第9話 夏の夜に(前編)
〈華の都〉にも夏が訪れた。夏祭りに向けて花火職人の少年、駿河喜平は厳しい棟梁のもと、花火制作にいそしんでいた。
しかし、そんな忙しいなか彼には唯一の心の安らぎがあった。それは……。
夏の日の夜。昼の暑さも収まり、涼しげな風が夜の都を抜ける。
青年は今日も歌舞練場を垣間見ていた。小さな窓の向こうに、華やかに舞う舞妓の姿を。その中に、紺色の髪の舞妓が物憂げな顔をして壁にもたれかかっていた。他の舞妓たちは優雅な舞を見せるが、彼女だけ何か違っていた。
青年はその舞妓のことが気になっていた。
ここは下京の花火小屋。朝早くから法被姿の、薄い水色の髪の青年が走っていく。法被にはたま屋という題字が大きくはっきりと刻印されていた。彼の名は駿河喜平。この夏に東国から都にやってきた花火職人の青年だ。喜平は都で一流の花火職人である良安に弟子入りしていた。喜平自身一流の花火職人になりたいという願望があった。
花火作りの作業小屋では朝から夕方まで休日以外休みなしでの作業が続く。それは厳しいものだった。花火作りはもちろん、炊事や洗濯、掃除などの雑用までも弟子たちはこなさなければならない。時間に少しでも遅れたり、やり方が甘かったりするといつもその作業小屋から大声がする。
今日も怒号が飛ぶ。
喜平もそんな弟子の一人で、彼も嫌というほど親方の説教を受けていた。
まだ弟子になって一か月。雑用中心に新作の花火作りにいそしんでいた。彼はこんな毎日は散々だと思っていた。早く一週間が終わってほしいと思っていた。週末の二日間だけ休みは取れる。
しかし、彼らの仕事はこの七月に最盛期を迎える。大事な時期を迎えているのだ。喜平は「遊びたい」だが、「仕事をせねばならない」という、二つの観念との葛藤に苦しんでいた。
ただ、彼自身としては遊びたかった。仕事はほどほどにしてほしい。
そんな葛藤の中、彼には一つの楽しみがあった。いつも作業場に行く道中に、作業場への道には舞妓さんたちが踊りの練習をする歌舞練場がある。その小窓から美しい着物を着飾り、優雅に舞う舞妓さんが見える。
その中に、彼が気になっている少女がいたのだ。舞妓装束をまとい、長い紺色の髪にかんざしを刺し、華やかに舞うその少女の姿を。
さっき垣間見るといったが、当たり前だが気付かれないようにせねばならない。気づかれたら追い返される。喜平は毎日この舞妓を見ている。舞妓は華やかな小顔に藍色の大きな瞳で、ほんとにかわいらしい。
そんな一瞬の時間が喜平に慰めの時間というものを与えていた。ただ、その舞妓も見るたびに疲れた表情になっていくように見えた。
***
文月半ば、華の都。
都やその周辺には雨期が終わり、本格的な夏の季節が訪れていた。気温が上がり、街行く人々はみんな夏物の着物を着ている。
小川では水遊びをする子供たちもちらほら見える。下京の軒先や上京の屋敷の庭には風鈴が吊り下げられ、涼しげな音色を響かせていた。市場や桜通りの露店にもかき氷を売る者が現れ始めた。
一方、こちらは洛北と呼ばれる洛外の北側。この地域は水田の向こうの山々に多くの寺院や神社が建っていた。その数ある神社の中でも、古びた鳥居の後ろに大きな鎮守の森を抱える神社があった。この神社は戌亥神社。都ではわりと名の知れた神社だった。鳥居を抜けて、鎮守の森に入る。小鳥のさえずりと小川のせせらぎが聴こえてくる。
その森の奥、境内の中にあの掃除屋二人はいた。
「これは今日の報酬分だよ」
「ありがとうございます! やっぱりお宮さんだから他とは違うね」
雇い主は若い神主から報酬を受け取っていた。お晴の手の中にある巾着袋にはいつもより多めの報酬が入っていた。
カズもすぐにその報酬を受け取った。目分量からしてこれまでで一番多い報酬だろう。
これでしばらくは実家への仕送りにお金が回せる。カズとお晴は、今日は戌亥神社で掃除の依頼を受けていた。洛外から依頼を受けるのは初めてだ。
先ほどお晴に報酬を与えた法衣姿の若い男は安倍春樹。彼はこの神社の神主で、この社の一切の管理は彼が行っていた。
しかし、掃除などは境内や石段の掃除を一人でやるのはつらいので掃除屋に頼んだのだ
カズは報酬を風呂敷にしまいこんだ。早速両替商に頼んで、実家に仕送りだ。みんな、喜んでくれるだろうな……。
そんな気持ちに浸っていると、お晴と春樹の話声が聞こえてきた。
「それで、見つかりました? お札」
春樹は首を横に振った。
