今年最後年末!
秋斗くんとつぐみのお話にしてみましたけど
「みゅ~!」ぷるぷる
「に~」支えちゅう
つぐぴょんは背伸びをして窓を拭いているので椅子を支えているあっきー。
つぐみの大掃除のお手伝いをしているのだろうことは見ればわかる。
「つ、つぐぴょん。 無理しなくていいんだよ?」
「あっきーも無理しないようにね?」
そんな二匹を見てはらはらしているつぐみと秋斗。
こちらの二人はあらかた掃除を終えているので心配になってリビングに戻ったのだろう。
そこで一生懸命に掃除している姿をみて、さらに心配が倍増しているのだが。
「ないない!」
「に~? に!にに!」
つぐぴょんは大丈夫だといわんばかりに鳴いたが、あっきーがやっぱり交代しようと声をかけているようっだ。
どうやらどうしてもやりとげたいようなので手伝いをしていたが、あっきーも心配なのだろう。
「みゅ~」
「に~」
しょんぼりするつぐぴょんを見て頭を撫でるあっきー。
自分でできないのが悔しいことが目に見えてわかる。
「つぐぴょん、あっきー。 テーブル拭いてくれるかな?」
「秋斗くん?」
そんな二匹に近寄り、視線を合わせる秋斗。
つぐみは不思議そうに秋斗を見ていたが、嬉しそうにうさみみがたつのがみえた。
あっきーに支えてもらいながら椅子をおりてテーブルを拭きに向かうつぐぴょん。
「なにを頼んだの?」
「テーブルだよ。 そこならあっきー達だけでも大丈夫でしょ?」
つぐみの問いに秋斗は笑みを見せながら答える。
なるほど、と納得するつぐみは微笑ましく動く二匹を見て和んでいた。
それから暫くして無事大掃除を終えたつぐみ達は、炬燵に座り年越しそばをすすっていた。
「ふふ、こぼさないようにね?」
「みゅ!」
「に!」
秋斗に言われて頷くつぐぴょんとあっきー。
座椅子のようなもので座り、ぷち達用のそばを食べているのだ。
「秋斗くん、今日は手伝ってくれてありがとうね?」
「別にいいよ、暇だったしね」
つぐみがそばを食べる手をやすめて言うと秋斗は笑顔で振り向いて返答した。
「それでも、お礼はいわないと!」
「真面目だね、つぐみさんは。 まあ、そこもらしいと思うけどね」
つぐみの言葉にくすくす笑う秋斗。
実は本来は大掃除は彼女ひとりでやるつもりだったのだ。
兄貴分である龍星に頼みにいこうかと思ったが、姉ようにしたう芹香との逢瀬の邪魔はしたくないと思いすぐに考えてかえているほどに。
「真面目かな? 普通だと思うんだけど」
「うん、真面目だよ。 でも、あんまり肩に力をいれすぎると疲れちゃうからほどほどにしといた方がいいよ」
つぐみの問いに秋斗は頷いて頭を優しく撫で始めた。
龍星や芹香や美桜以外だと、緊張するのだが彼や秀久の場合は不思議とそんなことはないのだ。
それはなぜか、自分なりに考えもしたが答えは全然でなかった。
「みゅ~?」
「に~?」
聞こえてくる音に耳をたたせる二匹。
その仕草はとても可愛いくて和んでしまうのは王道だろう。
「除夜の鐘ってやつだね」
「ふふ、そうだね。 今年はありがとうございました、来年もよろしくね?」
つぐみのつぶやきに秋斗は頷くと笑みを見せてつげた。
目をぱちくりさせつつも彼女は笑うと。
「それはこちらこそだよ、よろしくね♪」
と、言って微笑み合うつぐみと秋斗。
お互いにコンプレックスを抱えるものどうし、だからこそ惹かれあう。
意識なんてしなくてもそれは二人の運命なのかもしれない。
なんか、違うような気がしてならない(汗)
あ、感想お待ちしております!
やはり、深紅と澪次にするべきだったか?




