とある一日
書きました!
ヒョウガさんのキャラ光ちゃんをお借りしております☆
ある昼下がり、買い物に出ていた朝霧兄妹が買い物に出ていた時に見知った二人と初めて会う女性に気づいたのが始まりだった。
「ん、あれは? つぐみとみなもと……誰だ?」
「つぐみ姉ちゃんとみなも姉ちゃんと……あの人は誰かな?」
裕樹と裕香は見知った人物と知らない人物を見て不思議そうにしている。
近くによって会話を聞いてみると甘味処に入ろうか入らまあか悩んでいるようだ。
「……ど、どうしよう?」
「そ、そうだね。 た、食べたいんだけど」
「で、でもカロリーが」
三人はガラスケースに映るスイーツを眺めて悩んでいるようだ。
「そこで何してんだ?」
「入るんなら入った方がいいよ?」
とりあえず、裕樹と裕香は声をかけることにした。
「えっ?」
「はわっ!? 裕樹さんと裕香ちゃん!?」
「ふ、二人の知り合い?」
振り向いて驚きの表情を見せるつぐみとみなも。
もうひとりは困惑しているようだ。
三人は困惑しているように見えるが、実際は恥ずかしそうである。
「あ、うん。 こちらは朝霧裕樹さんでこっちは妹の裕香ちゃん」
「へ~。 あ、あたし高峰光です。 つぐみちゃんとみなもちゃんとは友達です」
つぐみは頷いて裕樹達を紹介し、光は自己紹介をする。
「おう、よろしくな。……で、どうして入り口で躊躇してたんだ?」
「いろいろ事情があるんだよ。裕樹さん」
光にそう言ってからつぐみに問いかけると苦笑を浮かべるつぐみ。
「みなも姉ちゃん、事情って?」
「えぇっと、裕香ちゃんにはまだ早い話かな?」
みなもの袖をひいて尋ねると苦笑を浮かべながら言う。
まるで言葉を濁すようにしているようだ。
「何だ体重か? 三人ともそんなに気にすることないだろうに」
裕樹のデリカシーの内発言が出てピシッと周囲の空気にひびがいった。
みなもとつぐみは硬直して裕樹を見つめた。
「言っていいことと悪いことがあるでしょうがあぁぁぁっ!!」
「ちょ、あぶね!?」
光はそう叫ぶと裕樹の脛を蹴りに行ったが横にかわされた。
「ちっ、かわされた!」
「とりあえず、光ちゃんは落ち着いて! それと、裕樹さん!そんなんだからデリカシーがないって言われるんだよ?」
「そうだよ、気をつけてね?」
腰に手を当ててご立腹のつぐみと困ったように笑うみなも。
「分かった分かった。 でもな、俺にはいや俺から見たら気にしすぎだと思うんだよな。
三人とも、そんなに気にすることじゃねーだろうし。 すっきりなスタイル抜群だし、でるところは出てるし。 それに、もう少しくらいふっくらした方がいいと思うぜ?」
「「「はう///」」」
裕樹が謝りながら三人を見つめて笑みを見せながら言った。
それを聞いて頬が赤くなるみなも達。
「ん?どうしたんだ? 顔がまっかだぞ?」
裕樹はそれを見て不思議そうに見つめる
「うーん。どう答えようかな?」
裕香はそんな兄を見て苦笑を浮かべていた。
「????」
いまだに裕樹は困惑しているようだ。
「まあ、とにかく。 三人は気にする必要ないって! 軽いしな」
「そう、かなぁ」
そう言いながら笑う裕樹につぐみはむ~と悩んでいるようだった。
ご期待にそえているでしょうか?




