異種族なオリキャラ達
「ふむ、狐やとこないな感じなんやね」
「深紅ちゃんの、大きな耳だから遠くまでよく聞こえそうだね」
深紅とつぐみは己の変化した姿をお互いに見つめて感想を言い合っていた。
ポーズを決めている深紅。
大きな狐の耳が動き、いっぱいある狐の尾もわさわさと動いている。
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深紅の狐姿のイメージです!
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小雪のイメージです。
「あの、私まで来ていいんでしょうか」
小雪がおずおずと深紅とつぐみに声をかける。
まさか、自分まで呼ばれるとは思っていなかったのだろう。
長い銀色の髪をゆらしてオッドアイの瞳は困惑を浮かべている。
「お気に入りのキャラになっとるからえェんとちゃう?」
「そうそう、いてもいいと思うし」
深紅とつぐみは振り向いて笑みを見せて言う。
「お二人がそう言うなら、それでいいんですけど」
「……細かい、こと……気にしても、無意味」
小雪の困り顔に由香里がきっぱりとつげる。
細かいことなのだろうかと小雪はふと思ったが、言わないでおくことにした。
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由香里のイメージです。
「そういえば、小雪ちゃん。 緋色の華ではレイくんによくいじられているよね」
「せやな、よう頭をなでられとるし」
「お、思い出させないでくださいよ///! い、いきなりの姫だきで屋根を飛び越えなんてこともされてどう対応したらいいか迷っているんですから!?」
つぐみと深紅の言葉を聞いて顔を赤らめて言う小雪。
「世界に、よって、振り回されるのも、違う」
「どうやらそうみたいやね? わっちの時と小雪のときとで違うようや」
「スーパー小悪魔だもんね、今のレイくん」
「うぅ、どうしてわたしの時だけそのような対応にっ」
由香里はお茶を注ぎながら言うと深紅は紅茶をそそぎながらつぶやいた。
思い出したように遠くを見つめるつぐみと顔の熱を覚まそうと手で仰いでいる小雪。
「それだけ好かれているということかもね」
「かなえちゃん、ひとごとみたいに言わないでよ」
かなえが笑いながら言うとジト目で見つめる小雪。
現にひとごとで被害がないのでそう言えるのだろう。
「まあ、おんなじ仲間に会えて嬉しかったんやろう」
「それを言われるとなにも言えないです。 私も同じ仲間に会えて嬉しかったですし」
「そのうち慣れるよ……多分」
深紅が小雪の肩を叩いて言うと少し頬を赤らめてつぶやいた。
そんな小雪を励ますように声をかえるつぐみ。
「そ、そうかなぁ」
「……いつかは、きっと」
小雪は不安そうに言うと後押しするように由香里もフォローする。
「そういえば、作者が緋色の華の種族についてかなり悩みはじめとるようや」
「ああ、わたしの種族のことでしょ?」
「そういえば、そうでしたね」
「変更しようかどうしようか迷っていたわね」
深紅がふと思い出したように言うとつぐみも話に乗るように言う。
小雪とかなえは視線を向ける。
「一応考えとしては母が雪女で父が氷狼という設定になってたなぁ」
「もう、それでいい気もするけどね~。 どこが納得いかないだろう」
「さあ、それが本人もわからなくて困ってるみたいだけどね」
「本人もわかってないの!? それはちょっと」
深紅は設定を思い出しながら言うとつぐみは苦笑を浮かべている。
小雪も苦笑を浮かべて言うとかなえは呆れたようにつぶやいた。
「まあ、そのうちまとまるやろ」
「そうだといいけどね」
深紅は紅茶を飲み、つぐみも紅茶を飲む。
「作者はモフモフ好きだから、余計に悩んじゃうんだろうね」
「それでいて鬼や吸血種や雪女設定も好きだもんね」
小雪とかなえも紅茶を飲んでつぶやいた。
「あ、そうや! みっくーと融合した姿がこの姿ちゅー設定も考えとるようやで?」
「それだと尾の数が多いような」
「融合すると増える設定なのかもしれませんね」
「もし本当にそうならそれはそれですごいわね」
深紅がにこにこ笑顔で言うとつぐみは苦笑し、小雪は笑みをみせてつげる。
かなえは深紅の尾に触れながら言う。
「つぐみの場合は緋色の華やと雪女と氷狼でもうひとつは兎やったな」
「うん、また復活させようか迷ってるらしいよ」
「でも、まだイラストが足りないから困ってるんですよね」
「それで書こうにもかけれないでいるんだったね」
深紅は笑顔で言うとつぐみは頷いて答える。
小雪とかなえは困ったような笑みを浮かべている。
「復活するのはいつに、なる、やら」
「まったくやね」
呆れたように由香里と深紅はつぶやいた。




