結婚式と新しい命
あやと哉太の結婚式ではありません(-_-;)
そこから私たちは沢山話しをしたの。嫌なこと、楽しいこと、面白いこと、楽しみなこと。こんなことを言うと変に思われるかもしれないけど本当に知り合えた気がしたんだ―――――
そして、私達は攻略対象の教育と平行で結婚式の準備を始めた。結婚式は乙女ゲームが始まる少し前にすることになったわ。正直楽しみで楽しみでしょうがないのよ!教育の方は正直めんどくさかったので割愛します。
実はこの前、レヴィ様とローズに私達が神になるって話をしたんだ。それでも今までと同じように接してくれたの。なんて良い人達なんだろうって哉太と話したわ。…もうすぐローズが入場してくる。今日は哉太と一緒にローズとレヴィ様の結婚式に出席しています。結婚式の形式は日本と同じようなもの。乙女ゲーム仕様だから形式は日本と酷似してるところがかなりある。そんなことを考えていたらローズが彼女の父親であるフローライト伯爵と一緒に入場してくる。純白のウェディングドレスに身を包んだローズはとても綺麗。レヴィ様を見てみると、あまりの綺麗さに言葉をなくしてる。さっすが私の親友!厳かな雰囲気の中式は滞りなく進み、披露宴の場になった。私達は今日の主役である二人の所へ向かう。
「レヴィ、ローズ嬢、おめでとう」
「おめでとうございます、二人とも」
そう言うとローズは本当に嬉しそうに抱き着いて
「ありがとう、エミィ!」
と言った。哉太はレヴィ様と話してるので私もローズと話していましょうっと。そう考えてるとローズが興奮して話しかけてくる。
「エミィ達もあと半年で結婚でしょう?」
「そうね。もう楽しみでしょうがないのよ」
「わかるわ~。私もそうだった…うっ」
ローズは口を抑える。………………なんか嫌って言うほどでもないけど…考えていることを確認するためにまずローズを椅子に座らせる。
「何か食べられるものはある?」
「えーと、お肉とかがっつりとしたものは無理なの。でも、果物とかは大丈夫よ」
そう言ってテーブルに置いてあった果物を食べ始める。私はそれを聞いて確信したわ。他の人達に聞かれると困るのでローズの耳元で
「ねぇ、貴女妊娠してるんじゃない?」
と言う。聞いた彼女は心底驚いた顔をしているけど。その症状つわりと似てるわよ?
「レヴィ様とそういう行為していないの?」
「している…ホントに?」
「…正直言って私はお医者様じゃないから断定はできない。でも一回お医者様に見てもらった方がいいとは思うわよ」
そう言って私はローズの手を握る。ローズの手は震えていた。それはそうよね。もしかしたら自分の中に愛しい子がいるのかもしれないから…。
「エミィ、お医者様に見てもらってからレヴィに報告した方がいいのかしら」
「うーん、なんとも言えないわ。もしかしらって話だから…ぬか喜びさせちゃうのもね」
「やっぱりそうよね…お医者様に見てもらってからにするわ」
「それがいいわ。じゃああまり無理をしないでね?」
「ええ。ありがとう、エミィ」
話しが終わって、ちょうどいいタイミングで哉太達の話も終わったみたい。私達はもう一度二人に挨拶をしてから席に戻る。その後はいろいろな人と話をして、解散の流れに。ちらっと二人の方を見たら二人とも本当に幸せそう。羨ましいなー、なんて思っていると哉太が肩を抱きしめてきて、
「俺らも半年後にはああいう風に幸せになれるよ」
と言ってくれたわ。私は満面の笑みで「ええ」とだけ返した。
二人の結婚から数日後、ティア達から出された課題をこなした後に四人でお茶を飲んでいるとローズから手紙が届いた。家に帰ってから読もうと思ったのだけど待ちきれないように思われたのか「開けていいよ」言われたのでと開けて読んでみる。そうすると
エミィへ
貴女の言っていた通り妊娠していたわ!レヴィ様に言ったら大喜びしてくれたの!教えてくれて本当にありがとう!安定期に入ったら公表する予定だからまだ言わないでくれると助かるわ。じゃあ、また一緒にお茶会をしましょうね! リーローズ
驚きはしなかったけど…嬉しいわ!読んでいるとローズの喜びが伝わってきた。覗き込んできた三人が知ってしまったけど言わないって言っていたから信用するとしましょう!ティアとランスはレヴィ様とローズのことを気に入っていたみたいで、二人もすごく喜んでいた。結局当事者抜きの懐妊パーティーみたいになったけど…今度、お祝い持って遊びに行こうっと。
書き溜めがなくなったので明日はおやすみさせて頂きます<m(__)m>
考えてた話とかけ離れて行ってるような気がしますが…明後日更新できるように頑張ります!




