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【詩集】Shangri-La

声をとりこむ

作者: 野鶴善明


 死にたいだなんて

 簡単に言うんじゃないよ

 外へ出て

 働いてみな


 耳をふさいだままじゃ

 心が腐ってしまうのさ

 できることはある

 なにもできないわけじゃない

 今できることを

 とにかく始めてみることだね


 この世は巨大なジグソーパズル

 君はその1ピースにすぎない

 それなのに

 自分だけで世界が完結しているように

 思ってもしかたないじゃないか

 破滅するだけだよ


 自己の意識は

 自分だけで保てはしない

 他者の意識とつながることで

 なんとか自分を保てるんだ

 自分を創ることができるんだ


 他者の声を

 自分の心へ取り込むんだよ

 素敵な声に出会ったら

 素直に真似をすればいい

 嫌な声に出会ったら

 こんなふうにしてはいけないんだなと

 自分を戒めればいい

 あんなふうにならなくてよかったと

 神さまか仏さまに感謝するのもいいさ


 外へ出て

 もしも悲しみに心が折れそうになったら

 死にたいと思った自分を

 思い出してごらん



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