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「見ろよ、あの女、Lv1だとよ」
「隣の奴はLvがかなり高いな、女を呼び出しのトリガーにして楽して武将の霊を倒そうってか?」
「…。」
Bランク冒険者・武闘家のジョンは、ハピの本当の力に気づいていた。
【先天性スキル・魔力探知(下級) 効果:対象の位置と、その対象が自分より強いか弱いか判別できる。】
「あいつ…俺よりも強いのか?」
武闘家の血が騒ぎ、思わず声を掛けた。
「そこのお嬢ちゃん、俺と手合わせしてくれないかい?」
ざわざわ…
「あいつ、Lv1の奴と戦うつもりか?赤子の手を捻るような戦いになるぞ…。」
「隣の兄ちゃんは止めないのか?」
ハピは微笑んだ。
「いいけど、これから私は武将の霊を倒しに行くの。HPが8割を切ったら負けでいいかな?」
「よし分かった。でもよ、お嬢ちゃん、あんたのHPは80しかないぜ?16ダメージで勝負がついちまうが…」
【《ハピ》Lv1 HP80/80 TP80/80】
「構わないけど、何か?」
「いいんだな?一撃で決めてやるぜ?」
「じゃあ、今からスタートね。」
「分かった。行くぞ!」
【ジョンはTPを150消費し、雷神正拳を放った!】
【ハピは咄嗟に防御態勢に入った!※ダメージが20%軽減されます】
【ハピに2のダメージ! 78/80】
「…なんだと?」
(俺の必殺の一撃を見切って防御し、しかも防御無しでも3ダメージだと…?)
「私に1以外のダメージを与えるとは、なかなかやるね君は。名前はジョンっていうのね。いつか私達に追いつけるくらい強くなるかもね?」
【ハピはTPを1消費し、ファイアを放った!】
【チャージを途中でスキップしたため、ダメージが75%減少します】
【TPを節約したため、ダメージが50%減少します】
「な、なんだこの魔法は…!?」
直径3メートルはあるであろう火球がジョンに襲い掛かる。
「これがファイアだと…!!!」
【ジョンに38160ダメージ! 1540/39700】
「おいハピ、2割のダメージで終わりって言ったのはお前だろ?なんで9割以上のダメージを与えてるんだ…。」
「これでも結構手加減したんだけどね?さぁ行きましょ?」
ジョンは、薄れる意識の中で、ハピと戦えたことを光栄に思った。
「着いたな、ここが最深部の部屋だ。」
「呼び出しはルードがやるんでしょ?私の受けた依頼だったんだけどな~」
「どうせ一緒に戦うんだからいいだろ?それに、相手のLvが高いほどドロップアイテムもレアなものが出るんだから、どうせ倒すなら高レベルの方がいいだろ?」
そう言いながら、ルードは魔法陣に手を掛けた。
【ダンジョンのボス「武将の霊」が呼び出されます!】
「我を呼び起こす強者よ…覚悟はできておろうな?いざ勝負!!」
【《武将の霊》 Lv122 HP24400/24400 AT3660 DF3660 MG122】
陰で見ていた野次馬冒険者達は、あまりの事態に慌てふためいていた。スキルによってはDランクでもクリア可能なダンジョンに、レベル100超えのボスが出現したのだから。
「あんな高い攻撃力、一撃喰らったら終わりだ!逃げろ!」
「氷雪暴風」
【ルードはTPを0消費し、アイスストームを放った!】
【150hit!】
【武将の霊に合計62327ダメージ! 0/24400】
「ちょっと、一人で倒さないでよ。私の受けた依頼なんだからね?」
「どうせお前でも一撃だから代わりに倒してやっただけさ…ん、なんかおかしいな?」
【隠しイベント発生 条件:武将の霊をLv100以上の状態で討伐】
【武将の霊の闘志が漲り、武神が顕現する!】
【《武神(不完全)》 Lv200 HP120000/120000 AT5000DF5000 MG5000】
「お主等の様な強者は久々だ!こちらも本気を出させてもらう!!」
どうやら、隠しイベントが始まったらしい。だが、
「なんかステータスがいまいちショボいよね~。」
「もう少し魔力があれば良かったんじゃないかな?この値じゃあ、僕でも一撃で倒せそうだよ。でも今回は譲ってあげるよ、ハピ」
「言われなくてもそうしてますー。」
【ハピはTPを4消費し、ファイアを放った!】
【TPを2倍消費したため、威力が跳ね上がります(2倍化)】
【スキル・神聖特攻(下級) により、神格へのダメージが100%上昇します。】
「この程度か人間!!これで我を倒せると思うでない!!」
【武神は仁王立ちを発動した!】
【武神の防御力、魔力が一時的に300%上昇します。】
【武神に12220ダメージ! 107780/120000】
「へぇ、簡単には倒させてくれなさそうね…」
「手伝うか?」
「それは結構。あんたが本気を出したら地形ごとこいつを吹き飛ばしちゃうでしょう?それじゃドロップアイテムを回収しづらいでしょ」
「人間よ、次はこちらから行くぞ!!」
【武神は神の一太刀を放った!】
【クリティカルヒット!】
【ハピに77ダメージ! 1/80】
【スキル・鋼鉄の意志(最上級) により、HP1で生存します(3分で再使用可能)】
「人間よ、これを受け止めるか!だが次で終わりだ!」
「…。」
「…。」
「どうした?怖気づいてしまったか?」
「いや、ハピの策略にまんまと嵌ってるんだよ、あんたは。」
「その通り!わざと大ダメージを受けたのよ!」
【ハピはTPを38消費し、天地逆転を唱えた!】
【相手のHPと自分のHPを入れ替えます。】
「少ないHPで戦うにはどうすればいいか、大賢者様に教えてもらった。そして、私はこの戦術に辿り着いた!!」
【武神に37779ダメージ! 1/120000】
【スキル・止めの一撃(最上級)により、相手のHPが30以下の時、相手に残りHP分のダメージを与えます。】
【武神に1ダメージ! 0/120000】
【武神を倒した!!】
「ぐあぁぁぁぁ!見事だ…我は、力こそ武であると考えていた…だが、時には頭脳を使うことも大切だとお主らから学んだぞ!完全復活した暁には、必ずお主らに戦を申し込もう!ハハハ…」
「え、あいつとまた戦うの…?」
「面倒くさそうだな…。」
書いてた当時の自分に聞かないと分からない事
武神の残りHPは107780だったはずなのに、どうして37779ダメージを受けてHPが1になっているのか。
残り7万はどこいった?
多分、武神のHPを5万から12万に変えて、ダメージを変え忘れたとかそんなとこでしょうね…。
敢えてそのままにしておきました。




