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行列のできるスキル鑑定士  作者: ポムの狼
錦秋

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【番外編】昇級試験2

 何人かの冒険者はすぐに剣を抜き、近くにいた冒険者にいきなり斬り掛かった。ブルームトも一番近くにいた冒険者が剣をふりあげて襲ってきたが、腹に膝蹴りを入れて倒した。蹴られた冒険者は芝生の上に激しく何かを吐き出した。


「悪いな」


 ブルームトは冒険者の後頭部に蹴りを入れ、気絶させた。


 もみくちゃになりながら、何人かの冒険者が古城の入口に殺到している。


「へっへっへ! おっさきーー!」


 小柄な冒険者が一人鉤縄を引っ掛けて、壁を登っていた。それに気がついた数人が後ろから同じ縄を登ろうとしている。


 しかし、その作戦は失敗だったようだ。

 幼鳥のグリフォンが数匹空から飛んできて、縄を登っていた冒険者に襲いかかった。幼鳥と言えど、人間と同じ位の大きさはある。


「ぎゃぁぁぁ!!」


 一番上を登っていた冒険者が幼鳥のグリフォンに突かれ悲鳴をあげている。


 ブルームトは氷魔法を使って襲われていた冒険者の周りに氷の壁を作ってやった。


 これで死ぬことは無いだろう……


 幼鳥グリフォンは氷を嘴で突いたが、氷は割れないようだった。



「他人の心配とは、随分余裕があるんだな!!」


 ブルームトは後ろから斧が勢いよく振り下ろされたが、さっと避けてかわした。

 斧で襲ってきたのは、アンスガーだった。引きつったような笑みを浮かべている。


「サラを助けたかどうかは俺には関係ない! 前みたいにボコボコにしてやるよ!」


 以前も、ボコボコにされる程やられた記憶は無いのだが、今日はしっかり相手をしようと思い、ブルームトは身構えた。


 昇級試験だし、反撃しても問題ないだろう……

 ただ、時間がないから素早くやろう


 ブルームトは少しだけ本気を出すことにした。


 アンスガーが再び斧を構えて斬り掛かってきたが、ブルームトはまたその攻撃を避けた。


「うわ!」


 アンスガーが地面の氷に滑って、顔から地面に躓いた。


「俺の周りを走れると思うな。さっきの氷魔法を見て、これくらいは判断してほしいな」


 ブルームトの足元も凍っていたが、ブルームトは滑らず動けるようだ。


「くそ!! 卑怯だぞ!!」


 アンスガーは立ち上がろうとするが氷がつるつるでなかなか立ち上がれない。

 ブルームトはとどめにアンスガーの手足を凍らせて動きを封じた。


「暴れたら皮膚が裂けるから、おすすめしない。そのまま休憩していたらいい」


 アンスガーはブルームトに向かって文句を言い続けていたが、相手にしている時間が勿体ないのでブルームトは先に進む事にした。



 古城の入口の混雑は解消されていたので、ブルームトは走って古城の中へと足を踏み入れた。

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