「もう神社の中にはないと思うよ」
お札? この神社と関係あるものだろうか。
「お晴さん、お札って?」
「ああ、あなたは知らないんだったね。お札って言っても特別な力を持つお札なの。それも、呪いの力」
「の、呪い……」
カズは一瞬凍り付いた。呪い、という言葉の衝撃が大きすぎて。
呪符。それは不思議な力を持ったお札のこと。この国には千年以上前から伝わる由緒あるものだ。大昔この国が呪術によって政治をしていた時に、魔物退治や呪鎮の際に用いられたものだった。自然現象を神格化したもので〈雷の呪符〉〈炎の呪符〉〈風の呪符〉の三つがあった。戌亥神社は国内で唯一呪符を保管している神社で、頑丈に施錠された箱の中に保管してあるという。
春樹によれば、十日ほど前まではあったというがその夜に忽然と呪符は消えた。施錠してあったのに、煙が消えるように箱の中から忽然と無くなっていたのだ。
「開けられた痕跡はないし、俺以外に開けられないはずなんだけど……」
「奉行所や自身番に探すのをお願いしたらどうですか?」
しかし、春樹は首を横に振った。
「それはできない。この神社は呪符を管理している唯一の場所なんだ。もしここで呪符がなくなったことが外に漏れたら、一大事だよ」
今はどうしようもない問題だという。春樹は頭を抱えていた。
「また何かわかったらお願いしますね。私たち、協力しますから」
「ああ、頼むよ。まあ、悪用されることはないと思うけど……」
春樹は夏の青々とした鎮守の森の木々を眺めた。
「はー……。夏祭りどころじゃないな。今年はほかの神社に主宰を交替してもらうかな……」
「春樹さん、ここの夏祭りってどんなことするんですか?」
カズは都の夏祭りは初めての体験だ。
華の都、下京の夏祭りはいつも八月のお盆に催される。町中を神輿が練り歩いたり、太鼓や笛の音に合わせて盆踊りをしたりする。桜通りには普段では見られない屋台が立ち並ぶ。他にも舞妓さんの舞の披露、そしてトリの花火大会など催しは様々だ。この祭り目当てに全国から大勢の観光客が押し寄せるとても盛大なお祭りなのだ。
この祭りの主催は、洛外の寺院や神社などが順番でやることになっていた。今年は戌亥神社がこの当番だった。
「今年は花火も舞妓さんの踊りも新入りがやるらしい。とはいえ、俺は気が乗らないけどさ……」
***
それから数日後の文月下旬。二人は歌舞練場の大きな看板を見上げている。今日は歌舞練場から依頼があった。この時期、舞妓たちは稽古で忙しくなるため、仕事が入ることがあるという。
お晴は門の前にある鈴を鳴らし、門がゆっくりと開いた。師範の男性が門を開けてくれた。
「掃除屋の方ですね。どうぞ」
まだ稽古は始まっていなかった。二人は庭の掃除と、お座敷、廊下の掃除を任された。掃除のやり方は師範から説明を受けた。
いつものように仕事をこなしていく。
一方、歌舞練場は宴会にも使われているようで、台や座布団が整然と並べられていた。そして、歌舞練場の大きな柱に張り紙がしてあった。
「うわあ……。すっごい規則……」
カズは思わず後ずさりした。その張り紙、舞妓さんたちの規則が細かい字でびっしりと書かれてあったのだ。時間を守るべし、とか笑顔を見せるべし、など当たり前なものもあるが、中には舞の技術に触れたものまで書かれてある。
師範によると、これ一つ一つみっちり教えられ、ひとつたりとも破ってはいけないらしい。
「本当ね……。私こんなの無理」
掃除屋の二人も熱心に仕事はするが、ここの規則はそれとは比較にならない。
歌舞練場での掃除は終わるまでに半日かかった。終了後、お座敷で二人は師範から報酬を受け取ると、二人は元気よくお礼を述べた。
「そうだ、お二人さん。舞を見ていきませんか。間もなく始まりますが」
「え、でも……、お稽古の邪魔になりませんか?」
お晴はためらっていた。カズは理由が分かっていた。夏祭りは近いし、今の時期は追い込みの時期だろう。
しかし。
「大丈夫ですよ。ご覧になるだけなら。またとない機会ですし、それに……」
その時、師範はカズの耳元に寄ってきた。
「色のある舞を見ることができますよ。うちの舞妓は美人揃いで……。お兄さん、一目見に行きませんか?」
「それ、ほんとですか……?」
「ええ……」
カズの心が浮つき始めた。もう地に足はついていない。誘惑がカズを襲う。美女揃いなら、考えてもいいかも。
ところがすぐに隣を誰かが何かでつつかれた。はっとして振り向くとお晴が怪訝な表情をこちらに向けている。
