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行列のできるスキル鑑定士  作者: ポムの狼
錦秋

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【番外編】昇級試験1

 昇級試験当日、冒険者ギルドの二階の会場に行くともう既に沢山の冒険者が集まっていた。ざっと五十人はいるだろうか。


 しかも中にはブルームトを目の敵にしているアンスガーもいるではないか。アンスガーもブルームトに気がついたのか、鬼のような形相で睨んでくる。ブルームトは相手にしなくてもいいように部屋の隅に陣取った。


 しばらくすると奥の扉からギルドの女性職員が入ってきた。


「これからBランクの昇級試験の内容を説明します。

 受験者の皆さんは、これから案内されるダンジョンを制限時間の一時間以内に踏破してください。ゴール地点にはギルド職員がいますので、そこまで時間内にたどり着ければ合格です」


 マラソンのようなものだろうか……


 随分簡単な試験のようにブルームトは思えた。


「それから、合格者は先着した十名のみとします」


 なるほど、他の冒険者の妨害もあると見て良さそうだ。


「試験で怪我をしたり、それ以上の事があってもギルドは責任を負いません。試験時間終了後には一応救助に行きますが、それまで生きていないと助けようもありません。

 以上が試験内容です。試験内容にご納得のいただけた方のみ、こちらの魔法陣に入ってください」


 集まった冒険者がぞろぞろと魔法陣に入っていく。魔法陣に入ると別の場所に転移させられるようだ。前にいた冒険者からどんどんいなくなった。


 ブルームトも空いてきたタイミングで魔法陣に入った。





 転移させられた場所は芝生の上だった。前には大きな古城がそびえ立っている。左側に三角の屋根がついた塔、右側には左より高い展望台がある塔が立っていた。どうやら、この古城を踏破しなければいけないのだろう。


 建物だと、道が狭そうだから混雑したら厄介だな……


 他の冒険者も同じ事を考えているのか、お互いに睨み合い、牽制し合っていた。


「はい、全員揃うまで待ってねーー」

 ギルド職員の男が到着済みの冒険者たちに声をかけている。全員一斉にスタートするようだ。


 ブルームトは待っている間に【気配察知】を使った。古城の至る所に魔物の気配を感じたのと、古城の左側、三角屋根のある塔に人間の気配がしたので、そこがゴールなのだろう。右側の高い展望台にはひときわ大きな気配を感じた。【嗅ぎ分け】を使い、大きく息を吸い込むと鳥のような匂いがした。


 グリフォンだろうか……壁を登るのは無しだな……


 後方の魔法陣から、先ほど試験の説明をしてくれたギルド職員が現れた。どうやら全員揃ったらしい。



 前方にいる男性職員が両手を振って、全員の注目を集めた。


「はーーい、じゃあ全員揃ったみたいなので、始めますよーー!

 よーーい、スタート!」


 全員が一斉に動き出した。

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