表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンは世界だ!  作者: トト
3/134

3 そそり立つ壁

 早くもサブタイトルを考えるのに挫折しそうです。

 そこは、不思議な場所だった。

 足元は、先ほどまでいたダンジョンと変わらない草原だが、半径1米程度の円状にしか存在しない。空もそうだ。頭上にしか存在していない。まるで井戸の底のようだ。

 その周囲には真黒な岩のようなものが、そそり立っている。


 この岩には見覚えがある。

 ダンジョンの迷路層の壁と、同じ材質に見える。


「これが、ダンジョン?」


 コボルドを肩から降ろすのも忘れて、呆然と呟く。


「はい、ご主人様がダンジョンマスターとなられるダンジョンです」


 そっかー、コアを吸収しちゃったから、俺がダンジョンマスターかぁ。

 あれ?じゃあ、コボルドが死んだ時の様子から考えると、俺の前には、このコボルドがダンジョンマスターだった?


「はい、その通りです!生まれて即、吸収されたんですが、もー大変でした。前のご主人のことをあまり悪く言いたくはないんですが、意思の疎通にも事欠く有様で」


 コアはため息を吐くような思考を漏らす。


「一応、何か今までの自分とは違う何かになったという認識はあったようで、群れを外れて意気揚々と歩いていたところで、ご主人様と遭遇しちゃいました」


 あー、それで単独行動していたわけね。なんか、哀れだ。

 いや他人事ではないけれど。


「僅か一日とはいえ、主従というご縁がありましたので、前のダンジョンではなく、このダンジョンに吸収すべきかと思いまして」

「吸収?」

「はい。見た方が早いですね。遺体を下に置いてもらえますか?」


 言われた通り、コボルドの死体を地面に下ろした。

 狭いので、ほぼ中央に置くことになる。日がさしこんでいるものの、井戸の中に死体が横たわっているような状況なので、かなり不気味だ。


「吸収します」


 コアがそう言うと同時に、コボルドが消えた。

 文字通りに次第に透明になっていって、完全に消え失せたのだ。


 同時に、円形のこの場所が広くなった。一気に直径が倍ほどになっている。


「さすが、元ダンジョンマスター。たった1日とはいえ、普通のコボルドよりは力素が増えていたようです」


「あー、色々混乱しているんだが、説明してくれるとありがたいな」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