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世界に破滅をもたらす者 ビアグレの章  作者: 神無月 零
接触 ビアグレ
5/7

5.強敵

明日で修正するつもりです。

‘今’支部の中で最も強いベイカーさんは、どうやらお役御免の様だ。

まあ、最初から知っているが。

今、俺とベイカーとホールは森の中にいる。

すごし遡るが。

俺とホールはその後ギルドに辿り着き、ベイカーとパーティーを組むことになった。

リアンの受付嬢から《ウルフの討伐》と《グランー森の調査》を受けた。

ギルドの冒険者たちは最初から最後まで驚くことしかなかった。

いつも一人で任務をこなした支部最強の‘ソローのホール’はパーティーを組んだ、それも昨日ギルドに入ったばかりの新入りの俺とだ。

あと、どうやらホールは受付嬢のリアンに気があるらしい、話した時は顔を赤くして、目を逸らす。リアンもまんざらでもないみたい。

そして、俺はギルドにいるベイカーも仲間に入れた。

いきなり討伐を受けられない俺だが、能力が認められているベイカーとホールとチームを組む事で何とかなった。

そして、馬で森の中を走って2時間、今に至る。


「なぁ、俺がリーダーでホントにいいのか?」ベイカーは不安そうに俺とホールに聞いていた。


俺はちょうと軽そうな口調で。

「またか、大人げないね、ベイカーさん、先も言ったんじゃないか。

あんたは俺とホールよりよっぽど冒険者の経験がある。

そして、グランー森に関しても俺たちより詳しいあんたこそ、このパーティーのリーダーに相応しい。

俺たちはあんたの指揮と判断に従うよ。」


「オレも同意見だ」


「それが過大評価なんだが。は~。

そうとなれば!俺がリーダーになった以上、全員無事に帰る様に、きちんとしないとな。

よっしゃー!お前ら気を引き締めて行くぞ!」


「大声出すなよ。

ほら、ウルフたちがきったぞ。」

は~、とホールはため息をつく。


「ベイカーさん、俺、感動したよ。

やはり、リーダーというものはみんなを守るということだな。俺は感服しました。

それじゃあ、ベイカーさんは馬車の守り役で、俺は盾役で敵を引き止める、ホールは攻撃役で隙に突いて敵を仕留める。

いいなあ。」


「異論はない(ホール)」「……おぉぉ(ベイカー)」


俺とホールはすごし馬車を離れた。

森の中で現れたウルフたち15匹は攻撃せず、先に馬車を含め俺たちを囲もうと展開するつもりだったが。

俺は一人で群れに突っ込んでた。

襲い掛かる狼に、抜いてない剣で歯や爪を防ぎ、そしてホールに向かって殴り飛ばす或は避けて魔法で手のひらに衝撃波を出してホールに吹き飛ばす。

それをホールは適切に態勢を崩したウルフたちを一匹ずつに仕留める。

15匹を仕留めるにはそう時間が掛からなかった。


「15匹を相手するにはちょうときつかったね、

ベイカーさん終わりましたよ、死体を馬車に運んでくれないかな?」俺はまた軽そうな口調で言った。


「……おぉぉ、分かった。」


死体を馬車に運んた後、まだ太陽が高くで眩し、思った以上ペースが早かったので、俺たちはもっと森の奥に進んで見た。

そして、途中で見た狼は俺とホールが片端から始末した、それを馬車に運び込む。


「なぁ、俺がリーダーでホントにいいのか?」ベイカーはまた不安そうに俺とホールに聞いていた。


俺はまた軽そうな口調で。

「またか?ベイカーさん、先も言ったんじゃないか。

あんたは俺とホールよりリーダーに相応しいって。特にその仲間を守る心構え、俺は感服しました。

時に俺は思う、守るというのはただ仲間を守るだけでなく、仲間の財産や成果を管理し、守るのも、リーダーの大切な任務だと俺は思う。

それで、ベイカーさん、俺たちが倒して得た成果をこの馬車にまとめて、俺たちみんなの財産‘この馬車’と成果を一緒に、大切に守って欲しいなんだが、いいのかな?」と、俺は座っていた馬車を軽く叩いた。


