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君がいる教室

作者: 神和

朝早く登校して教室にいくと、君が窓際の自分の席で本を読んでいた。


教室にはまだ君以外誰もいなくて、つまり君と教室に二人きりだった。


そう気づいた瞬間、息がつまって、寝癖をちゃんとなおしてこなかったのを後悔した。


しかも今日に限って変な服。水色の布地に青の筆文字で「関西人」と書きなぐってある。


なんでだよ。


なぜよりによって今日「関西人」なんだよこちとらバリバリの関東人だよ「関」と「人」は合ってても真逆だからしかも暑いなかチャリこいできたから汗ダラダラだよああそしてタオル忘れてきたなんて日だ


「あれ、伊東さんて関西人やっけ」


声がして顔をあげると、君は指をしおりにして本を閉じてはこっちを見ていた。


なんでこっち見てんだよしかもなんで関西弁なんだよノッてきたのかこのTシャツにそんなのらしくないよ嬉しいけど求めてないよ嬉しいけどあれ夏ってこんな暑かったっけヤバイあたし顔真っ赤だそうだ返事返さないとなに言えばいいのどうしようどうしようどう…


「なっ………なんでやねん」


君はクスリと笑った

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