31 最終話
この話は新規で書いています。
そして月日は流れ…。
8年後のある日、ルードの元にとある少女がやってきた。
「失礼します!」
「待ってたよ。カレンさん。」
少女カレンは、5歳の若さで新興教団【聖従教団】を立ち上げ、僅か3年でイエローの人口の3割を信徒にした神童であった。【通天】なる魔法を使い、次々と奇跡を起こす様からついた異名は【神子】。
「それで…今日は何の用があったんだ?わざわざ国をまたいでまで僕に…。」
「それはですね…。天使様から伝言がありまして。」
「天使から?一体何の話だ…。」
「ルードさん、貴方は【特殊転生】に興味はないか?だそうです!」
「特殊転生…それって、記憶とか経験を引き継いで転生するって事だよな?何故僕に?」
「…ルードさん、貴方は50万年後に生きていたくないですか?」
「どういうことだ。」
「特殊転生を繰り返す…または超長命種族に転生することで、50万年後に貴方が生きている状態にしないか?という天使様からの提案なのです。」
「…すべてお見通しなんだな?じゃあ僕には断る理由はないな。」
「そう言うのも天使様はお見通しでしたよ?フフフ…。」
「…まぁそれはいいとして。一つ思ったんだが、カレンさんも、特殊転生したんじゃないのか?」
「よくお気づきで。」
「そうだよな。んで、僕が今思い浮かべているとある人物が居るんだが…そいつは8年前に僕と戦った敵なんだ。そしてそいつはその時の戦いで死んだ。」
「…はい。」
「カレンさんって、そいつと似たような気配を放っている気がするんだが。」
「…はい。」
「実際の所、どうなんだ?本人なのか?」
「…その節は、申し訳ありませんでした…。」
「やっぱりな。あー、ちょっと残念だったんだよな。あいつを自分の手で倒せなかった事…。」
「それは…私と戦いたいという意味ですか?」
「いや、今はやめておく。第一、そんな事したら聖従教団の信徒たちに怒られるだろ。僕も、カレンさんも。」
「そうですね…。では、またいずれと言う事で。」
その後、ルードは王城の隣に建てられた神殿へ向かった。
その神殿に祀られているものとは…
「あ、ルード君!元気~?」
「僕は元気だが、マリー…お前は元気なのか?ずっとここに居て…ちょっとは外に出た方がいいんじゃないのか?」
「へーきへーき。50万年どころかウン100万年引きこもってた私をなめるんじゃーないっ!それに、ハピも居るし退屈はしないよ。」
「…ハピの調子はどうなんだ?変わらずか?」
「慣れてきたけど、ファイアを撃ちたくてしょうがないってさ。」
「…変わらないな。」
「たまには話しに来てあげてよ。ハピ、かなり喜ぶから。」
「…そうだ。今日は報告があってきたんだ。」
「何?報告って。」
「俺、50万年後もハピの隣に居られるかもしれない。いや、また隣に立ってやる。」
「なるほど、特殊転生するってことね。少なくとも今の身体じゃ200年も持たないもんねぇ。」
「そうだな。だから、楽しみに待ってろよ。」
「…待ってる、ってさ。」
色々回収できていない気がしますが、3年前の自分の世界を崩したくなかったのでここで締めました。
滅茶苦茶な所も多い作品ですが、誰にも見せずフォルダの中で眠っているよりは誰かに見てもらった方がいいと思って投稿しました。
思い出しながら読むの結構楽しかったです。
ここまで見て下さった方は、ありがとうございました。