「ちょっと、あなた今嫌らしいこと考えてるよね?」
「え、あの……」
「にやついてるの、気になるんだけど……」
カズは何を言っていいかわからなくなってしまった。あたふたしている。
「あ、あ……」
「やっぱり! 顔赤くなってるし!」
そしてお晴は師範に頭を下げた。同時にカズの頭も強引に下げられた。
「すみません!! お言葉はありがたいのでが……」
その時、奥の襖が開いた。
「お、来たようですな。お嬢さんもご覧になってください」
「え、そんな……」
お晴は断ろうとするが、もう遅かった。カズはお晴の手から離れる。
目の前に色鮮やかな着物を身にまとい、化粧をしてきれいな顔立ちの舞妓が現れた。彼女たちは華やかな踏み足で舞台に立っている。同じく入ってきた舞の師匠(女)が指導を始める。舞妓たちは華麗で優雅に舞っている。いい匂いの御香も、色っぽい化粧やおしろいも、優雅な扇子の振りも、きらびやかな衣装も、何もかもがきれいだった。
カズとお晴は思わずその舞に見入ってしまった。ただ、その中で一番左にいる赤い着物の舞妓が他の彼女たちよりも少し遅れて舞っていた。
その舞いが非常に目立っていた。
師匠が手を叩いた。
「はい、そこまで! 千鶴、あんたはいつになったらちゃんと舞えるようになんの!」
「す、すんません!」
「もう二十日もないんや。しっかりせえ!」
その場に気まずい雰囲気が流れていた。赤い着物の舞妓は落ち込んでいるようだ。しかし、他の舞妓は嫌そうな顔をしている。
カズとお晴は師範に従ってお座敷を出た。
「お見苦しいところを見せてしまい、申し訳ありませんね」
思わずお晴は焦った。
「別にそんなこと……。むしろとても華やかでした! カズもそう思うよね?」
「とっても素晴らしかったです!」
カズは首を強く振った。言うまでもなくカズも焦っていた。二人とも見とれていたのだ。舞妓さんたちが美人だったのもあるが、その華麗な舞に釘付けだったから。
しかし、師範の顔は険しかった。
「気持ちはありがたいのですが」
やはり夏祭りが近付き、都やその近辺の旅籠屋の宴会場で舞を披露することが多くなる。その追い込みのためにも失敗は許されないのだ。
しかも、舞は全員の息が合っていないと華やかなものにはならない。あそこで叱られていた千鶴という舞妓は、今年から加わった新入りだった。
これまで懇切丁寧に稽古をつけてもらっていたのだが、全く上達していなかった。しかも、舞妓は踊り以外にも茶道や接客作法なども身につけなければならない。
千鶴はそういった作法も全然ダメだった。お茶をこぼしたり、足袋をつまずけてお菓子を砕いてしまったりして、お客さんを怒らせてしまったり。一度だけならいいのだが、彼女は入ってからずっとこの調子だというのだ。厳しいようだが、このままだと他の舞妓に迷惑がかかる。そのため、師範たちは彼女を夏祭りに出さずに破門させようか考えているのだという。
「いくらなんでも、厳しすぎるんじゃ……」
「坊や。君たちにはわからんと思うが、花魁の世界というのはとても厳しい世界なんだ」
カズは何も言わなかった。一般人以上に、舞妓の世界というのは厳しいものなのだ。ただ、それだけ分かった。
***
そして、葉月初旬。季節は盛夏。カズとお晴は仕事を終えて、おばちゃんのお茶屋で一息ついていた。軒先の風鈴が涼しく鳴り響く。
お茶屋では夏限定ということである料理が追加されていた。
「おばちゃん、ひさめさんは?」
おばちゃんが湯飲みと、カズたちが頼んだ料理を持って来た。カズはかき氷を受け取った。
「ちょっと用があるって出てったよ。あの子、最近外出が多いんだよ。ま、夏祭りの手伝いだと思うけど。うちのお茶屋も露天出すからね」
「うわー頭いてぇーっ!」
カズはあまりの冷たさに声を上げた。頭に手をやる。手には茶碗に入れられたかき氷が山盛りだ。
冷たさで頭が痛くなってしまった。だけどなんだろう、氷と砂糖が口の中で溶けていく。外はとても暑いけど、体の芯からじんわりと涼しくなっていく。そして、砂糖の甘さがおいしさを引き立てていく。
「うまいよ! おばあちゃん、作るの上手だね!」
「そうかい? ありがとうよ。かき氷を作るぐらいならあの子も作れるんじゃないかい?」
「作るのって簡単なんですか?」
「氷を削るだけだから簡単だよ。だけど、冬に作った氷を保存しておかないとだめだし、氷は高いから数もそこまで作れないんだ」
「ならあんまり任せるわけにはいきませんよね」
