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婚約破棄に退学・勘当・田舎へ追放 何もかも失った泥酔やらかし酒クズ脳筋令嬢はそれでも酒がやめらんない

作者: 巳之坂 尋

※※※※注意※※※※

このお話はエロくもグロくもないけど、汚いです。

一行目から吐き気を催す恐れがあるため、かなり空白を空けてスタートします。

口から出てくるものとかが苦手な方は御遠慮下さい。

いけるという方も覚悟してスクロール下さい。


















 オエエエエエゲロゲロゲロゲロ


 ゲェーエエエエベロベロベロベロ


 ゴホッオエッゲホッオオオオオ、ハァー



「君とはもう、無理だ……」


 ド二日酔いの頭を抱えて流しで盛大に嘔吐した直後に許婚でもあるノアリー・ゲコール様からそう言われて私は再度吐きそうになった。


「む、無理とは一体、どういうことで……?」

 私は困惑し、口を服で拭いながらノアリー様に向き直った。


「婚約を、破棄するという意味だ。」

「え、なんで……?」

「言わないと、わからないのか?」


 ノアリー様は汚いものを見る目つきで私を見た。

 昨日まで私達は愛し合い、幸せ家族計画について語り合っていたのに、わかるはずがない。


「私が、剣術しか能の無い、脳筋令嬢で、卒業試験をすっぽかして留年したからですか?」


「違う。」


「もしかして、他に好きな人が出来たんですか?」


「そういうことじゃない。」


「じゃあ、私の方が背が高いからですか?」


「おい、本当にわからないのか?」

 

 ノアリー様は肩を震わせた。


「君が、そうやって、毎日二日酔いで吐きまくってる姿を見るのが、もう耐えられないんだ。」

「え、そこ?」

 予想外の答えに私は拍子抜けした。

「それは、ノアリー様は飲まないからわからないと思いますが、飲みすぎると皆こうなるんです。仕方ないんですよ。」


「仕方ないことあるかっ!!」


 ノアリー様が声を荒げた。

 長い許婚生活で、こんなにも怒っているノアリー様を見るのは初めてだった。


 ノアリー様は、深く息を吐き、心を落ち着かせてから再び話し始めた。


「ミオ、君の飲み方は異常だよ。たしかに誰だって羽目を外して飲みすぎてしまうことはあると思う。だけど、普通の大人は、君のようにならないよう己を律し、節度を守って飲んでいるんだ。

 毎日二日酔いで昼間はずっと朦朧としているのに夜になったらまた何事も無く浴びる様に酒を飲む、君の様な人間はいないんだよ……」


「いや、でも、ほら、そんなの今に始まった話じゃないし、今更言われても……」


「何度も言っただろ!これ以上酒を飲むならもう別れるって!

 その度に、明日から頑張りますとか、結婚したら減らしますとか、適当なこと言ってはぐらかしてきて!

 そうやってなぁ!酒飲んで酩酊していること以上になぁ!

 こっちがどれだけ君のことを心配して忠告しても全部ないがしろにしてヘラヘラ笑ってるその態度がもう無理なんだよ!

 そんな奴と夫婦になれるわけ無いだろ!」

「そ、そんな……」


 一気にまくしたてられ、私は思わず俯き涙した。

 ノアリー様は再び息を深く吐いた。


「君のことが本当に好きだった。運動が苦手な僕には、男達の中に混ざっても一歩もひかず剣を振るう君の姿はあまりにも眩しく見えた。」


 ノアリー様が言葉を発する度に私の目から涙があふれる。


「しかし君は変わってしまった。酒を覚え堕落していく君にはもう、あの日見た輝きを感じなくなってしまったんだ。」


 こんなことで別れるなんて嫌だ。まだ私達、恋人らしいことだって何もしてないのに。


「さよなら、僕の好きだった、ミオ・ザ・スパークリング……」


「待って下さい。」


 去っていこうとするノアリー様を、私は顔を上げて呼び止めた。


「せめて最期に、キスを、していただけませんか?」


「えっ」


「私とて、これでもうら若き花の乙女です。殿方との愛を確かめ合うことに憧れてもおりました。

 しかし貴方は結婚までは手も触れてはならぬと、私に愛を示しては下さらなかった。」


「そ、それは……」


「お願いです。最期にお別れのキスだけ、私に下さい。そうしたら私も、貴方のことをキッパリ忘れて生きていけます……」


 そう言って私は目をつぶり、手を胸の前で合わせ、唇を突き出した。


 ノアリー様はなかなか来ない。

 しかし意を決したのか、私の肩をガシッと両手で掴んだ。


 顔が近づいてくる気配。

 そして、二人の唇が重なるその瞬間、

 を想像して興奮してしまった私の口からゲロ臭い吐息がモアっと漏れ、それが鼻腔に直撃したノアリー様は盛大な貰いゲロをした。


-----


「婚約破棄ですって!?」


 帰ってすぐに報告をしたら母が卒倒した。

「母上!お気を確かに!」

 兄が慌てて母を支える。


「ああ、こんな日が来てしまうなんて……

 お茶やお花はおろか、掃除洗濯料理もてんで駄目、計算なんてもってのほか、読み書きだってかなり怪しい剣を振るしか能が無いこんなガサツな娘を貰ってくれると言ってくれた金輪際決して現れることのない世界で唯一の殿方だったかも知れないのに……」


