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183 最終決戦 その4

『グゥオォォォぉ……』


「蛇の頭の部分は粗方片付いたな」


「後はグリフォンの翼とライオンの部分とヘイトの頭だね」


 不完全な合成魔獣(キメラ)の内の蛇の頭の部分を全て片付けた。

 蛇の頭が総じて電撃が弱点の為、そこを突いて処分すると再生しなくなるみたいだった。

 ひなた曰く、後はグリフォンの翼とライオンの部分、そしてヘイトの頭だ。


「まずはライオンの部分を攻撃しよう。 あの爪や四足による踏みつぶしは厄介だしね」


「そうですね。 グリフォンの翼は後回しにして、先に厄介なライオンの部分を潰しましょうか」


 アイリスから先にライオンの部分を攻撃しようと提案し、イリアさんも賛成する。

 確かに安川を潰したのはライオンの四つの足の部分だし、その爪も厄介そうだしな。

 先に倒しておくといいだろうな。


「では、同様に奴の気を散らしつつ、ライオンの部分を攻撃しようか。 弱点さえわかれば攻撃の際に再生しないようだしな」


「なら、俺が調べてみます」


 クロウ中佐からプランを提示した後で俺は【鑑定(スペクタクルズ)】でライオン部分の弱点を調べる。

 蛇の頭の部分は電撃だったが、こっちは炎か。


「どうもライオンの部分は炎が弱点みたいですね」


「なら、火の攻撃で畳みかけよう。 奴の攻撃は受けないように気を付けてくれ」


「はい! みんな、行くぞ!」


「「「おー!!」」」


 クロウ中佐の指示の後で、俺からもみんなに声を掛ける。

 火の魔法や技で一気に畳みかけたいのか、みんな気合十分だ。


『アオォォォォン!!』


 先にアルトが口から火のブレスを吐く。

 それがライオンの目に当たる。


「私達も行くよー! 【フレイムブラスト】!!」


 そして、後方からもアイリス、エミリー、クレアが同時に【フレイムブラスト】の魔法を使う。

 それがライオン部分の四足の足を焼いていく。


「イグニスくん!」


 そして胡桃も火の精霊のイグニスを召喚し、追い打ちをかける。

 流石に精霊なだけあって、火の威力も抜群だな。


「紅蓮剣!!」


「ファイアアロー!!」


 すかさず俺と由奈も火の技を放ち、追撃を掛ける。

 勢いあまってグリフォンの翼をも燃やしてしまうが、流石に翼は火が弱点ではないので再生している。


『ググ、ガァァ……』


「翼は再生しちゃったけど、ライオンの部分は再生しないね」


「なら、これも使うか。 【ペインカーズ】」


『グギッ!? ギアァァァァ!!』


 焼けただれたままのライオンの部分に、呪術の【ペインカース】を使う。

 すると、痛覚が使わるのか痛みで合成魔獣(キメラ)がのたうち回る。

 蛇の頭は電撃でやられ、ライオンの部分も焼かれた状態では痛みに耐えられないのだろう。


「一旦離れろ! 翼から風が来る!!」


 そこにクロウ中佐が声を掛けて来た。

 前線の俺達はすぐに後退し、アイリス達は結界を仕掛ける。


『ガアァァァァァァ!!』


「きゃあっ!!」


「ひゃあっ!」


 その直後にグリフォンの翼から突風を巻き起こした。

 アイリス達の結界のおかげで吹き飛ばされずに済んだが……。


「風が強いから、スカートが捲れちゃうね」


「うん。 あの翼を止めないと……」


 ひなたや由奈、そしてエミリーのスカートが捲れ続けている。

 アイリスやクレアもスカートを押さえながら結界を張っている。


 その上で何とかしないとと言っている。

 こっちも申し訳ないので、すぐに翼の弱点を調べる。


「冷気が弱点か。 ならば……、【フリーズ】!!」


 翼の方は、冷気が弱点なので、【フリーズ】の魔法を使った。

 俺は【魔術師】の素質も極めているので、これくらいは出来るだろう。

 この魔法は、ダメージは与えられないが、狙った部分を氷漬けに出来る。

 今回は翼を狙ったので、突風を巻き起こした翼は凍って、風も止まった。


「よし、今のうちにライオンの部分の攻撃を続けるぞ!」


 氷漬けに成功したのを確認したクロウ中佐が、改めてライオン部分の攻撃を指示する。

 ここまで来れば、もうすぐだろう。


 最終決戦もそろそろ大詰めに入っていく……。



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