一部のキャラだけ、種族を変えてみる & ジョブはなんだろう?
ちょっとした思いつきネタです。
「ふむ……トゥラーシュはエルフになってもかいらしいんやな~♪」
「それはそれで、すんごい複雑なんだけど?」
にこにこ笑顔で狼の耳と狼の尾を動かしながらクリムが言うとトゥラーシュは複雑そうな表情を見せる。
エルフのとんがり耳がへんなりとさがっている。
「みたところ、クリムの種族は半獣人って、感じか?」
「ジョブは魔獣戦士やろうけどな」
ハイズが会話に入ると、振り向いてクリムが答える。
トゥラーシュはしきりに動く耳と尾を注視していた。
まあ、もふもふしたものが動いているのが気にはなるだろう。
「トゥラーシュ?」
「はえ?」
それに意識がいっていた為に、クリムに声をかけられるとふぬけた声がもれる。
まあ、それも充分破壊力のある可愛さなのは間違いないだろうが。
声をかけられたことに気づいて恥ずかしくてうつむくトゥラーシュもまた可愛い。
「多方クリムの獣耳と尾に注意がいってたというところだな」
「ハイズくん、そういうことは言わないでおくものだと思うんだけど」
けらけらと笑うハイズを半目で睨みつけるトゥラーシュ。
視線をそらすハイズにトゥラーシュの溜息がこのばにもれる。
「わうわう~♪(訳:『私は変わらないんだよ~♪』」
足元にはルイセがおり、尻尾をぶんぶんと振っているのがわかる。
「ん~……前の種族の場合だと魔奏曲師やろうな」
「じゃあ、今は?」
クリムがベンチに座りながら言うとトゥラーシュはそばに来て首をかしげる。
「妖精をパートナーにして一緒に戦う騎士の妖精騎士か。
もしくは星霊術師じゃないか?」
「それって単に作者がさせたいジョブなだけな気もするんだけど」
ハイズは二人にドリンクを渡しながら告げるとトゥラーシュは受け取りながら複雑そうな顔をする。
「となると、ハイズのジョブはデモニスになるんやない? ほら、魔人やし!」
「そういわれてみるとそうかもしれないな」
「手を異形な力に変えたりもできるし、案外ぴったりかもしれないね」
クリムの言葉を聞いて納得するハイズとトゥラーシュもなんとなくぴったりな気がしていた。
ルイセはそれを聞きながらあくびを噛み殺していた。




