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赤い狼と富士也

『フージーヤーッ!』

『わーッ!!』

「ぐはっ!!?」


富士也の鳩尾に赤い弾丸とぷち達が突き刺さった。


『わーい、富士也だぁ~♪』

「ないない~♪」

「やで~♪」

「わきゅ~♪」

「くじゅ~♪」


赤い弾丸ことルイセとつぐぴょんとみっくーとしろしろとくじゅー。

富士也にすりすりと甘えているようだ。

ちなみにルイセは顔をぺろぺろと舐めまくっているようだ。

尻尾をぶんぶんと振り回しているあたりよほど嬉しかったとみえる。

動物にもぷちにも好かれる特性でも彼はあるのかもしれない。


「ちょ、やめっ!」


慌てて止めようとするが言うこときかないルイセとぷちず。

なかなか会えなかったぶんの埋め合わせなのかもしれない。

そのあと、つぐみ達がくるまでそのままだったのはいうまでもない。


「ひでぇめにあった」

「どこが! 羨ましいじゃん!」


富士也のつぶやきに瑠奈が不機嫌そうに言う。

可愛いぷちとルイセが大好きなのでそういうふうにいうのだろう。


「いや、いっぺん同じ目にあったらそう思うようになるから」

「なったことないから無理じゃないかな」


富士也の言葉に希は苦笑しながら言う。


「マジか!?」

「うん、多分男性陣限定かも?」


富士也はつぐみの方に視線を向けると困ったように笑みを見せるつぐみ。

あくまで多分だが、飛びつかれることはつぐみたちにもよくあることである。

ルイセの好意はいつも直接的なのだ。


「お兄ちゃんも顔を舐められていたしなぁ」

「ああ、確かその時の顔がべたべたになってたね」


つぐみの呟きにひばりは思い出して言う。


「ぷち達の場合は遊んでくれるひとって認識なんだと思うよ?」

「だよね、よく遊んでいたりするから富士也くん」


希とつぐみは富士也の対処のしかたを思い出して言った。

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