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おひさまでぽかぽか布団!

リクエスト物を執筆しました!

「みゅ~♪」

「つぐぴょん、ご機嫌だね♪」


ベランダで干された布団を見て笑うつぐぴょんを見て微笑みを浮かべるつぐみ。

 垂れうさみみがぴん、と立ちお尻の尾もぴこぴことせわしなく動いている。

これをご機嫌といわずなんというだろうか。


「ないない♪」

「そうだね、おひさまで温まったお布団は気持ち良いもんね♪」


振り向いて笑うつぐぴょんを見て頷くつぐみは優しく頭をなでている。

 なにかと彼女の言いたいことを理解しているのは親ゆえだろうか。


「親じゃないよ!?」

「みゅ?」


突然、大きな声で叫ぶつぐみを不思議そうに見上げるつぐぴょん。

それに気づいてなんでもないといわんばかりに頭を優しく撫でてやる。

気持ちよさそうに目を細めるつぐぴょんはとても可愛い。


「さて、と……。 他の掃除もあるから私は行くけど、つぐぴょんは布団を見てる?」

「ないない!」


つぐみが立ち上がり、問いかけると敬礼するつぐぴょん。

 いったいどこで覚えたのだろうかと思いつつもベランダのある部屋から出ていくつぐみ。

それを手を振りながら見送るつぐぴょんは視線を布団へ向ける。


「くじゅ~♪」

「やで~♪」


と、ここでくじゅーに抱えられたみっくーが笑顔でやってきた。

 いつもながらくじゅーはぷちの居場所をすぐに察知できてしまうようだ。


「ないない、みゅー♪」


嬉しそうな笑顔で手を振るつぐぴょん。

 どちらも嬉しそうなのを見ていると癒されてくるものがある。


「やで?」

「くじゅ?」


みっくーとくじゅーはつぐぴょんのそばに降り立つと不思議そうに首をかしげている。


「やで♪」

「くじゅー♪」


しばらく布団を干している光景を見ていると、いきなりぽんと手を叩く二匹。

 このときみっくーとくじゅーの頭に電球がペカっと輝いたのは言うまでもない。

つぐぴょんは不思議そうに二匹を見つめている。


「やでやで?」

「ないない♪」


みっくーの問いかけにつぐぴょんは笑顔で頷いた。

 どうやら布団をぽかぽかにさせているのと、聞いていたようだ。

つぐぴょんの笑顔の返答を聞いて納得するみっくーとくじゅー。


「ふう、つぐぴょーん。 そっちはど……あれ?」

「やで!」

「くじゅ!」


つぐみが暫くしてベランダのある部屋に戻るとつぐぴょんの他に二匹いることに気づいた。

 みっくーとくじゅーはしゅびっと手を挙げて敬礼している。

苦笑いしつつ、手を振り返すつぐみはつぐぴょん達の傍へと来る。


「遊びに来てたの?」

「やで♪」

「くじゅ~♪」


つぐみの問いかけに頷いて答えるみっくーとくじゅー。

それを聞いてそっかと言いながらいらっしゃいと笑顔で告げるつぐみ。


「みゅ~♪」

「ん? そうだね。 結構立ってるからいれようか」


つぐぴょんがつぐみの私服の袖を引っ張り、声をかけると頷いた彼女は布団を取り込む。

 そのまま持ってくると目をきらきらさせるつぐぴょん達の視線が当たる。


「うぅ……仕方ないなぁ。 はい」


つぐみはその視線に負けずに頑張っていたが布団を寝室までもってくると我慢できずに敷いた。

 すると待ってましたといわんばかりにつぐぴょん・みっくー・くじゅーの3匹が布団に飛びついた。


「にゃで~♪」

「みゅ~♪」

「くじゅ~♪」


おひさまの日光を浴びてぽかぽか布団に埋もれる3匹はとても幸せそうであった。


「ぽかぽかの敷布団にまで顔を埋めるくらい好きなんだね♪」


くすくすと笑いながら3匹の様子を見守るつぐみ。


「やで~zzz」

「くじゅzzz」

「みゅzzz」


うとうと、船こぎながら眠りにつくつぐぴょん達。

 あまりにも暖かったからだろうか、ついには眠ってしまった。


「おやすみ」


ほんのりと笑いながら3匹に布団をかけるつぐみ。

そして静かに部屋から出ていくのだった。

皆様が安らいでいただけたらと思います♪

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