「おぉ、ん、分かった……

そうだな。俺がリーダーだからな。

よっしゃー!馬車は任せな!俺が見事に守って見せるぞ!」


「だから、大声出すなよ。

ほら、また来るぞ」

は~、とホールはまたため息をつく。


元々はギルド全員に依頼する任務なんだが、いつの間にか馬車が狼の死体でいっぱいになった。俺がわざと大きな馬車を借りっていたから、軽く50体以上超えた。

なぜ、俺がこんな効率低い事をするのか。それは俺たちを見れば分かる。

ベイカーとホールは既に狼の血で血塗れになった。ホールはウルフたち仕留める時に、ベイカーは運ぶ時に。

対する俺は血の一つも付いていない、出発から今まで、ローブに埃の跡すらいない。

そう、俺は服が汚れるのをいいやでこんな事をしていた。

それだけでない、ベイカーとホールは俺より森の事を知っている。今この状況では、一人でするより効率的だった。

そして、嬉し事に、ベイカーとホールは名だけの冒険者ではない、素早く仕留めて、集める。留めはともかく、死体集めは俺一人より速い。

だから、俺は最初からベイカーを誘うつもりだった。

ウルフの討伐はいろんな税金を抜けて、一匹ずつ500コル。異常事態だから、普段の300コルより多い。

だが、ウルフの死体が1000コルくらいある。臓器は薬になれる、歯や爪や皮など装備や家具や飾りなどになれる。一文無しの俺にはウルフたちの死体を捨てるには惜しい。


しかし、これは思った以上に早く進んでいる。

ベイカーとホールはこのグランーの森に詳しく、そして、ウルフたちの習性も知っている。

迅速にウルフの群れを見つけ出し、仕留める。

こんなに沢山殺すと、もう狼の心配要らなくね?

ウルフの討伐が2時間くらいになった、太陽の光が減って、空が曇り始めた。今は午後4時くらい、夏だと、また日が強いはずだが。湿気や動物を見るに、どうやら雨が降るそうだ。いいやだな、濡れるのは御免だ。降る前に何とか引き返そう、一時間の猶予はある。

