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いろいろぶっとんでるね☆

コメディっぽくできてればよいのですが…

聞き間違いかと思ったけど…聞き間違いじゃなかったのね。もう少し考える時間が欲しかったな。なんて現実逃避しながらニコニコしてこちらを見てくる婚約者を見る。黒髪で緑の目をした婚約者は乙女ゲームの攻略対象なだけあって容姿端麗だ。


「さて、エミィ嬢。昨日は挨拶だけしたら解散になってしまったので…改めてお話をと思い突然お伺いしました」

「いえ、わたくしはまだ社交界デビュー前の身。あまり予定がないのでいつでも大丈夫ですのよ」


ホントはレベル上げとか作戦立てたりとかしたいけどね。


「そうなのですね。よろしければエミィとお呼びしても?できれば敬語も使わずに話したいのですが…」

「ええ、構いませんわ。ではわたくしもアスト様と呼ばせて頂きますね」

「エミィも敬語を使わなくてもいいよ?様もなしで」


これは…うん、本人の意思だしいいか。不敬だって言われたら盾にしてやろう。


「それで本題だ。俺は留学という名目でこの国に来ているけれど本当はこの国の合併のための視察に来たんだ」


え。なんて言いました、この人。爆弾落としすぎじゃないですかね?


「えーと、聞き間違いではないですよね?」

「ああ」

「詳しく話して頂いても?」

「もちろん」


アストの言ったことをまとめると、この国は資金難でそろそろ危ないらしい。で、資金援助国の皇太子とこの国の誰かを結婚させようってなって…。で、私に白羽の矢が立ったわけだ。それで解決するはずだったんだけど、今の国王はポンコ…げふげふ。王にはふさわしくない、とこの大陸中の王様が集まる会議で言われて資金援助国であるウェルト皇国がこの国と合併すると…何やってんだ。前の王様は賢王だったらしいのに…。まぁ、合併とは言いましてもトップだけがすげかわる状態なのであんまり変わりはないらしいけれども。


「で、トップがすげかわるだけなんだが婚約者の立場とかいろいろあるのでエミィにはこれからウェルト皇国の王城で暮らしてもらおうと思って」


はぁ!?なんですって!?まだ幼い(精神年齢は30歳以上)子に親と離れて暮らせですと!?


「あ、いやもちろん好きな時に里帰りしてもらっていい。っていうか俺が転移させる」

「…ですが、お父様の許可は…」

「とってある」


なんで許可したーー!いや、わたくしは生まれた時から私としての記憶があったから…子どもらしくない子どもでしたけど!だからって許可していい事と悪い事があるでしょうに!っていうか、こんな設定なかったよね!?

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