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雪がつもりすぎた?!

まだまだ続くかも

「こ、これはつもりすぎだよね」

「こうなったら、雪合戦をするしかないようやね」

「どこをどうしたらそんなふうに発展するの?!」


口元をひくつかせるつぐみの隣で深紅が言うとひばりがツッコミをいれた。

元祖ツッコミ女王の鋭さあるツッコミは誰にもマネできないであろう。


「ぷちAさん、頑張りすぎたね~」

「つぐぴょんちゃん達の願いを叶えるために、降らしてることに関してはの驚きはあるけど」

「ぷちAさんっていったいなに者なんだろう」


響はにこにこ笑顔で呟き、みなもは一面銀景色に呆然としており。

希林が思わずそう呟いてしまうくらいの雪だらけ。


「懐かしいな~♪ スウェーデンでもこのくらいの雪はあったし」

「ここまで降らせるぷち。 面白いわね」


レイナはにこにこ笑顔で雪を触っている。

アイルレイムは興味深そうにそうつぶやいた。

よほどの興味をぷちAに抱いたようだ。


「なんでみんなして平静でいられるんだろう」

「それはあれだろ、常識にとらわれてはいけない!ってやつ!」

「いやいや、常識は必須だからね?! てか、綾香は常識に気を付けようよ」


ひばりのぼやきに綾香は笑顔で笑いかけ、鷹久が綾香を見て注意する。


「吉田くんの言うとおりだよ、綾香ちゃんは気にしなさすぎなんだから!」

「まったくだよ、常識なんて言ってる場合じゃないんだからね!」


ひばりとつぐみは腰に手を当てて綾香に注意する。

二人が綾香に説教している中、秋斗は鷹久に近寄り、苦労してるんだねといたわりをかけていた。


「わ、う!!」

「ぶへっ?! ぺっぺっ! てめ、なにしやがる!」


そんな中でしゅうやんが雪を固めて秀久に投げつけた。

それに直撃して顔面雪で真っ白になる。


「ケタケタケタ♪」

「聞いてるのか! 雪玉でもあたるといてーんだからな?!」


大笑いするしゅうやんに秀久は声を荒げている。

まさに一触即発な状態である。


「わう? わうわう」

「よけないやつが悪いだと?! こんにゃろう!」


しゅうやんに言われて秀久は怒りの十字マークを浮かべつつ、雪玉を作り出す。

そんな背後に近づく影があったことには気づいていないようだ。


「ひーくん!」

「み!」


大きな声に秀久としゅうやんは慌てて振り向く。

腰に手を当ててごりっぷくモードのみなもとみなもそっくりのぷちがいた。


「み、みなも……」

「わ、わう……」


秀久としゅうやんはまずいところを見られたという表情でどう返答しようか迷っている。


「こんなところでそんなことしちゃ危ないでしょ!!」

「み! みぃみぃ!」


みなもとみなもそっくりのぷちによるお説教で秀久としゅうやんはしょんぼりと頭を垂れていた。

怒られたことが相当ショックだったのだろう。


「みゅ~?」

「に~?」

「つぐぴょんとあっきーくんは気にしなくていいのよ。 自業自得だからね」


そんな二人を見つめるつぐぴょんとあっきーの雪玉のつくり方を教える蓮華はそう言った。

蓮華のいうことを理解して黙々と雪玉を作り始める。

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