しい…

読みにくかったら申し訳ないです。


前世の両親は毎日帰って来るのが12時以降でした。

ゲームやり放題ですね!

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