第2話
ユウ・エニシアじゃないか、なんでこんなところに!?
ユウ・エニシアとは、攻略対象の中の1人でもともと女たらしだったが、ユイカに出会いどんどん変わっていく。という設定だ。
このキャラクターは、意外と人気だったのだが名前が女の子っぽいと言われ、いじられていた。
「あれ?もしかして君は……」
ユイカがいることに気がついたのか、部外者は立ち去るとするか。
「エイトくんだね!」
「……」
「え!?」
「あ、すまない。まずは、自己紹介をするよ。僕の名前は、ユウ・エニシア。よろしくね、エイトくん」
どういうことだ?なぜ、私の仮の名前を知っている?
「あ、あの?」
そういえば、ユイカがいることを忘れてた。…………………
ん!?待てよ、このシュチュエーションどこかで……
思い出した!このシュチュエーションは、ユイカとユウが初めて合う場面だ!
ユイカがまだクラスに馴染めなくて、1人で学食を食べに向かうときにユウと肩がぶつかって、ユウがユイカに一目惚れするんだ!
「こんなことで惚れるのか。」
「?なにか言ったかい?」
「いや、別に?」
まずい、これは非常にまずい!このまま、ユウがユイカに惚れなかったら…?ま、まだ他に4人攻略対象は、いるから…!
大丈夫だよね?
「それより、エイトさん。一緒に学食、食べに行きませんか?」
いつ聞いてもきれいな声だ。こんな声で言われたら、
「うん、いいよ。」
…………………言ってしまった。
どうしよう?まじでどうしよう?あまり、ユイカとは関わりたくないのに!!
「それ、僕も一緒にいいですか?」
へ?
「あの、エイトさんと2人で、行きたいんですけど。2人で」
あれ?
「別に、1人増えてもいいじゃないですか。」
この2人って、
「あなたよりも、エイトさんと2人だけで食べたいって言ってるんですけど?」
こんなに
「そんなん言ったら、僕だってエイトくんと2人で食べたいんだけど?…」
言う人だっけ?
ギャーギャー
ギャーギャー
私がゲームをやっていたときの2人は、ユイカなら
「3人で学食ですか?いいですね。」
や、
「私はいいので、お2人で行ってきてください。」
とか、優しい子のはずなのに…
おかしい。何かが違う。
「エイトさんは、どっちと行きたいんですか?」
「え?えっと、2人と行きたいな。ほら、大人数で食べたほうが美味しいし?」
「まぁ、エイトさんがそう言うなら。」
「エイトくんの言う事なら。」
「「…………………」」
〜食堂にて〜
「エイトさん、美味しいですね」
「う、うん。美味しいね」
「エイトさん、これも美味しいですよ?ほら、あーん」
「!?い、いや別にそんな、自分で食べれるよ?」
「こうするのがいいと聞いたんですが、だめでしたか?」
うぅ!可愛い♡……駄目だ、つい可愛くって言うことを聞いてしまう。こんなの私のキャラじゃない!
「やめないか、人前で。僕だってやりたいのに…」
う〜ん?
さっきからユウが言っていることの意味がわからない。私のことが好きみたいな言い方じゃないか。
「あ、そういえば。エイトさんって好きな人。いるんですか?」
好きな人?そういえば、前世では二次元にしか興味なかったな。
「フォーチュンラブ」の中で、一番気に入っていた攻略対象なら1人…………………
名前は、カイト・クロエツェル。その名の通り、カイナの義理の弟だ。まぁ、乙女ゲームでよくある設定だ。そういえば、まだ出てきてないな?
「キャー!」
「カイト様よ〜!」
!?