 母はさめざめと泣き始めた。

「お前は何を考えているんだ?婚約者に愛想を尽かされるほど酒に溺れて、少しは反省したらどうだ!」


「反省してますよ、これでも……」


「今更反省しても遅いわよ!もう、一生結婚出来ないかも知れないのよ!?」


「別に良いです。母上が言った通り、どうせ私には剣を振るしか能がありません。だから結婚せずに騎士として生きていきます……」


 私が言うと母は黙った。

 するとそこへ、出かけていた父が帰ってきた。


「おかえりなさいませ、父上。」


 兄が声をかけても父は答えず、青い顔をしてソファに倒れ込むように座った。


「どうなさったのですか?あなた」


「ミオは退学だそうだ……」


 父が言うと母はヒッと、悲鳴を上げた。


「退学ってそんな、卒業まで後一ヶ月では無いですか。なんとかならないのですか?」


「儂も校長にかけあった。

 しかし、去年に卒業試験を二日酔いですっぽかした時に留年させてもらっただけでも異例中の異例。今年は酔った勢いで備品を壊すこと数知れず、更には昨日の卒業祈願パーティで暴れて校舎まで倒壊させたのが決め手となったそうだ。

 それでも剣の腕が確かなら卒業だけでもかけあってみたが、座学の成績が全て赤点ではとてもじゃないが卒業は認められ無いとのことだ……」


「卒業出来ないということは、王室親衛隊入りの話は……」


「親衛隊どころか、騎士団入団ももう無理だ。騎士学校卒業なしに、騎士団にははいれない。」


「では結婚どころか、騎士になることも……」

 母が言うと皆黙ってしまった。

 気まずい……


「勘当だ。」


 父がボソッと言った。


「お前の様な者はもうスパークリング家の娘ではない。この家から出ていけ。」


「そんな、貴方、それはあんまりではありませんか?いくら何でもミオが可哀想です。」


「いえ母上、あながちやり過ぎということでもありません。ミオの醜聞は首都中に知れ渡っています。度重なる不祥事に父上も責任を取り騎士団長を辞任に追い込まれ、私も内定していた王室親衛隊入りを『あの泥酔令嬢の兄』とのレッテルを貼られ、白紙となりました。これ以上ミオが失態を侵すようであれば、一家で路頭に迷う、いや、お家取り潰しすらありえない話ではありません。」


