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かっるーい

ご都合主義です


肩にもたれかかって寝てるのは私の中でトップ3になるくらい好きなシチュエーションです(^▽^)/

あの話をした次の日にティア達から完了報告がきたわ。仕事早いわね…見習わないとな~。で、私達の体を人間ではなくする手続き?みたいなのは私達側の準備があるから一週間後にすることになったわ。私達側の準備ってのは、私達はこれからクォーツの方に移住することになったから荷物の搬入とかね。私達だけの家を作ったわ!ありがとう、チート力!日本のちょっと大きめな一軒家ぐらいなんだけどこっちの世界だと小さいんだって。小さい方が掃除とか楽なのにね。実家の私の部屋なんて私の前世のワンルームアパートぐらいだった…金持ちは違うね!




そんなこんなで一週間後。これからティア達の家に行くわ。一応クッキーとマフィンを焼いて持っていくことにしたわ。ティア達の家も同じような感じで、こぢんまりとした可愛い感じの家だったわ。この世界では珍しいからこれからの参考にしようと思ってじっくり観察してたらアストが私の肩をたたいてきた。彼の方を見ると指があるものを指していてその指の先を追うとそこにはインターホンがあった。私は思わず


「インターホンじゃん!懐かしいんだけど!」


って言っちゃった。アストもそう思っているみたいですっごく激しく頷くから大笑いしちゃったわ。この世界にはオーバーテクノロジーだよね~って二人で笑っていると少しうるさかったみたいでランス出てきて家に入れてくれた。私はランスに手土産を渡して通されたリビングでティアが入れてくれた紅茶を飲みながら少し話をする。一杯目の紅茶を飲み終わったころ


《じゃあ、そろそろ二人の体を変えちゃおうか!》

「「はーい」」


うーん、かる-い!まぁ、その方が緊張しないからいいんだけど。


《そしたら、継承魔法っていうのかな、でもそんな魔法をかけていくから二人はそのまま目をつぶっててくれ》

《あったかい魔法だから眠くなったら寝てもいいからね!》


そう言われて私達は目を閉じる。そして、二人が私達に魔法をかけていく。わぁ…本当にあったかい(物理的に)…。確かに眠っていいっていうのはありがたいかも。なんていうかゆりかごに包まれてるみたいな…








《ふふ。二人とも起きてー!》


私達を起こそうとする声が聞こえて目を開く。私が目を覚ましたのを確認されてハーブティーを渡される。あぁ、私はティア達に魔法をかけられて眠っちゃったんだ…。まだ少しぼーっとしてる頭で状況を整理する。隣にいたアストを見る。アストは私の肩に頭ののっけて寝ていた。


《よく眠ったね~。もしかして、昨日よく寝てなかったの?》

「ぶっ」

《あ、図星なんだ。仲がいいようで何よりだな》


ティアの発言に思わず吹き出しちゃった。いや、寝不足なのは否定しないけど!わざわざ言わなくてもいいじゃない!私は赤くなったのを誤魔化すようにハーブティーを飲む。ティアから送られてくる生暖かい視線に耐えながら少し話をしているとアストも起きたみたいで寝ぼけた声で私に話しかけてきた。


「んぅ…?エミィ、どったの…?」

「ううん、なんでもないわ。ほら、これ飲んで起きて」


そう言って私が飲んでいたハーブティーを彼に渡す。アストはそれを飲んでさっきの私みたいに頭の中で状況を整理してるみたい。ってあれ…?


「アストの髪が銀色になってる…?」

「え?…………ってそういうエミィも髪が銀色になってるぞ?」

《あ、うまくいったんだねー。さっすが私達!》

《自画自賛するなって(笑)。でもその気持ちわかる。初めてやったもんなー》


初めてやったんかい!始める前に言わないでくれてよかった…。


《じゃあ、二人も目覚めたことだし!お茶の続きしよ~》

「賛成!わたくし、紅茶淹れるわ!」

《じゃあお願いするー!》


そうして私達はお茶会を再開した。

次は説明会になると思います!

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