そして、ちょうど馬車が満タン状態になる頃、俺たちはベイカーが知っているウルフの巣へきった。

だが、遠くから、明らかな異常を感じていた。

突然、大きな遠い吠え声が聞こえる、それも大型の獣の声だ。


「なんか、やばいな。」ホールはすごし怯えている。


「この森に大型の獣があるか?」俺は割と冷静なベイカーにそう聞いていた。


「いないはずだ、少なくともこの森にな。」


「もしかして、このウルフの異常はこれに関係が?」


「そうかもしれない、近くに行こう、森の調査も俺たちの仕事だ。」


最初から調査が目的の俺は、それを同意し、俺たちは進んていた。









俺たちが見えていたのは大型狼と一人の女性と戦っている光景だった。

10メートルある青と銀を混ざってた毛を持つ、背中が焼かれた痕跡がある大型狼に対し、美しい女性のほうが俺の目を惹きつける。

その女性は俺は見覚えがある、先程ギルドに行く途中で出会った少女だった、先を越された様だ。

薄い銀色の髪が肩に乗るくらいの長さ。

青い瞳に小さな唇。

豊満かつ引き締まった肉体。

すごし大きめの程よい美乳。

肉付きのいい太ももに長い脚。

ちょとキツそうな雰囲気の氷山系の美人。

俺が観察している間に、女性は木に隠れた俺たちを気付いた。


「あなたたち、何をしている!はやく逃げなさい!私が引き付けている間に、早く!」

女性のその言葉に、俺は状態を改めて見た。


軽い装備を付けて、異様なロングソードを構えている女性は大型狼と互角に戦っている。

と、見えるが、実のところは女性の劣勢だ。

大型狼は素早い動きで、女性に嵐のように攻撃を仕掛けた。

女性はそれをギリギリにかわすしか出来ない、かわす切れない攻撃は剣で防ぐが、その重い攻撃を受ける度に遠くまで飛ばされ、女性はすかさずにまた襲い掛かる。

女性は相手の隙を見て攻撃するつもりだったか。

だが、相手も‘何か’を準備している様だ。

そして、ちょと遠いところに馬の死体がいた。傷口の跡は初日に出会った商人の男の腹と似ている。

奇襲されていたのか。


「あれは、凶雷狼ジャイアントサンダーウルフ!なんでこんな所に!?」ベイカー驚きの余り、誰に向かって言ってるか分からない状態で狼の名前を言った。

どうやら森の異常はあの凶雷狼?だったかもしれない。


「……ってぇ手助けしないと……」と、俺はホールを見た。それは驚いたが状況に飲まれてないベイカーと違い、酷い状態だった。

敵の巨大な強さを見て、ホールは震えた声で言った。正義の心がホールにそうな事を言った、女性に手助けすると。

だが、ホールは動かない、動けなかった。手足がどうしようもないくらいに震えている。

自分が何を言ったすら分からない状態だった。

まあ、無理もない。同じ冒険者でも、ホールはまた20歳の一般人の若者だった、経験深いベイカーや俺と違う。いくらホールはベイカーより強いでも、経験の差は埋まらない、いきなりあの凶雷狼に出会ったら、こんな事になるだろう。


「おい!レイン、ホール、逃げるぞ!」


「……分かった!おい、ホール引き上げるぞ、しっかりしろ、ホール!」

俺はホールを呼び戻るつもりだったが、どうやら聞こえていないみたいだ。


‘パアン’ ベイカーは両手でホールの頬を叩いて、そしてそのまま持ち上げる。

「おい、ホールしっかりしろ、逃げるぞ」


「……でぇでも、このまま放っていたら、街が」


「その前に、てめえが死んだらどうする。」


ホールはようやく死を意識始めた。ホールは涙目になったが、また諦めだくないみたいだ。「で.で.でも「俺はこのパーティーのリーダーだ、そして、これは隊長命令だ!」」


「隊長の指揮に従え、ホール。ここは一旦逃げるぞ。」


俺とベイカー動けないホールを連れて馬車に帰った。


「嬢じゃんも来い、一緒に逃げろ!凶雷狼はもうすぐに帯電状態になる、危険だ!」


「あなたたちが逃げた後、私も逃げるから、早くしなさい!」


「分かった、気を付けろよ。はっ!」と、ベイカー馬車を走らせって、俺たちは現場を抜けた。









雷鳴の声が聞こえる。


突然現れた三人組が安全範囲に逃げる間、抑えられているが、私はずっと凶雷狼と戦っている。

彼らが無事逃げた後。

最初から逃げる事を考えていない私は自分が持った剣の力を解放する為に、飛ばされることを利用して、距離を取っていた。

人がいない以上、私も全力を出せます。戦い始めて10分くらい経った、そろそろ出さないと、こちらが危ないからね。

雷鳴が響く、もうすぐ雨の様だ。

私は姿勢を構えた、両足を前後にし、剣を上に挙げる。私が持った剣は段々と光始めた。

この剣が私が勝利することの根拠であり、自信でもある。最初から使わないのは、出来る限り人の前で使いたくないからだ。

私は凶雷狼を知っている。普段は普通状態だったが。戦闘が始まった時から、体内で電気を溜める。溜め終わると、とても危険な帯電状態になる。‘何度か相手をした’事がある敵だが、その状態に入ると、幾ら私とで、逃げるほうがいい。


それは偶然だった。

私は力を貯めている時、落雷が凶雷狼を直撃した。

また溜め終わっていないはずの凶雷狼は、大きな遠い吠えをした。その青と銀の毛を逆立ちして、強大な電流を身に纏わて、放たれた。その凶雷狼まるで別の生き物になっている様な気がして、帯電状態になった。