「兄上、それはいくらなんでも言いすぎですよ。こうなったからには私も心を入れ替えますし。」


 兄は私のことをジロリと睨んだ。


「今まで何度そう言って誤魔化してきた?もう遅いんだよ。何もかもが。」


「まあそう言わずに、家族じゃないですか。ここは一つ、大目に見てチョンマゲ、なんつって。」


 兄の肩がワナワナと震え始めた。


「おまえ、おまえなあ、おまえの、おまえその、軽いんだよ、もうアレだ、全体的に、全部、駄目だ、お前は。」


 兄は怒りのあまり語彙が減ってきた。


「俺が婚約者になんて言われたか知っているか?『貴方の実家、いつもちょっと胃液臭くて行きたくない』だぞ。」


「ちょっとでしょう?そのくらいすぐに慣れますって。」


「慣れるのがいけないんだよ。俺達皆、お前のせいで胃液の匂いに慣れちまって気にならなくなっちちまってるんだ。

 もう普通じゃないんだよ。不衛生な状態に慣れてるってのは、とんでもなく異常なことなんだよ。」


「昔は一緒に犬の◯ンコつついて遊んでいたってのに、兄ちゃんいつからそんな潔癖になっちゃったのよ。」


 私が言うと兄は眉を釣り上げ、近くにあった剣を振り上げた。


「待て!早まるな!」


 父が慌てて立ち上がり制止する。


「そうよ!落ち着いて!」


「止めないで下さい!父上!母上!もう、もうイヤだ!コイツを殺して俺も死ぬ!」


 兄が激昂し、両親が泣き叫ぶなか、実は私はまだ二日酔いが残っていて、ずっと眠かった。


-----

 次の日に私は田舎に送られることとなった。首都にいるだけで害だからと、宛はなくともとにかく首都から離れて遠くへ行けと言われ、テキトウに馬車に乗ることになった。

 父と兄は来なかったが、母だけは見送りに来てくれた。


「元気でね。もうお酒は飲んじゃだめよ。」


「わかってるよ。こんなことになってまで、もう飲む気しないよ……」


 昨日は流石に家族の目もあって晩酌も出来ず、私はすっかり素面(しらふ)となっていた。

 改めて素面(しらふ)になってみると、なんであんなに酒に拘っていたのか不思議なくらいで、もう酒など飲まない、いや飲んでなるものかと、固く誓ったのだ。

 母に見送られ、揺れる馬車で国境付近の農家まで運ばれる私。首都を離れると建物も少なくなり、のどかな山林の風景が広がっている。


 私は鞄から葡萄酒の小瓶を取り出すと、蓋を開け、口をつけて飲んだ。

 馬車に揺られ、綺麗な田園風景を眺めながら飲む酒は格別だ。

 母とも誓った。

 二度とお酒は飲まないと。

 だから明日からは絶対に頑張る。

 これが私の最後の酒なんだと思うと決意が固まった。


 馬車が農家に到着する。

 ここは国の中でも辺境で、どこの国にも所属しない無法地帯、通称”魔界”と接している場所でもある。

「何もないけど良いとこじゃん。」

 緑豊かで空気もうまい。人も少なくて変な付き合いも無さそうだし、ここなら都会のしがらみから解放されてデトックス出来そう!


 ……いやごめん、強がった。


 改めて故郷を離れると、今更自分が情けなくなってくる……


 騎士学校に入った時は、これでも周りから注目を集める期待の星だった。

 男の子達にも勝る剣術を披露し、女性初の親衛隊入り待った無しと言われ、兄とセットで両親も鼻高々、自慢の娘だった。


 だけど誰に言われたか、「騎士団て男社会だからお酒飲めるようになっておいたほうが良いよ」という言葉を鵜呑みにして飲み始めてから見事にダダハマって、そこから人生急降下。


 授業にまともに出た覚えもないし、卒業試験の前日なのに皆に止められたにも関わらず卒業確実記念会とかやって見事に起きられずに試験すっぽかして留年。

 後輩に混ざって真面目に授業受けるのが恥ずかしくて、それを誤魔化すためにまた飲みまくってってやってたらもう取り返しつかないくらい成績落ちてた。


 それでも父の根回しもあって、とにかく卒業試験さえ受けに来れば無条件に卒業させてやるからって学校から言われたらもうそれだけで嬉しくて羽目外して暴れて校舎ぶっ壊して今に至る。


 急降下どころじゃなかったわ。自分でも気持ちよくなるくらい、真っ逆さまの転落人生。


「全部酒が悪いな。」


 本当に酒って良くない。

 昔は百薬の長とか言われたらしいけど、最新の研究では一つの利もないらしい。今回の件でそれに気付いて、明日からはキッパリ酒と縁が切れたのなら、良かったとも思ってる。


 心機一転やり直そう。

 この田舎町で身も心も清めて、新しい自分に生まれ変わるんだ。


 段々前向きになれてきた。

 道を歩いていたら、私の未来を応援するかのように桜の花が咲き誇ったていた。


 ああ、こんなところで花見とかして一杯ひっかけたら最高だよな。


 果たして本当に人間にとって酒を飲まないという選択肢は正解と言えるのだろうか。


 ふと桜の木の下をみると、地面に座り込んでいる男が一人。年の頃は30歳くらいだろうか、それなりに大人だがまだ若そうにも見えるその男は、瓶に入った酒をコップに注いで飲んでいた。

 

 うわぁ、真っ昼間から堂々と桜の木の下で飲む酒、最高じゃん。


 その姿に見とれてしまう私。

 すると、

「どうした姉ちゃん?真っ昼間から飲んでるなんて、どんな不良親父だとでも思ってんのかい?」


 男の方から話しかけてきた。 


「あ、いえ、美味しそうだなと思って……」


 思わず本音が出る。


「なんだ、飲みたいなら言えよ。ほら、こっち来な。」


 男が手招きしてくる。


「いや、でも……」


「遠慮すんなよ。丁度退屈してたところさ。ほれ、早く。コップもあるから。」


 どうしよう……

 私はもう酒は飲まぬと誓った身。

 だけど、誘われたんだし断るのも悪いよねぇ。

 流石にもう一人では飲まないけど、付き合いってのがあるじゃない。


「見た感じ、どうせやることないんだろ。こういう日くらい昼間っから酒かっくらって、暗くなる前に寝ちまいな。」


「うん、そうします。」

 私は即答した。


 大丈夫、これは飲んだうちに入らない。

 明日から頑張るって決めたんだ。

 明日からはもう何があっても絶対飲まない。

 絶対あんまり飲まない。


 そう心に固く誓って、私は男の隣に座った。


 見上げると、青い空と白い雲、桜の花のコントラストがなんとも美しくて絵になる。


「んじゃ、どうぞ。」


「あ、はい、どうも。」


 コップを持つと、男が瓶から注いでくれた。

 私が普段飲んでる白葡萄酒とは趣の異なる瓶だ。

 注がれた酒の色は白葡萄酒に似ていて、透明だが、水よりは少し黄色がかっている。


 

