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第2話 異世界転移の理由

 今いる部屋がフローラ様の私室ということに驚いたが、今はそんなことより大事な話があるので気持ちを切り換えよう。


「フローラ様、なぜ俺は異世界転移をすることになったのでしょうか?普通に寝ただけで、寝る前に死ぬようなこともなかったと思うのですが……」


「う~んと…実はねそんなに深い理由はないのよ」


「え?深い理由がない?ランダムに選ばれたとかそういうことですか?」

 

 フローラ様のまさかの発言に驚いたが、とりあえず詳しく聞こう。


「私たち神は他の世界の神たちと話すことができるんだけど、その時に地球の神に今わたしの世界では異世界転生や転移が流行っているって聞いたのよ」


 私たち?ということは神様は複数いるのか。それより地球の神様、流行りに敏感なんだな…暇なのだろうか?


「それで、えっと…地球の神様が流行っていると言ったから、実際にこのシルフィーリアでもやってみようとかそんな感じですか?」


「えぇ、そうなの。詳しく聞かないで、その言葉を鵜呑みにしたから、まさかそれが創作物のことだと思わなくてね…地球に異世界転生者や転移者が実際に現れていると思ったの」


 フローラ様めちゃくちゃアホだった!?まぁその行動のおかげで、今このシルフィーリアの世界に転移できたから俺としては良かったけど。


「えっと、それじゃあ俺がこの世界に来たのはランダムに選ばれてラッキーだったということですか?」


「ランダムと言っても、本当に無作為にやったわけじゃないの。転移者の善性とか周りの環境、他にも異世界への憧れとか色々そういうのも加味した上でのランダムなのよ」


「善性?俺はそこまで正義感とか強くないと思うのですが…」


 善性ってアレだよな、清く正しい生き方してる感じの人だよな?


「確かにあなたは善性がとても高いってわけではないけど、他の人には無いある意味特殊な善性を持っているのよ」


 特殊な善性?身に覚えがまるで無い。いったい何のことだろうか。


「その特殊な善性とは何でしょうか?」


「私から言うまでもないわ。あなたはあなたの思うままに生きれば大丈夫。人を見る目はあるのよ私♪」


 かわいくウィンクをしながら言ってるが、誤魔化された感があるぞ!(しかしかわいいな)


「転移に選ばれた他の理由…異世界への憧れは自分でも分かりますが、周りの環境とはいったい?」


「そうね簡単に言えば、転移者がいなくなっても周りの関係者に大きな影響が無いかっていうことよ。例えば異世界に憧れがあっても、大切な家族がいたら離ればなれになることになるでしょ?」


 それは確かにそうだ、そういう意味では俺はそこらへんは大丈夫だった。

 両親は俺が子供の頃からよくケンカをしてた、もちろんその様な関係が長く続くわけもなく、早くに離婚した。

 母方の祖母が見かねて俺を育ててくれたが、俺が高校生の時に流行り病で亡くなってしまった。それからはずっと独り暮らしだった為、確かに家族関係は問題ない。


「他にも、企業のトップだった人がいなくなったら大変でしょ?残された人たちは何も知らされず大混乱になるわ」


 いやそれは確かに大問題だ、もし自分がその企業の社員だったら間違いなくパニックになってる。なるほどいなくなったら困る人は選ばれないのか…選ばれた俺って……いや落ち込むことはない!その結果いま俺はここにいるんだから!


「まぁそういうことで色々な条件を当てはめて、その中で選ばれたのが旅人くん。アナタだったのよ」


「その条件に当てはまった俺は運が良かったんですね、転移者は俺1人だけですか?その条件に当てはまった人は流石に俺だけじゃないと思いますが」


「えぇもちろん他にもいたけど、流石にいきなりたくさん喚んだら大変かなと思ってまずは1人って感じよ」


 やっぱり他にも対象者はいたのか、いや本当にマジでラッキーだった!神様ありがとう!あ…神様は目の前にいるから拝んでおこう。

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