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みなもの使い魔

『ぴゅ~♪』

「みぃ~♪」

「ヒミカもみなちゃんも元気だねぇ」


公園の芝生に座り、笑みを浮かべるみなも。

寝転んで遊んでいるみなちゃんと小さな鳳凰のヒミカ。

愛らしい姿で遊んでいるように見えるのも姿が可愛いからだろう。


「最近暑いから元気なさそうに見えたけど、元気いっぱいだね」

「うん、見ているだけで癒されるよね」


つぐみとみなもはぷちと使い魔を見てほころんでいた。


「ないない♪」

『くぉん♪』

『こーん』


つぐぴょんとツクヨミとアマテラスもコロコロと芝生の上を駆け回っている。

それはとても楽しそうに遊んでいるようだ。

ボールで遊んだり、じゃれあったりと楽しそうに遊びだすぷちと使い魔。


「みなもちゃん、なにを書いているの?」

「今はぷちと使い魔のみんなを書いてますよ♪」


つぐみに問われてスケッチブックを見せながら笑うみなも。

そこには楽しそうにぷちと使い魔のじゃれあう姿が書かれていた。


『ぴゅ~♪』

『こーん♪』

『くぉん♪』


ヒミカとツクヨミとアマテラスが転がりながら遊びふけている。


「ないない?」

「みぃ~!」


つぐぴょんとみなちゃんはリュックサックから弁当を取り出してなにやら会話していた。


「あ、鳥だ」

「これ、欲しいのかも」


つぐみがふと、気づくとみなもはカバンからパンの耳を取り出してほおりなげる。

そこに小鳥が降り立ち、パンをついばんでとっていく姿が見えた。


「いつもあげてるの?」

「うーん、いつもじゃないかな」


つぐみの問いにみなもは苦笑いしながらスケッチもしつつ答える。

サラサラとかきあげていくみなもとその様子を黙って眺めるつぐみ。


「ないない♪」

「みぃ♪」


つぐぴょんとみなちゃんもマネするようにパンをばらまいて鳥たちが集まるのを眺める。


『ぴゅい~』

「ヒミカもほしいの?」


それを見ていたヒミカが飛んできてみなもの肩に止まる。

みなもはそれに気づいてパンくずを見せる。


『ぴゅい~♪』

「美味しい?」


みなもの問いに頷くヒミカ。

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