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プロローグ
朝起きて、窓を開ける、そこに広がる不可思議な世界、それは混沌と呼ぶにふさわしい光景だ、もうこの光景には慣れた。
ただ一刻と浸食されているこの世界、私はもう一度始めからやり直そうと、最後の武具[時の契約書]に手をかけた。
そして叫ぶ、『『我命ず、契約書に則り【破滅の日】に返したまえ!!』』
「あれ? おっかしいな、これで良いはずなのに、おーい(ペシッ!ペシッ!※紙を叩く音※) あっ破けちった。…ヤバくないかなこの状況!……あ~契約書に書いてたわ、えーと何々? [呪文を唱えた後、本書に署名をし、p2~236を音読してください、そしたらetc…] 長いわ!!」いろいろ文句も言いながら最後の項目にたどり着いた。「あーー!!やっと最後だーー!!、えっと?[これで最後となります。本書を燃やし尽くして下さい。 ー以上ー]
そして、無事燃やし尽くし、そのとき意識は暗転した。私は意識をゆだね、次の自分にすべてを託した。
誰にも聞こえない言葉をのせて