表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルティメイトの紋章  作者: 柳生 叶
9/15

湖の主

ダンは、サーシャの訓練をしながら、森を進んでいった。

先を急ぎたいダンは、湖をボートで渡ることにした。

サーシャを乗せ、湖に漕ぎ出すと、辺りの空気が張りつめるのを感じた。

湖面に波紋が広がり、ボートが大きく揺れたあと、

轟音と水しぶきとともに、湖の主、アクアビーストが姿を現した。

ダンは、オリオンをかざし、

「鎮まりたまえ!我が名はダン=シュトラール。先を急ぎたい。湖をわたらせたまえ。」

しかし、アクアビーストは主であるがためにヴァイラス帝国の不穏な空気にあたり、正気を失って、魔物に成り下がっていた。

ダンは、対話を諦め、討伐を選んだ。

アクアビーストはボートに突進してきた。サーシャを守るためにボートを沈められるわけにはいかない。

ダンは、湖に飛び込み、オリオンに気をため、アクアビーストに一気に放った。

アクアビーストの動きが止まり、ダンは、迷わずアクアビーストに破壊魔法を唱えながらオリオンを振りおろした。

アクアビーストは消滅し、光る魔石が残された。

ダンが、光る魔石を手にとると、聖獣の力がダンに宿り、聖獣アクエリアスを召喚できるようになった。

サーシャが待つボートまで泳ぎ、湖を渡りきった。

サーシャは金髪だったダンが銀髪にかわっていることに驚いた。

ダンは、

「聖獣の影響だ。」

と短く答えた。


聖獣の宿りし者、その命、聖獣のものなり、、、


古い言い伝えはあえて語らずに。


「さあ、この道を行けば、エアシューターが待っている。もうすぐだ。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