そしてそれを口につけた瞬間、私は衝撃を受けた。

 葡萄酒程の酸味もなく、ほのかに甘い香りが口の中に広がる。

 決してガツンと攻撃的ではなくスルリと喉の奥に入っていく。なのに飲み終えたあとの余韻はむしろ、口の中にあったときよりも広く広がりを見せ、自分の舌にこんなにも豊かな味覚があったのかと驚かされる。


 繊細でありながら力強いその味。

 衝撃と言ったが、それは違う。

 至福、恍惚、なんとも形容しがたい、飲むだけで天国を彷彿とさせるような無限の広がりを感じた。 


「うっっっっまい……!ナニコレ?」


「これはSAKEだ。」


「SAKE?」


「そう。この国では葡萄酒しか作ってないが、このSAKEは米から作られている。

 小さな米の一粒一粒を丁寧に削り、雑味のない芯だけを残して発酵、醸造することにより作られる極上のSAKE、大吟醸だ。」


「大吟醸……」


 あまりにも壮大な響きに、思わず喉が鳴る。



「このSAKEっての本当に美味しい。どこで手に入るの?」


 私が言うと、男は遠くを指さした。

 その指の先には何もない。

 あるのは悪魔が蔓延りあらゆる国が滅びた無法の地、魔界だ。


「もう手に入らん。これは魔界に行って掘り当てるしかない。」


「え?どういうこと?」


「悪魔によって多くの国が滅びた。

 その時に酒蔵や酒造も一緒に殆ど滅びちまったのさ。名酒の生産で栄えた町も、いまじゃ見る影もねえ。酒造りの道具も、方法も全部悪魔に滅ぼされちまった。

 だがな、造られた酒は運良く無傷で残っていることがある。そしてその中でも奇跡的に保存状態が良くて作られたときと同じクオリティで飲める酒が、魔界にはまだゴロゴロ眠っているんだ。

 古の酒造の酒がな。」


「それって、美味しいの……?」


「美味い不味いじゃねえよ。もう二度と誰も飲めない酒に出会えるかもしれねえんだぜ。どんな味か、味わえると思っただけでもブチアガるじゃねえか。」


 聞いただけで、私の喉はゴクリと鳴った。


「さて、行くか。」


「行くって、どこへ?」


「言っただろ。魔界に酒を取りに行くんだよ。」


 男は事も無げに言うが、そんな簡単なものじゃない。悪魔はうようよしているし、非公式に悪魔に隠れて住み着くゴロツキみたいな人間も多くいるという。酒のためだけにそんな危険を冒すなんて、正気の沙汰じゃない。


「で、姉ちゃんはどうすんだ?行くのか?行かねえのか?」


「え、いや、私はもうお酒からは足を洗うって親とも約束したから……」


「おいおいお利口さんかよ!さっきまでグビグビ飲んでいただろが。

 それに、誰に遠慮してんだよ。お前さんが酒飲んで酔っ払ったところで、誰に迷惑かけるってんだ?」


 確かに言われたとおりではある。理屈は分かる。

 しかし、倫理的な問題でもある。

 ノアリー様にも言われたんだ。大人は己を律していると。ついさっき母ともう酒は飲まないと約束したのに、こんなすぐに魔界に酒探す旅に出るなんて言ったらいよいよ私、自分を律することができない駄目な大人じゃん。


 いやしかし、誰も飲めない古の酒、メッチャ興味ある……


 何より、剣を振るしか能のない私。


 こんな田舎で剣を置いて畑仕事に心血注ぐくらいなら、ちょっと危なくても悪魔やゴロツキ相手に刺激的な毎日送ってる方が絶対楽しいじゃん。


 私が悩んでいると、酔って上機嫌になった男が歌い始めた。


「ここから先は もう魔界♪

 悪魔はびこる 無法の地♪

 命も守るも 奪うも自由♪

 飲むも飲まぬも お前次第♪

 酒ある人生 酒無い人生♪

 一つ選べと 言うのなら♪

 お前だったら どっちを選ぶ?」


 クルリとコチラを振り向き、にやりと笑う男。

 私もまた満面の笑みで答えた。


「飲むに決まってんじゃ〜ん!」


 自分でも人間としてどうかとは思う。

 でも誰に詫びるでも復讐するでもなし。

 

 楽しければオールオッケー

 

絶対に女子ウケしないってわかってたけど書かずにはいられなかった。気が向いたらもう少しマイルドにして酒造巡りスローライフ連載化したいです。

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