悪者は人気者?
小太郎の一言がみんなを悩ませる
「小太郎殿 分かるように説明してはくれぬか?」
「光が効かなかったんだろ?」
「そうじゃ」
「なら…」
ハッとした顔をする小太郎と一緒に来た小ちゃいおっちゃん
「あ〜あ〜あ〜あ〜」
「……………って事だろ」
「おっちゃんうるさい!」
「わしは何も言っておらんぞ?」
未来の小ちゃいおっちゃん
「こっちじゃなくて そっち!」
「おぉ 若い方のわしか」
「もう ちょっと静かにしててよ 太郎ちゃんもう一度言って」
若い方の小ちゃいおっちゃんは黙るが 今度は未来の小ちゃいおっちゃんが ハッとした顔をする
「だから…」
「あわわわ…………」
「…………だろ」
「もう!静かにして!口にチャック!」
今度は二人共静かになる
「太郎ちゃん もう一度」
「全く…おっちゃん達黙ってろよ 光を浴びて静おばちゃん達は変わったんだろ?その光を浴びなければ 変わらないって事は おっちゃんは光を反射したんだろ だから一緒にいた小丸も大丈夫だったんじゃないか?」
「あっ…そうか…ハゲで反射したんだ!」
晶ちゃんストレートだな…
「晶殿…相変わらず 歯に絹を着せぬのぉ…」
あっちとこっちの小ちゃいおっちゃんがハモる
「だとしたらだよ…一体誰が何の為に…」
「そうじゃのぉ…わしらの存在を知っておるということは 清き心の持ち主のはず…」
確かに小ちゃいおっちゃんの言う通り
「しかし ここで考えておっても拉致があかん!早く小丸達を救わねば…小丸は正気なのじゃ これがバレたら小丸も危ういのじゃ」
「そうだな…杏を産むが安いだな!」
「?」「?」「?」
またみんなを不思議の世界へ誘う小太郎
「太郎ちゃん もう一回」
「杏を産むが安い!」
自信満々で言いきる小太郎
「もしかして…案ずるより産むが易し?」
「そうそれ!」
ガクッ…
全員が膝から崩れ落ちる
「ちなみに聞くが…小太郎殿 意味を知っておるのか?」
「知らない!多分 こんな時に使うんじゃないか?」
ガ…
なんとなく答えがわかっていた晶ちゃん達は なんとか膝から崩れるのを防いだ
一方その頃…
「そろそろ いいんじゃない?」
「まだダメだよ じっくり時間をかけないと」
「だってもう待てないよ〜」
「君はいつもそうだ!我慢という事を知らな過ぎる 後 3日は待たないと もしもの事があったら全て終わりだよ」
「えぇ〜 大丈夫だよ!ほら 行くよ!」
「あっ!ちょっと待ってよ!」
「晶太…またさっきので行くのか?」
「そうだよ」
車酔いをした小太郎
「大丈夫じゃ わしがついておる 晶太殿早急にお頼もうす」
「晶太 これを持って行きなさい」
晶ばあちゃんが持って来たのは おにぎり
「晶殿…かたじけない」
「おっちゃん 帰って来たらみんなでお食事会をしましょうね」
「……晶殿 あいわかった!小太郎殿参るぞ!」
士気を高める小ちゃいおっちゃん
「う…うん…」
車酔いが心配な小太郎
「おぉ 居る居る」
「のべ太くん そのメガネを外しても見える?」
「見える訳ないじゃん 馬鹿だなぁ ノラえもんは」
「はぁ…全くのべ太くんは…そもそも妖精とは ピュアな心の持ち主にしか見えないんだよ!見えないからって僕の道具に頼ってばっかりで!」
「いいじゃん 僕 一度妖精の世界で暮らしてみたかったんだ」
「僕だって 妖精ロボットだよ!のべ太くんのように 本物の妖精が見えない人の為に造られたんだから」
「そんなの嫌だよ 僕は本物と生活したいんだ」
「のべ太くん…」
寂しい顔をするノラえもん
小太郎達も小ちゃいおっちゃんを見つけた所に到着していた
「良し ここからは歩いて行くよ おっちゃん道案内よろしくね」
「わしはわからんぞ?」
「こっちじゃなくてそっち!」
「わしに着いて来るがよい」
「何か来た!のべ太くん隠れて」
物陰に隠れるノラえもんとのべ太
「何も隠れないで あんな奴らやっつければいいだろ」
「のべ太くん…君はいつからそんなきかん坊になっちゃったの…」
ノラえもんが悲しい顔をする
この ノラえもんとのべ太とは一体何者なのか…




