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引きこもり王女の恋もよう  作者: hazuki.mikado
episode4そして貴方と
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90話 乙女のナイショ話し

 「だ―――っ! 違う違う! 違いますってば! シンシア様、それは駄目ですってば!」


 「えっ、でも・・・」


 「いいいいいいいんじゃないですかね」


 「・・・・」



 ここはトリステス帝国の首都ハイデンベルクにある皇城の一室。皇族の住居区画にある皇帝陛下の私室の続き部屋、つまり皇妃専用の私室である。


 美しいタペストリー、どっしりとした風格のある調度品、壁には美しい女神を模したフレスコ画が描かれており、そこから続く天窓から柔らかな日差しが、部屋の中にいる女性達に降り注いでいる。



 叫んだのはこの国の皇女で皇族女性を守る女性近衛騎士でもある、ロザリア姫。



 何故皇族女性が皇族女性を守るのか・・・ 

 ――そこのアナタ、悩んだら負けである。



 そして、ロザリアの制止に戸惑うのはハイドランジア王国第2王女、もうすぐこの国の皇妃となるシンシア・ハイドランジアである。


 次にどもる声は妖精のような見目の大聖女ミリアンヌ。


 無言を貫くのはロザリアの上官、鋼鉄の女性近衛騎士隊長でもある、リンダ・テレッセ伯爵令嬢である。



 「何を黙ってるのよ? リンダ隊長だって、もうすぐゲオルグ兄様と婚約するんでしょうが! シンシア様もこう、なんと言うかもっと積極的にならないと。初夜よ? 初夜? もっと色っぽくて扇情的なものを選びなさいよ~! ほらこんなのいいじゃないの~」



 そう言って、大量の美しく肌触りの良い布の山から、淡紫色のスケスケのキャミソールを引っ張り出した。


 なんと胸の前のレース部分は隠しスリットになっている超エロ・・・ ゴニョゴニョ・・・ 戦闘能力は高そうだ・・・



 「ほら、お揃いのショーツだって素敵じゃない」



 そう言いながら同じ色の総レースの三角の布にレースリボンが付いたタンガを取り出した。


 防御力はほぼほぼ0であると推察されるシロモノである。



 「あら、リボンがレースだと引っかかっちゃって解き難いわね。サテンリボンのほうが良いかしら? あーでもジレジレさせるのも一興かな?」


 「「「・・・・・///」」」



 ・・・説明しよう。



 無事転移門を使いハイドランジア王国からトリステス帝国入りを果たしたシンシア王女。


 もちろん皇帝陛下の公式な婚約者なので、与えられた部屋は前回の訪問時とは違って皇城内の離宮ではなく、当然皇居の内宮にある皇妃の部屋に通される事となった。


 その部屋の広いクローゼットへ、ハイドランジアから沢山持ち込んだ嫁入り衣装を整理をしていた侍女が、初夜の衣装をお選びくださいと大きな箱をテーブルに置いて、クローゼットに戻っていってしまったのである・・・


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