雨が降り出した。


まずい。と分かった私は力を溜め込むを止めて、半溜めの状態で剣を敵に振るった。

だが、凶雷狼はそれを予想している様に。私より早く、素早い動きで転身して、その強靭の尻尾で隣の木を私に飛ばした。

私が放った眩し光の波動が激流みたい木と凶雷狼がいた場所を攻撃した。直線の光の激流は容易く、それらを破壊したが。しかし、その場に凶雷狼はいなかった、左へかわした。

私はすかさずに二度目の光の斬撃を水平方向に放った。

速い!凶雷狼は先では比べにならないくらいのスピードで私の場所へ飛び上がて、私の攻撃をかわした。

凶雷狼が着陸して、電流を帯びる爪で私に攻撃した。踏まえられないため、ギリギリかわした私は、よけられない爪を剣で防ぐしかなかった。

受けて、そのまま遠くまで飛ばされた私は木にぶつかて止めた。すごし電流を喰らって、動きが鈍くなった。

そして、嵐の様な攻撃は終わらない、凶雷狼は私に接近して、電撃を放つつもりだ。

身体が鈍くなった私は、凶雷狼の接近を許した、そして。

凶雷狼は私の前に止まって、すかさずに、また大きな遠い吠えをした。大量の電気が爆発みたいに凶雷狼を中心に放たれた。

雷が私を直撃した。


体を酷使して、すごし離れて、剣の力で防たが、それでも、電気の余波が私を痺れさせた。

地に倒れた私を、凶雷狼はゆうくりと接近した。

背中の毛を完全に逆立ちした凶雷狼は更に強くなった気がする。

地に倒れ、動けない私は死を直感した。

凶雷狼は私の前にきって、私を食べる……









俺たちは馬車を乗って、一直線に凶雷狼から逃げた。

雨が大きくなって俺たちの服を濡らした。

みんな気が沈んている。

ホールはまだ何かなんだか分からない状態だが、頭を下げて、大人しく座っていた……

ベイカーは何も言わずに、ただ馬車を操っている……

俺も何も言わずに、眼帯を付けいない目を閉じている。


二回目の雷鳴の声が聞こえた。遠くまで離れても、俺は意識を集中して、あの場を感じている。どうやら女性は負けたらしい。

目を開けて、俺は高速移動中の馬車の中で、立ち上がり、自分の剣を抜く。

ジャベリンを投げる様に、肩まで持ち上げる。

意識を集中して、魔力を込める。

ベイカーとホールは黙って俺の行動を見ている。

ゆうくりと俺が狙い定めると。剣を投げた、大きな風を切る音を立て、明確に感じる風圧を出した。

剣は速く、真っ直ぐに飛んで、間もなく視界から消えた。









凶雷狼は私を食べそうと、頭を下げる時。

目に留まらないスピードで何かが飛び込んて。凶雷狼の右眼に差し込んだ。

だが、凶雷狼は骨が硬いみたい、貫いていないが。その何かが突然爆発した。

大きな煙の中、かなり痛い凶雷狼は爪でそれを抜く。煙が去った後、私が倒れた所を見たが、そこに私の姿はいなかった。

煙の中で、また痺れている私は一生懸命に手だけを動かして、剣を飛び台みたいに使ってちょと遠くにいる草に倒れ、そのまま何とかして、草の中に入って隠れた。

怒っていた凶雷狼は私を探すため、匂いをかがす。

何かを見つかった様で、向かっていた。

だが、見つかったのは、最初に破ったので捨てたフードだけ、私の姿はいない。

そのまま何度か匂いをかいていたが、私を見つけなかったので。諦めたみたいに、巣へ戻った。


雨は大きく降っている。草の中に入る途中で、泥まみれになった私は、運良く、雨と泥で匂いを隠した。

まだ身体が痺れて動けない私が地に倒れて段々命拾いをしたと分かった、自分が油断した事も。

私は飛び込んてきた物に目を向けた。

それはどこにもいる、刃がちょと壊れた、ボロボロの剣だった。

それを見て、私が先程の冒険者たちを思い出す。

凶雷狼と交戦しているから気づいていなかったが。

三人の中に、私が昼に気付いた異様な男がいた。

