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わかりにくい詩たち

節約カノン

物理的に不可能な朝の挨拶

距離的に届くのに掴めないあなたの手


神様らしきひとがわたしに問う

明日一緒に釣りに行くのなら

誘いたいのは誰と 誰


誰もいない

2人と言われたら誘いたいひとはいない

1人だけならいるけど

きっとわたしは誘えない



お金はありあまるほどあるから

節約するのが上手になった


気持ちだって節約する

いらないものは買わない


欲しいものしか買わない

わたしが欲しいのはあなただけ



今夜は昼間釣った名前も知らない魚の

刺し身だよ


そう言いながら

ひとりぼっち


あぶない魚を食べながら

明日あなたを釣りに誘おうか

スマホを持っては置き持っては置き

充電と心のエネルギーを節約した



部屋に流れる節約カノン

キューピッドも空から降りて来るのを節約してる



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― 新着の感想 ―
[一言] 節約って 急がず、焦らず ということにもつながるのかしら
[良い点] 淡々としていて心地いい。 [一言] いい詩。それだけです。
2021/10/29 16:40 退会済み
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