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調子にのりやすい犬型妖精ロボット

「なんだあいつら…真っ直ぐフェアリーパラダイスに向かってるぞ 何者だあの 3人」

「フェアリーパラダイスは普通の人間には見えないのに…もしかすると…」


小太郎達は 小ちゃいおっちゃんが脱出した屋敷前に到着した

「おっちゃんどこだ?」

「ほれ 小太郎殿の足元に入り口があるじゃろ」

よくよく見ると扉らしきものが

「ここ?俺達入れないぞ…」

入り口は 妖精サイズ

小太郎達が入れるサイズではないのだ

「わしが行って話しをつけて来る!」

「やめておくのじゃ 皆お主の知っておる彼奴らではない…心を折られてしまうぞ」

行こうとする小ちゃいおっちゃんと止める小ちゃいおっちゃん

「しかし この入り口では小太郎殿達は入れん わしらがなんとかせねば…」

「ならば わしもついて行くとしよう」

「大丈夫か?」

「小太郎殿 ここで待っておるのじゃ わしら二人でなんとかしてみるでのぉ」

「でも!」

止めようとする晶太

「晶太 おっちゃん達なら大丈夫だ」

それを止める小太郎

小ちゃいおっちゃん達は 小太郎達に笑顔を見せてフェアリーパラダイスに入って行った


「おっちゃん達大丈夫かなぁ…」

「晶太くん おっちゃんはあゝ見えてすごい頼りになるんだよ それに太郎ちゃんが大丈夫って言うんだから きっと大丈夫」

晶太は (あきら)ちゃんの言葉で少し不安がなくなった


フェアリーパラダイス内では…

「頼もう!」

「誰か居らぬか!」

「ん?ハゲ発見!出合え 出合え!」

「ハ…ハゲ…」

過去の小ちゃいおっちゃんが心を折られる

「じゃから言ったろう…わし!こんなもので心折られておってはこの先持たぬぞ!」

「わかっておる…わし!行くぞ!」

「おぉ!」

奥から妖精達がわらわらと現れた

「わし!傷つけるでないぞ」

「わかっておる!」

「キエェェェェェェ!」

バタバタ…

小ちゃいおっちゃんの一声で数百の妖精が気を失う

「やるのぉ わし よ〜〜し!わしも行くぞ!キエェェェェェェ!」

バタバタ…


「おっ おっちゃん達始まったな」

外に居る小太郎達の耳に 小ちゃいおっちゃん達の声が聞こえてくる

「まさか…戦ってるの?そんな事したら…」

「大丈夫だ おっちゃん達なら」


「おまえら誰だ」

振り返る小太郎

そこには 一人の男の子が

「俺は小太郎だ!こっちが晶ちゃんで こっちが晶太だ!おまえは誰だ?」

「僕は のべ太だ!ここで何してる」

「のべ太くん…ケンカはダメだよ」

「ノラえもんは黙ってて!おまえらここで何してるって聞いてんだよ!」

のべ太は背が高く 体格も小太郎の倍近くあった

「仲間を助けに来た!」

「仲間だと…」

「太郎ちゃん…」

晶ちゃんが何かに気付く

のべ太の肩に動くものが…

「なんだそれ?」

「僕 ノラえもんですぅ」

ノラえもんは 小ちゃいおっちゃんと同じくらいの大きさ

「たぬき?」

「晶ちゃん あれはアナグマだぞ」

「失敬な!僕はこう見えても 犬型妖精ロボットだ!」

「太った犬だなぁ…」

「犬じゃない!犬型妖精ロボットだ!」

ノラえもんが真っ赤な顔をして怒っている

「ところでおまえ達は何してんだ?」

怒っているノラえもんを無視する小太郎

「僕達は 捕まえた妖精を…」

「のべ太くん!」

「あっ…」

「捕まえた妖精?」

「太郎ちゃん もしかして…」

「君はどうしていつもそうなんだ!妖精を捕まえて飼うのは他の人に言っちゃいけないって あれだけ口が酸っぱくなるほど言って聞かせたのに!」

「ごめんよ ノラえもん つい口が滑って…って 僕じゃなくノラえもんが全部言ったんじゃない?」

「あっ…そうかも…」

即興漫才か?

「太郎ちゃん もしかして今回の事って…」

今のノラえもんのわかりやすい説明で

「おまえらがやったのか?」

小太郎にも分かったみたいだ

「でも どうやって?」

「ふふん このノラえもんはな どんな事でも…」

「またのべ太くんは!僕が秘密道具でなんでも叶えてくれるって言おうとしたでしょ!今回も この妖精洗脳ライトと妖精ホイホイを使って…」

「ノラえもん…また自分で言ってる」

「ハッ!しまった!つい癖で…」

ノラえもん…調子にのるタイプみたいだな






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