この剣は多分彼の物だった。

「助けられた…か。」

雨はまた続く。

馬が殺されたので。

その後、私は痺れが消えて、そのボロボロの剣を持って、街の方向へ一人で考え事をしながら歩いた。









沈黙の中、最初に口を開いたのはベイカーだった。

「なぁ、レイン。もしかして、俺は余計な事をしたのか。」ベイカーは不安そうで、俺に聞いていた。

大きな雨の中、俺たちは森の中で、馬車に乗って走っていた。


「何がだ?」


「……もし、俺が逃げるとか言わないなら。お前さん、もしかしてあの凶雷狼を倒せるのか?」


俺は平然な口調で言った。

「またか。

……ベイカー、お前の判断は間違っていない。

例え、勝てるとしても。

俺は一旦引き上げるとするさ、こういう事を急がすつもりはない。

先ず帰って、状況報告して、じっくり準備した後、挑むつもりだ。

それに、最初から言っただろう、お前の指揮に従うって。」


「そうか、……ありがとう」


「何がだ?」


「いいや、お前さん、こんなに俺の事を信用しているなんてね。

あれはからかって言ったと思ってた。」


「おいおい、しっかりしろよ。

‘支部長’なんだろう、自信持てよ。」


「はぁはぁ……、知っていたのか?俺が支部長になるって。」ベイカーは空笑いをした。


「俺を誰だと思っている。

そして、ベイカー、自信を持て。

今日俺が言った事は全部本気だ。」


「……」


「それと、帰ったら忙しくなる。

本部の連絡や街の動員など、お前のやるべき事は沢山ある。

ギルドで呑気に酒なんて飲めないぞ。

お前は‘リーダー’なんだろう。」


「はぁはぁ……、何ヶ月前に支部長になると、上が決めてね。

俺はずっと自分は相応しいかどうか疑っていた。

……そうか……

………………

よっしゃー!やってやるよ!」ベイカーいつものように戻った。


「まあ、頑張れよ。」


「そう言えば、先の嬢じゃん、大丈夫か?凶雷狼が出たなんて、国ほどの事件だぜ。」


「大丈夫だろう、あの女性も只者ではない。」


「そうか、良かったね。

いいや、それよりあの凶雷狼はやばかったな……」


そんな雑談をしながら、俺たちは街へ帰っていた。

ホールは正気に戻ったが、何も喋らなかった。









街に帰って、報告して、色々あって、ギルドに出た時、すっかり夜になった。

俺は教会に戻る事にした。

門に入ると、そこには、朝助けた奴隷の女性一人と子供二人がシスターを手伝っている。

孤児の子供たちは部屋に戻ったみたい。

「レイン様、お帰りなさい。」


「あ、ただいま。そこの三人は帰る場所のない奴隷か?」


「はい、レイン様から貰った大金を持って、教会に来ると、朝、来ました。

そしたら、私の手伝いをしていて、断っても聞いてくれません。」


「まあ、手伝わせてやれよ。

そのために、ここに来ると言ったんだ。

キミ一人では大変だと思うだ、あの量。」


「ええ、大丈夫ですよ、わた「お前たちホントに帰る場所がないだな。」」


「「「はい。」」」


「ならばここで働け、金はそのまま持っているといい。

それでいいな」


「いいんですか?」奴隷たちはちょと驚いた。


「異論はない様だな。

俺は服を乾かすから。

この話はこう決まった。

早いうちに休むといい。」


「ああ、予備の服があります、直ぐに持ってきますね。」シスターは慌てでそう言った。


「いいんだ、魔法で直ぐに乾かす。

キミは疲れている、早く休め。

俺は部屋に戻るから、何かあったら呼んでくれ。」


俺は部屋に戻って、今日の出来事を整理した。

朝から夜まで沢山の事があった一日だった。


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