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父が死んだ  作者: 青紫蘇
4/5

夜空

深夜トイレに行きたくて目が覚めた。

トイレは客間を出て廊下を左に曲がったところにある。そのトイレに行く途中に母の寝室があるのだが。

もう3時だとゆうのにトイレに向かうと母の泣いている声が聞こえた。母が泣いているのを見たのはいつが最後だろうと思いつつ声をかけようかと思ったが何も言える事がないと思ってやめてトイレに行って部屋に戻った。


ただなんとなく落ち着かなくてそわそわして寝付けなくなってしまった。

なんとなく部屋を見渡したら私が昔落書きしたりお茶をこぼした跡を見つけて思い出にふけてみたりした。


縁側に出て窓を開けて座った。我が家は一軒家で昔ながらの家とゆう感じの家だ屋根は瓦だし客間と仏壇がある部屋も和室。ただリフォームはしているのでバリアフリーには対応してたりする。少し田舎なのもあるがまぁ広い家だと思う。

普通の家普通の家族いたって平凡な人生を生きてきたと思う。大きな怪我とか病気も家族は誰もしたことは無かったからかな余計突然すぎて驚いた。ただ状況はなんとなくわかっててしなければいけない事が多かったから尚更冷静になれてたんだ。うん、泣くのを我慢して無理をしていたわけじゃない!


はっと空を見上げてみると、満点の星空が見えた。いつぶりに夜空を見たんだろう…こんなに綺麗だったっけ…都会の空はいつも霞んで見えるのに我が家からの空は…いつのまにか目から大粒の涙が溢れてた。

「あぁ、空は広いな」

いつのまにか気軽に泣けなくなってて

今溢れる涙が私は泣けるんだって教えてくれてる。

長女だから母が弱い人だから私がしっかりしなきゃいや、今の日常生活が私に泣くことすら許してくれなかったんだ。

久々の涙は留まるところを知らず私の頬を伝って流れ落ちていく。流れ星のように。

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