「そういうこった」
お晴も別に頼んでいたかき氷を食べる。彼女も頭に冷たさが染みたようで――
「あーっ、おいしいー! でも、料理の腕はあがったんでしょ? ひさめさん」
「本を真剣に読んでたからね。ちょっとくらいはよくなってると思うよ」
「おばあちゃん、今度作るときはお茶屋が燃えないようにね」
「わかってるよ、お晴ちゃん!」
三人は笑い合った。食べ終わったので掃除屋はお代を払ってお茶屋を出ようとしていた。
「あの……」
どこかで聞き覚えのある、女の子の声。振り向くと、長い紺色髪の女の子が立っている。
「あら、ちーちゃん、久しぶりねえ」
「お久しぶりやね。お茶屋のおばあちゃん」
「今日はお稽古休みなのかい?」
「うん……」
その女の子は独特の訛りと言葉でしゃべっており、彼女の紺色の髪と藍色の瞳はどこかで見た覚えがある。
「お晴さん、あの子この前掃除に行ったときにいなかったっけ?」
「どこに?」
「確か、先月歌舞練場で……」
何があったんだい? と、おばちゃんはその紺色の髪の少女に話しかけた。少女はおばちゃんと楽しそうにいろいろ喋っている。
二人は信じられなかった。
目の前にいる女の子が、この前見たあの舞妓さんだったなんて……。
あの時と違い、舞妓さんの着物を着ず、化粧も、かんざしもしていない。
驚いた表情のカズとお晴を見ておばちゃんは不思議そうな顔をしている。
隣にいる女の子も。
「あんたたち、どうしたんだい?」
「あ、おばちゃん。こんなことがあったの」
お晴はカズたちがこの少女と先月仕事に行ったときに出会ったことを告げた。それを聞くと、おばあちゃんはその女の子を紹介してくれた。
娘の名は大隅千鶴。
彼女は堺生まれの堺育ちで、掃除屋の二人が旅行に行っている最中に都に出稼ぎに来たらしい。
たまにお茶屋に来ることがあり、おばあちゃんやひさめとは親しくなっていた。おばちゃんは、そうかそうかと頷いていたが、千鶴は驚いているようだ。
「え、じゃあ、あんたらあん時の掃除屋なん!?」
「うん。あの時君のところの師匠さん掃除の依頼を受けたんだ」
カズは簡単に事情を説明した。
同時に掃除屋の二人は自分たちのことを紹介した。話していくうちに千鶴も打ち解けていった。
特にお晴と千鶴が意気投合しているようだ。それぞれ年も近いこともあって、共通の話題に花を咲かせていた。
その様子を見たおばあちゃんが口を開いた。
「ちーちゃん。あのこと、こいつらに話すといいよ。たぶん、お晴ちゃんなら親身になってくれるから」
「う、うん」
千鶴によれば睦月の下旬からたまに青年が朝方だけ、歌舞練場の窓から見えていたという。
その青年は短時間だけだが、彼女を見つめているようだった。
お晴が声を上げる。
「それって、覗き見じゃない。気持ち悪くないの?」
「いや、お晴ちゃん。それが別に嫌とちゃうんよ」
「え?」
千鶴は話を続けた。
彼女によればその青年が誰か知りたいのだという。あの、水色の髪、そして法被姿……。
それを話している時、千鶴は少し言葉を選んでいたようだった。
水色に法被姿か……。
「会ったことないよね、そんな人と」
「うん」
ふとお晴は千鶴を見た。彼女はうつむいている。
「あ、でもその人なら探してあげるよ。私たち、こういう類も仕事にしてるから」
「ほんま!?」
千鶴の表情がパッと明るくなった。
「ちょっと、お晴さん、何をいきなり!?」
「いいじゃない。そういうのが人の性だよ」
動揺しているカズをよそ目にお晴は話を続けている。いや、人を助けるのはしなきゃいけないことだけど、そうじゃなくて仕事のことだよ!まあ、なぜか知らないけど、人助けはやってるよ? でも、それで報酬とかもらってないじゃん!あくまで僕ら「掃除屋」なんだよ……。
そうこう心の中で訴えているうちにおなご二人の話が終わったようだ。
「じゃあ、決まりだね。カズもいいよね?」
「え……、でもお晴さん」
「なに? いやだって言うの?」
お晴の目線がカズに突き刺さった。
「そういうことじゃないけど……」
「あ、そうか。カズにはうちのもう一つの“ 仕事 “について話してなかったよね」
「そんなのあったんだ……」
話すなら先に話してよ、と心の中で叫ぶ。
「ま、それはまた今度話すよ。とりあえず、ちーちゃんの人捜し、行くよっ!」
こうして、掃除屋のもう一つの仕事〈報酬なしの人助け〉が始まった。
(後編に続く)
©ヒロ法師・いろは日誌2018




